こんにちは。
なのるほどのものではありませんが、私です。
早く完結させたい『©ダブリ』の作者です。
『©ダブリ』第20話の「あらすじ」と「あとがき」書きます。
第20話:『無関心という名の救い』
【20話のあらすじ】
前回の実験でリナとメグの夢を見て、30時間昏睡状態に陥ったマツリが目を覚ますと、自室にゾルバがいた。マツリはゾルバに嫌悪感を抱きつつも言葉を交わし、リナへの嫉妬心を見透かされ、リナへの執着がメグへの恋心による嫉妬であることに気づかされる。そしてゾルバの「リナにあわせてあげる」という提案に乗ることになる。
真っ暗な部屋の中でリナと対面したマツリは、自分が見たリナとメグの夢が、彼らの過去の情景であることを確信する。マツリはメグが好きなのか、とリナに問うが、彼女は「メグは愛してくれないから、救われる」と答える。愛してくれないけれど、傍にいてくれた。キスをしてくれた。リナの言葉に、マツリの胸は締め付けられる。「愛情」が引き金になるブラックカルテのリナにとって、メグの無関心は救いであり、心の支えになっていたのだ。
一方、椎名はゾルバを追って大阪の国光施設へと向かう。ゾルバの脳をメグと同化させてしまおうという計画の手術を行うために。大阪に着くとタクシーの運転手からマツリ宛の手紙を受け取った椎名は、施設につくとマツリに会う機会を得て、手紙を渡す。
そこには「あと少し、待ってろ。」というメグの言葉がつづられていた。
【あとがき】
メグ、マツリ、リナ、ゾルバで変な四角関係みたいなことになってきました。
メグとリナが一緒にいたのはもうずっと前のことなのに、恋愛経験赤ちゃんレベルのマツリには彼女の存在は結構ショックなものだったようです。メグ自身もリナのことは思い出したくない恥ずかしい記憶のようです。
ただ、リナは現在進行形でメグにそばにいてほしいと思っているし(メグが変わったことも知らず)、そんなリナを見ていてゾルバは辛いのです。
リナと会った後、動揺したマツリがゾルバに何を言ったかは、描写していませんが、マツリ自身が「馬鹿じゃないの」と思うレベルで、脳直な言葉を言ったと想像してください。マツリは自らを罰しに国光に来た。そのためにメグを突き放した。それなのに、こんなに簡単にそれらを放棄して、メグに甘えたい気持ちを爆発させてしまったのです。
一方で不可解なのはゾルバの行動で、そんな風に我儘に喚き散らすマツリを強く抱きしめます。この夜を境にマツリのゾルバへの警戒心は以前に比べて格段に薄れ、この四人の複雑(?)な関係が、少しだけ、ねじれていきます。
あー書いてて楽しい。
『©ダブリ』のイラストまとめてます♪
https://twitter.com/i/moments/1009827900785229825http://3hikidashi.web.fc2.com/galleria/doppio/001.htmlここまで読んでくださりありがとうございました。
今後とも『©ダブリ』におつきあいくださいますと幸いです。
あと7話で完結です。
なのるほどのものではありません