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『光る君へ』で近況ノート(14) 藤原隆家、大宰府へ

 私が大河ドラマ『光る君へ』が制作されて嬉しい、良かったと思う一番のポイントは、これまで日本の大危機を救った功労者であるにもかかわらず、あまりにも知られていなかった藤原隆家とその 大危機 ‘刀伊の入寇’ が知られるようになったことです。
 このことは太宰府に住んでいる人たちでも知らないという残念な状況だった(私は太宰府でボランティア活動をしているので、時に人に訊いたりしていました笑)ので、大河ドラマの関連番組で ‘刀伊の入寇’ がとりあげられ、中宮定子の弟隆家の活躍がクローズアップされた時には、これまでの胸のつかえが一気に下りました !(^^)!
 藤原行成が、大宰府権帥になれず(史実)悔しがっていましたが、あなたが行っていたらこの国は大変なことになっていたのよ~~と冷や汗が出ます。もし、あなたが刀伊と戦っていたとしても「恩賞を出す必要は無い」なんて言えるの?(-"-)とも。

 ちなみに『大鏡 全現代語訳 保坂弘司』によれば、同じく目を患う三条天皇が気の毒に思い隆家に大宰権帥を許したとあり、『小右記』(倉本一宏編)では、「三条天皇の意向は良いのだが、藤原道長が妨げるのではないか」と隆家が語ったとあります。

2件のコメント

  • 遠藤成美 さま

    恥ずかしながら、実は「刀伊の入寇」について今回初めて詳しく知りました(・・;)
    こんな大変な事態が平安時代に起きていたとは!
    学校でも刀伊の入寇という名前は覚えた記憶があるのですが、詳しく習わなかったような…。

    ドラマでは隆家役の方はちょっと頼りなさそうで、今も身体を悪くしていますが、太宰府では大活躍するんですねー!
    最終回までにそのあたりも描かれるのでしょうか。もし描かれたら、このドラマ最大の合戦シーンとなるかもしれませんね。
  • 中村天音 さま

    「刀伊の入寇」、高校の教科書には一行だけで済まされていましたからね~。
    私はたまたま同じ時期に『枕草子』を読んだので、‘ 藤原隆家がこれを撃退した’ …って、くじらの骨の隆家のこと~~~⁉ って、興奮しました。そんなところから一層『枕草子』にはまり込んだりしたもので ^^

    ドラマの方でも描かれそうですね。そうすると、ききょうももう一度登場があるのかもしれません…??
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