私が大河ドラマ『光る君へ』が制作されて嬉しい、良かったと思う一番のポイントは、これまで日本の大危機を救った功労者であるにもかかわらず、あまりにも知られていなかった藤原隆家とその 大危機 ‘刀伊の入寇’ が知られるようになったことです。
このことは太宰府に住んでいる人たちでも知らないという残念な状況だった(私は太宰府でボランティア活動をしているので、時に人に訊いたりしていました笑)ので、大河ドラマの関連番組で ‘刀伊の入寇’ がとりあげられ、中宮定子の弟隆家の活躍がクローズアップされた時には、これまでの胸のつかえが一気に下りました !(^^)!
藤原行成が、大宰府権帥になれず(史実)悔しがっていましたが、あなたが行っていたらこの国は大変なことになっていたのよ~~と冷や汗が出ます。もし、あなたが刀伊と戦っていたとしても「恩賞を出す必要は無い」なんて言えるの?(-"-)とも。
ちなみに『大鏡 全現代語訳 保坂弘司』によれば、同じく目を患う三条天皇が気の毒に思い隆家に大宰権帥を許したとあり、『小右記』(倉本一宏編)では、「三条天皇の意向は良いのだが、藤原道長が妨げるのではないか」と隆家が語ったとあります。