佐藤遼空

まず、いいんですよね……主人公のアイオンが。転生した秘密を抱えて家族にも言わず、少し周囲から浮いてしまうように孤独に生きている。けど、アイオンは家族を含め、周囲の人たちを愛していて…続きを読む

霊獣使いが霊獣とバディを組む――という世界観で、よりによって主人公がバディを組まされたのはダンゴムシの霊獣！　カッコわる！　弱そう！　役に立つの、そいつ！？ ……はい！　僕も主人…続きを読む

職場離脱した主人公が、ひょんな事から猫を拾い共同生活を始める。そしたまたひょんな事から、本屋の女性店主と知り合う……。その後、二人と一匹以外にも色んな人物が出てくるけど、どれもちゃ…続きを読む

　前作からの続編という事だが、作者の紹介に「前作を知らなくても、面白く読める」とあったので、読んでみた。――面白い！　主人公の暴走っぷりもいいし、ヒロイン？　と思しき少女のクールさ…続きを読む

きっとこの主人公が、カッコよく活躍するに違いない――と、期待した瞬間に裏切られる衝撃！　けど、ここぞという時に出てくる美しい描写力。このふり幅の大きさが、作品の魅力。 そして可愛…続きを読む

いやあ、バカな男子三人のどうしようもない、やりとりがとにかく楽しい！　あ、「バカな」というのは悪口じゃあないんですよ。この年頃の男子ってのは、みんなバカなんですよ。しょうがないんで…続きを読む

殺陣にはうるさい僕が、十分に満足した稀有な作品です！　アクションシーンの素晴らしさに瞠目してほしい！　そして主人公の影のある魅力もいい！　好みです！　

既に何冊も書籍を出している作家さんの書く、『ウケる小説とは、こういうものか！』と思い知らされる面白さ！　文章の読みやすさ、キャラクターの魅力、そして見知った素材でありながら、「え？…続きを読む

なかなかのシビアな戦闘シーン……と、思いきや、脳内ではおかしな事に！　この主人公タラキの頭の中の面白さが、起きてる事態の怒涛さを越えている。タラキよ、お前は何処まで行くのか！！！

入れ替わり、というコメディでよくある仕掛けで、恐ろしいほどの事件が！　 しかし人は、思いがけず事件に巻き込まれるもの。だとするとこれは、僕たちのリアルでもあるのだと、感慨を新たに…続きを読む

『アトマ』という設定により、その構築から発動まで、魔法の構造は非常に詳細に考え抜かれてる。けど、読みづらいという事はなく、文章はとても丁寧で明晰。 その丁寧さは登場人物の描写にい…続きを読む