このところ、投稿が滞っています。年末でバタバタとしていることもあるんですが、構想と着地点がずれて迷っていることもあります。
それで、ふと買ってしまった宝くじを見て思ったのですが、もしこんなもので、今後の経済的な心配事が無くなって、仕事も落ち着いていたり、気持ち的に区切りがついた状態のときに、果たして僕は小説を書いて皆さんに読んでもらっているのだろうか?究極的に死の床についても自己の内側を表現しようとするだろうか?
己の生活がかかっていない精神上の自己表現が本物のように思えるのです。
おこがましいことですが、僕のモチベーションはいろいろな思いが混ざっていて、日々その割合が変化しているようなのです。純粋に楽しんでもらいたくて表現をいじくりまわしている僕もいれば、憧れの作品や作家さんのようになりたくてマネしている僕もいる。本になってたくさん読んでもらうことを口を開けて想像している僕もいる。欲深いですね。でも欲も大事な動力源であることも知っています。
人それぞれなんでしょうけど、皆さんはきっちり決まっていますか?
尊敬する北方謙三先生が俺は己の中のたった一人の読者に向けて書くとおっしゃってました。なるほどと思いましたが、身の程知らずですが、あえて言うなら僕はその一人の顔が見えないどころか、毎回その人が入れ替わっている感じ。
ふらついているのですが、まぁ良かった。書いて悩まなければ、経験できないこともあると思うので。
今年もあと数日で終わりますね。皆さまお健やかにお過ごしください。