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「実は噓でした」的な落ち

先日、カクヨム内のコンテストの優秀作品が発表されていたので読んでみた。

すると何と!

結末になって、主人公が「実は噓でした」と告白するではないか。

そんな落ちでいいのだろうか?

普通はダメだろ!!


と思ったが、よく考えるとサキの有名な短編だって「実は噓だピョン!」といった終わり方である。

やっぱりそれはアリなのだろうか。

短編の落ちならともかく、連続的な話の中で「死んだと思ったら、主要な登場人物が実は生きていた!」っていう、あれはひどい。ずるい。汚い。


ちなみに今日はエイプリルフールだが、ほんの数年前と違って、あまり大々的な広告やツイッターなどでの仕掛けは少ないようだ。

「虚構新聞」は今日に限って本当のことを書いている。いつも嘘だから、今日だけは嘘のような本当のインタビューで、こうなると何が表で何が裏なのか、正確に理解できないとネット内で迷子になりそうである。

2件のコメント

  • なんか、釈然としないですよね。
    夢オチとか嘘でした──は、もうかなり使い古されてる気がします。

    エイプリル・フールが騒がれないのも、コロナ関連が影響してるのかも、ですね。
  • 小説で嘘をつくなら、一行目から露骨に噓ついてほしいですね。そういうのは好きです。夢落ちはあまりにも論外です。
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