2022年のアニメ「平家物語」を3話まで観た。
文字で読むのと同じエピソード、同じ人物が出てくるが文字の方は維盛、重盛、清盛と似た名前が多く、区別を付けにくいので視覚的に「この人はこういう顔」という情報があると頭に入りやすい。
主人公が「びわ」という幼女で、人の運命を幻視する能力があるため、
1.「平家は滅びる」という先々の流れを知っている
2.細かい人物関係や流れはわからない
という、まさに現代の「平家物語」読者そのものなのであった。
また印象に残る人物として徳子が挙げられる。
この人は大筋としては政略結婚の駒という扱い、しかし本作ではびわとの関係やキャラクターデザインやアニメ的な描写がこの人を引き立てており、見る側も思い入れが深くなるのだった。