参加作品数

56

参加受付期間

  • 開催中
  • 6日後終了 2024年12月27日(金) 23:59まで

企画内容

何かと予防線を張りたがる人がいる。

「執筆は自己満足の趣味」

「ひとまず備忘録として」

「自分にとっては単なる自己表現」

「暇つぶしにちょっと書いただけ」

ようするに「執筆は己の内だけで完結するもの」、あるいは「まだ本気は出していない」と、そう周囲にアピールしているわけだ。

だが、そんな見栄はもう必要ない。

本当に自己完結しているなら、独りで勝手に書いて勝手に満足していればいいわけで。投稿サイトに載せている時点で、そうでないことはバレバレである。

腕前がまだ道半ばであることも、作風が場の空気に忖度していないことも、読めばわかる。

それでいいのだ。ついつい言い訳をしたくなるのだろうが、ここでの低評価や不人気など少しも恥じることはない。

マイナーな嗜好に支配された井の中でチヤホヤされたからといって、その先に何の進展があろうか。

アニメ化やコミカライズしたところで話題にも上らず、結局は三流であることを世にさらすだけ。

独自性が低く、いくらでも替えが利くので、わずかなファンや関係者もすぐに類似品に心移りする。

そしてあっという間に忘れ去られ、塵となって消えていく。

そんなつまらない価値観に惑わされ、限りある時間やアイデアを浪費するのは実にもったいない。

ここの業界人の目や御託もさほど気にする必要はないだろう。

偏ったシステムに依存し、そこから湧いてくる三級品ばかり相手にしている者は、いつまで経っても一流を見抜く目を養うことはできない。

そんな様だから、10年近く続けていてもまともなヒット作ひとつ出せないのだ。

でも心配はいらない。井戸の外にはあなたと同様たゆまぬ努力を続け、本物を見抜く目を持つに至った本当のプロが存在する。

ひょっとするとそれは、小説界隈ではなく別のメディア関係者かもしれない。

いつかあなたの腕が一流に届き、そういう人たちの目に留まる日まで、堂々と埋もれていようではないか。

仮にダメだったとしても、運が悪かっただけとサバッと諦めればいい。

信念を曲げずに挑み続けた一流への夢は、たとえ叶わずともあなたの心と腕に何かを残す。

それはきっと、惨めな「三流の烙印」よりも価値あるものだろう。

というわけで、この企画では「サイトの嗜好になびかず信念を貫いた物語」を募集する。

こんなサイトでも、かろうじて交流の場としての利用価値は残っている。少数ながら同じ志を持つ書き手の作品に触れ、その輝きや未熟さを自身の糧としてほしい。

ただし、読み合いではないので無理強いは無し。気が向いたら、少しのぞいてみるくらいで構わない。

エッセイや創作論の参加はご遠慮願う。

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「サイトの嗜好になびかず信念を貫いた物語」を選択してください。

運営より

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