「駅 待ち人」を含む小説

駅の改札口には悲喜こもごも様々な物語が生まれる。 待つ人、待たせる人。 今夜、二人の男女が思い描く未来の結末は、、。

廃屋のような無人駅で目が覚めた。どうしてか隣には先輩がいた。降りしきる雨の音を聞きながら、帰れないままいつものように益体もない雑談をする二人。帰らないのか帰れないのか、帰したくな…

ある冬の天別（てんべつ）駅の待合室に、いつも１人の女がベンチに座って待っている。その女はたず。帰らぬ弟、留吉を待っている。

「人の子は今日、待ち人と出会えんかもしれん」――夏休みを利用し、年上の友人である蓮花のもとを訪ねた暁更紗は、駅で出会った黒尽くめの男にそう告げられる。路地で見かけた不思議な光に誘…

宮城県仙台市から、近隣の待合室を舞台に書いています。主に仙台駅。

渋谷駅のハチ公前。今日も僕は、ここで誰も待たない。 誰もが待ち人と会う場所で、そんな光景を見るのが僕の趣味。