「第16回空色杯 立冬」を含む小説

　祖母の葬儀のために里帰りをした。 　けれどもその地は、弓を引くことを禁忌とする土地だった。 　 　弓引く者は鬼に首を刎ねられるという。 第１６回空色杯応募作品となります…

息白く手袋脱いで触れた指青春だけが切り絵のように 【十首連作】切り絵のような青春 ※第16回空色杯応募作 お題「立冬×ホリゾンブルー」

第16回空色杯応募作品／お題：「立冬」×「ホリゾンブルー」500文字以上の部短編。 孤島に独り流れ着いて死の淵にある主人公が、天の声を聞きながら転生するおはなし。状況だけは絶望的…

長い間、彼と過ごしてきた。 居心地のよいぬるま湯のような関係。 それはいつしか心を凍えさせてしまうだろう。 だから私は冬の訪れとともに彼のもとを去ることを決意した。

立冬 × ホリゾンブルー 空を墜ちていく。 あの瞬間を探して、夜の街を見上げる。 こちらの作品は、天野蒼空様主催のイベント参加作品となります。