「本物の悪」を含む小説

ある日、昨日まで幼馴染が俺と共に嫌っていた相手である先輩と仲睦まじく話している様子を偶然見てしまった俺。 一応、彼女の彼氏である俺はどうするべきか分からないでいると、更にそこに偶…

「悪役令嬢である貴様との婚約を破棄させてもらう！」 目の前には私の婚約者だった者が叫んでいる。私は深いため息を付いて、手に持った扇を上げた。 すると、周囲にいた近衛兵達が婚約…

　幼い頃にいじめを受けた火彩柾気は、人種も外見も関係なく協力する特撮番組やロボットアニメに出てくるような悪の軍団に憧れていた。火彩には彼らこそがヒーローに見えていた。しかし、悪の…

このお話は――、 王太子から婚約破棄→処刑宣告のコンボを受けた悪役令嬢アンジュが、 その瞬間に前世の記憶を取り戻し、 かつて愛した特撮番組の悪の大首領を詐称して皆が驚いた隙に逃…

「エリシャ・グラッティ！今、この時を持って私は貴様との婚約を破棄する！」 いきなり始まる冤罪からの断罪劇。しかし、当の令嬢は不敵に笑ったまま微動だにしない。 余りのことに思考が停…