「暗号 戦記」を含む小説

明治期の工業化が少し早く進展したおかげで、日本の電子技術や精密機械工業は順調に進歩した。世界規模の戦争に巻き込まれた日本は、そんな技術をもとにしてどんな戦いを繰り広げるのか？　わ…

科学力によって様々な兵器が生まれた西側諸国と魔法の発見によって多様な魔術が継承された東側諸国が対立する世界。 アリストア皇国の最北端にあるポロイ駐屯基地都市である。ポロイ駐屯基地…

　一九四二年七月五日、日本海軍はその空母戦力の総力を挙げて中部太平洋ミッドウェー島へと進撃していた。 　真珠湾以来の歴戦の六空母、赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴が目指すのは、…

　帝壊暦42年、北部戦線は泥沼化していた。 　闇と泥と鉛の雨の中で、共和制エピトラト陸軍第22歩兵師団直轄多目的特殊工作小隊 小隊長。マックス・ヴェーバーは動き出す。 　湿っ…

「この魔法には、脆弱性がある。」 日本でバグハンターを生業としていた志位(しい) 十士(とうじ) は、気がつくと異世界、科学技術の代わりに魔法が高度にシステム化された世界にいた…

　無名の理系大学で男尊女卑の横暴教授に徹底的にこき使われ、身も心もぼろぼろになって卒業したようちゃんこと何野羊（かの　よう）。卒業後、社員数人の小さな製菓会社、高野森製菓に苦情処…