ROBUST_MAGIC_WORKS

ゼブラD

# Hello World !

––––––エンドポイントを追え


暗闇の中で、女の声が響く。


––––––エンドポント・・・お前の探し物もそこにある


探し物・・・ウィザード・・・JP8101


思考に靄がかかる。俺は・・・。



###################



青い草と豊かな土の香りを嗅いだのは久しぶりだった。普段、ハイエンドPCの排熱ファンから吐き出される独特の匂いしか嗅ぐことのない俺には無縁の香り、感触。どうやら草の上にうつ伏せになっているらしい。


薄く目を開くと、木漏れ日の中で風に揺れる草と、白く小さな一輪の花が見えた。・・・どこだここは?ついに頭がおかしくなったのだろうか。俺は自分の部屋でOSSのプルリクエストをレビューしていたはず。・・・空がピンク色に見えてはいないだろうか?ピーターパンでも飛んではいまいか。自分の正気を確認するために、ごろりと体を捻って仰向けになると。


「あ、おきた」

「!?!?」


一人の女性と何人かの男が俺を取り囲むように立って顔を覗き込んでいた。

一瞬間があって。


「だ、だだ誰!?」

思わず身を引こうとするが、後ろが地面だから背中を擦り付けるだけで終わった。

「そりゃこっちのセリフだぜ坊主。」

眼帯の男が一歩近づき、値踏みをするような表情で覗き込んでくる。

「なんだってこんな所に倒れてるんだ?帝国の斥候じゃねぇのか、てめぇ。」

帝国?斥候?現代には帝国を名乗る国家は存在しないぞ。

それに俺は坊主と呼ばれるほど若くはない。

「ちょっとジャヴァ、帝国軍にしては妙な格好じゃない?それにこの人、魔力も殆ど感じないし。」

「姫さま、こういう怪しい手合いはガツンといくに限りますぞ。」

「ガツンと派手にね。でもその前に話が聞きたい。」

姫と呼ばれた艶やかな長髪の女性が手を差し出してくれたので、それに掴まって上半身を起こす。細くしなやかな女性の手だが、同時に力強さも感じた。

漸く立ち上がれた俺は、取り囲む彼らを見回して、何とか状況を把握しようと頭を回す。


「わかった君ら、スターウォーズマニアだろ。」

「すたぁうぉず?」

姫とジャヴァは声を揃えた。

「だって帝国だろ?ジャバザハットだろ?姫もいるし、その格好・・・はどこかの星の原住民 ?」

彼らの服装は、レザーアーマーと言うのだろうか。中世か近世ヨーロッパを彷彿とさせるが、いくらかスタイリッシュだ。

「あー、うん、ちょっとキミ何言ってるのかわからないけど、私たちはバルネラ王国軍 魔法科師団 第二連隊所属の軍人ってとこ。」

レイア姫(仮)が困惑しつつも答えてくれた。俺の知らない単語で。

「魔法・・・?フォースじゃなくて?」

「なんだ坊主、魔法も知らんのか?どんだけ田舎から出てきたんだ。」

ジャヴァが眼帯を触りながら呟くと、他の男がつっこむ。

「いやいやジャヴァ隊長、今時魔法も無いって田舎のレベル超えてますって。人外魔境ですよそれ。」

男たちは笑い出した。良くわからないが馬鹿にされていることは分かる。

「なんだよさっきから魔法魔法って、そんなもん使えるなら使ってみろよ!」


男たちがぎろりと俺のことを一瞥してから、すぐに目を背けた。


「ふふ、キミ面白いね。いいよ、見せたげる。」

レイア姫(仮)は妖しく口角を上げた。


「おい、あいつ姫さまにあんなことを・・・。」

「どうなっても知らんぞ。」

男たちがひそひそと話しているのが聞こえる。


彼女が右の拳を突き出したかと思うと、

ぼんやりと彼女の体が発光しているような気がした。


「とびきり派手なやつをね!」


パチン、と彼女が指を鳴らすフィンガースナップと、


ぐらりと地面が揺れ、刹那、内臓が浮き上がるような感触。


うおおおおおおおおおおおおおおおお!?


なぜだ!?俺は!空中に!浮き上がって、いや、急上昇しているううううううううう!?


さっきまで話していた彼らはぐんぐんと小さくなり、木の高さを超えて、さらに、さらに登ってゆく。


見えないロープを身体中に巻き付けられて、巨人用の釣竿で巻き上げられているような抗いがたい力!


途中からぐりぐりとキリモミ回転を始め、めっちゃ酔ってきた。

視界が、空と地面がぐるぐる回って・・・気持ち悪い。吐きそう。無理。いっそ殺して・・・。


ぴたり、と上昇が止まった。

何メートルくらいだろうか。空気は冷たく、耳でゴウゴウと風を切る音がする。


息を飲んだ。

高さによる恐怖ではなく、眼に映る美しい光景に、だ。鮮やかな森と草原はどこまでも続き、

雲ひとつない空はこれまで見たどの青よりも青く、高く透きとおっていた。

遠くに目をやると荘厳な城塞と城下町が見える。


そうか、これはもはや認めなくてはならない。



俺は、別の世界に来たんだ。



そう思った瞬間、安定していた体が、階段を踏み外すようにバランスを崩しーーー

ぐらり、と落下を始めた。


はじめたああああああああああああ!?

落ちる!どんどんスピードが上がっていく。この世界でも重力に変わりなければ加速度は約9.8。10秒も経てば300メートルは落下し、速度が時速170キロを超える。終わった!これは終わった!グッバイ、来たばっかりの異世界!コンテストには文字数が足りないから残りのページは般若心経でも書いて埋めることにしよう!


ぐんぐんと地上が、木々が近づいて来る。森の中に少し開けた場所があり、そこに向けて落ちているらしい。


落下速度が、風圧がいよいよ強まり、息をするのも目を開けるのも困難極まる。

くそ!生き延びる方法は無いか!?まだあっちの世界に心残りがあるのに!

落下地点が見えて来た。石が規則的に置かれている、遺跡のようだ。人もいる。先ほどの軍人たちだろう。

待て、このまま落ちれば彼らの中の誰かに直撃するんじゃないか!

自分たちの魔法とやらで打ち上げた人に当たって死ぬなんて、どんな間抜けだ!

俺は「天に唾吐く」の唾液か!


それからは一瞬だった。落下地点にいるのは、あのレイア姫(仮)だ。

「危ない!避けろ!」

俺をこんな目に合わせている相手にも関わらず、思わず叫んでいた。


彼女と目があう。

何にも動じない、と言わんばかりの自信に満ちた表情、俺に向かって力強く突き上げられた右腕。

こんな時なのに、一瞬、彼女のことを「美しい」と感じている自分がいた。


パチン、とふたたび彼女が指を鳴らす。


ぴたり。落下していたはずの体は彼女の突き上げた右手の直上で静止していた。

(しかも驚くべきことに、Gも衝撃も殆ど体感することなく!)


「どぉ?楽しめた?」

そう言って彼女は悪戯っぽく笑う。


「・・・参ったな、魔法みたいだ。」

失言。魔法使いに対してこれほどナンセンスな発言もないよな。



###################



地上に無事生還した俺は、軽く興奮状態だった。


「すごい!すごいよレイア姫(仮)さん!こんなの初めてだよマジすげぇ!」

そう言うと、彼女は自慢げに答える。

「へへー。そうだろ、そうだろ!あたしもたまーに自分飛ばしてるんだけどさ、

城の人に見つかって怒られるんだよなー。こんなに楽しいのになー。

ってちょっと待って、レイアって誰?」

「あ、いや、姫としか聞いてなかったから。」

「名前はパール。覚えといて。キミは?」

パールか。これで(仮)が取れるな。自分も正直に名乗ることにした。

志位しい 十士とうじ。」

「変わった名前だねぇ。旅人?」

「いや、俺はバグハンターやってるんだけど・・・わかる?」

パールとジャヴァは、鳩がフーリエ変換させられたような顔をした。

「バグ・・・ハンター?ジャヴァわかる?」

「も、もちろんです姫さま、えーと、バグをハントするんですよ、ええ。下賤な職業です。」

「バグって?」

「・・・春から夏がシーズンで、燻製にすると美味い」

「全然違ぇ!」

ジャヴァの無茶苦茶な解説に、耐えきれず口を挟む。

「簡単に言うと、仕組みの問題点を見つけて、指摘する代わりに報酬を貰う仕事!」

ジャヴァが「知ってた」みたいな顔をする。絶対嘘だろ。

「ほれみたことか、人の粗探しが趣味の下賤な奴じゃあないですか。」

「悪かったな。」

一方パールは気にしない様子で腕組みをしていた。

今まで気付かなかったが、腕組みの内側の胸は決して小さくなさそうだ。

「そう?あたしは結構気に入ったけどなー、トウジくん。さっき落ちて来ながら『避けろ』って言ってたでしょ?

あの状況で落ちるの人間気遣えないよ、普通。そういう奴、嫌いじゃないなァ。」

「簡単に気を許しちゃダメですぜ姫さま!特にこういうお人好し気取った野郎はね。」

随分と嫌われたものだ。それより、俺はさっきから気になっていることを聞く。


「パールは本当にお姫様なのか?王女?」

言われてパールは笑い出した。

「まっさかー!ニックネームみたいなもんだよー。誰が言い出したのか、『戦姫』だって。」

なるほど、いくサーの姫と書いて戦姫、それで姫様か。

「トウジお前舐めんなよ!家柄は悪く無いし魔力は王国一で軍のエースなんだかんな!」

とジャヴァがすかさず補足していると


突然だった。


バキィン!


目の前にあった石柱が弾け、誰かが「敵襲!」と叫ぶのが聞こえた。

周りにいる軍人たちがざわめき立つ。


「散開!二時の方向、偵察兵だ!」

ジャヴァが驚くほど一瞬で状況を把握し、指示を出すと、部下たちは姿勢を低くして石柱に張り付いた。


キュン!バキッ!

風を切る音と石を抉る痛々しい音が鳴り続ける。

「くそ、魔法弾だ、制圧射撃を受けているッ!」


俺が呆然としていると、見えた!敵の一人が木の影から手のひらをこちらに向けている。

その手が薄暗い木の影で発光したかと思うと、まずい!光弾をこちらに撃ち出した!狙われている!


「何ボケっとしてんだ!」

ジャヴァが俺の前に飛び出して、半透明に光る壁を作り出した。


バシイッ!


すんでのところで光弾は壁によって防御された。

「あ、ありがとう。助かった。・・・それより、パールが!」

彼女は隠れるでもなく防御するでもなく、腕組みをした体勢のまま立ち尽くしていた。

「おっかしーな、どうしてバレたんだろ?慎重に進軍してきたのに。」

今それどころか!?しかも原因ははっきりしてる。

「さっき俺を空に打ち上げたからだろ!!めっちゃ目立ったんだよ!」

「・・・・・・はぁっ!しまった!」

「おォイ!お前らの戦姫様バカだぞ!あいた!」

べしっ、とジャヴァが俺の頭を小突き、

「失礼な!お前は頭下げてろ!オラァ高速弾!」

と言って片手で俺の頭を押さえつけ、もう片方の手から魔法の弾を撃ち返した。

カシュン!

しかし撃ち合いはこちら側が劣勢なようだ。

依然として敵の魔法弾が強風の中のスコールのように降り注ぐ。


「ジャヴァ!俺のことよりパールが危ない!」

「ああん?いいんだよ姫さまは。」

「いいって何が!」

「あーなんだ・・・その・・・目立ちたがり屋・・・だから。」

眼帯の軍人はばつが悪そうに言った。


「聞こえてるんですけど?」

パールが光弾の雨の中で敵の方に一歩、二歩と踏み出す。

「ま、その通りなんだけどね。」


タタッタタタンッ!


彼女が踊るように指を鳴らすと、強い光を放って何筋もの光弾がパールの指先から放たれ、木々を縫って敵のもとへと飛んで行く。いくつかの悲鳴が森の奥から聞こえて来てからは、石柱の一つがごとりと崩れ落ちた音を最後に森と遺跡はしんと静まり返った。



###################



「状況報告!」

しばらく静観した後、ジャヴァが警戒状態を解いて叫んだ。

「隊長、負傷者ゼロ、敵偵察兵6名を確保、魔装解除しました。」

「ようし上出来だ。さすがは姫さま。」

ふふん、とパールは上機嫌だった。

「それに引き換えこの厄介者、ついでに縛り上げときますかァ?」

厄介者。俺のことだろう。

「民間人を助けるのもあたし達の仕事だよ、ジャヴァ。」

我らが姫さまは良識のある人のようだ。・・・多少性格に問題があるが。

「トウジ、怪我はない?」

そう言って、彼女は俺の体を一通り確認する。

「ああ・・・ジャヴァが壁で守ってくれたから・・・。」

それを聞いて眼帯の男は怪訝な顔をした。

「壁・・・?まさかお前ェ、魔法防壁ファイアウォールが見えてたのか?」

「見えて・・・って、あの光る壁のこと?」

俺が答えると、パールとジャヴァは虚をつかれたように互いに顔を見合わせてから、

「す、すごいじゃんトウジ!キミ魔法可視者ウォッチャーだよ!」

魔法可視者?

「し、信じられねぇ。王国にも1人か2人だってのに!」

ジャヴァは疑いをかけるように俺の二の腕をつつく。

「やめーや!魔法が見えるって普通じゃないのか!?」

この短時間に魔法が当然のものと考えている自分がいる。慣れって恐ろしい。

「えーとね」と言ってパールが説明する。

「魔法でとかっていうのは魔法を使ったなのね。普通の人はこれしか見えない。自分が使った魔法でもね。」

なるほど、あくまで視覚は俺達の世界と同じってわけか。

「で、魔法可視者ウォッチャーは魔法の炎が、石に着弾するまでの弾が光って見える・・・らしいよ。」

魔法は目に見えない、か。どう考えても元の世界にいては役に立たないし気が付かない特技だ。


そのとき、どこからかハスキー気味な女性の声が響いた。

「パール、聞こえる?僕だ。」


「ルビィ姉!」

「良かった、君達のマーカーが戦闘中表示になったから心配していたんだ。」

「それがね、帝国の偵察部隊と接敵、これを排除!どうやったと思う?あたしがー・・・」

「後でゆっくり聞かせて貰うよ。」

パールが言いかけたところで、ルビィと呼ばれた女性はぴしゃりと遮った。

「もうそんな所まで侵攻されてるとは、僕の立案ミスだ。すまない。」

「お姉が謝ることじゃないよー!あたしがどんな無茶振りでも片付けるから任しといて!」


「なぁジャヴァ、この声は?どこから聞こえてるんだ?」

俺が近くにいた彼に尋ねると、

「うっせ、軍の機密だから勝手に聞くな。耳塞いでろ。」

「垂れ流してんじゃねぇか!こういう単純な経路ソーシャルハックから漏洩するんだぞ、機密って。」

「いちいち変なこと言うなァお前。こりゃ魔法通信だよ。HQ本部と繋がってんだ。」

なるほど、無線のようなものか。この世界、科学技術の発展度合いは不明だけど、

少なくとも魔法技術は高度に発展・浸透しているようだ。

「じゃあ話してる相手は本部の・・・司令官?」

「ああ、姫さまの実の姉、西部方面軍の参謀ルビィ殿だ。」

「ルビィ・・・か。」


姉妹は相談を続ける。

「パール、調査を頼みたいんだ。それも至急。」

「調査?」

「僕も全然状況が分からない。し、んだ。」

「・・・お姉、知ってると思うけど。あたし難しいのよく分かんないんだよねー。」

確かに、量子力学の電子の振る舞いでも講義されているようだ。

「おい」と言ってジャヴァが肘で俺を突く。

「おめぇ、のを直すのが仕事なんだろ?少しは役に立って見せろや。」

雑な丸投げである。

「うーん、現実と認識に齟齬がある場合、その原因は大きく分けて3つ。対象モデル、入力、そしてデータだ。つまり、本当に対象が変質したか、見間違いや隠蔽工作による錯誤か、それらが正しくとも解釈や伝達ミスによるデータの意味消失があり得る。」

通信機の向こうで、ルビィが「ふむ」と相槌をうつ。俺の声が聞こえていたようだ。

「面白い考え方だ。ぜひ現場で真相を確かめて欲しいが・・・その口ぶり、騎兵じゃないね?」

「志位 十士 、民間人です。」

「トウジは魔法可視者ウォッチャーなんだよ!きっと助けになるよ!」

ルビィが答える。

「トウジさん、パールがそれだけ信用しているなら悪い人じゃないみたいだね。非常時なんだ、よければ僕たちに協力してもらえないだろうか。」

「ああ、俺でよければ!」


「お話中失礼しますぜ、姫さま、ルビィ殿。」

ジャヴァが通信に割り込んでくる。

「ここから一番近い友軍の拠点は南西です。進路を変えましょう。」


通信を終わり、パールが男達に声をかける。

「行こう!騎兵の出番みたいだよ!」


おう!と隊員が答える中、俺にはまたもや疑問が生まれる。

「騎兵?あんたら騎兵隊なのか?」

「そうだよ、どこからどう見ても立派な騎兵だろうが。」

ジャヴァが面倒くさそうに答えた。

「いやいやいや!見たところ馬もいなければ乗り物もない。これじゃ自宅に剣置いて来た剣士、ベジタリアンの焼肉パーティみたいなもんだろ!大事すぎるもん欠けてるじゃねーか!」

「ふふん、馬ね。まぁ見てろよ田舎モン。各員騎乗!」


ジャヴァが号令すると、パールは指をパチンと鳴らし、他の隊員は地面に手をやった。

じわりと地面が発行しだしたかと思うと、くの字を横にして

凹んだところに座席シートが付いているようなデザインの無機質な物体が彼らの下から浮かび上がってきた。


「すげぇ・・・けど・・・これ馬か?」

どちらかというとハンドルのないバイクのようだ。しかもタイヤも脚もなく浮いている。

「かっけーでしょ。」

パールは自慢げだった。

「これでも魔獣、魔法で作った動物の一種なんだぜー。軍用にチューンナップしてるけど。」


「あ、そういえばお前、馬無いんだったなァ。」

馬に跨ったジャヴァが俺の方にぽんと手を置く。

「いやー残念だ、。我々剣先エンドポイントについて来ることは出来ないねぇ。」


!!



# 次回、Runtime

exit

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