「昔話 未知」を含む小説

かちかち山は、老婆を残虐に殴り殺したタヌキを、老爺に代わってウサギが成敗する日本の民話。題名の「かちかち山」とは、タヌキが背負った柴にウサギが火打石で火をつけようとした際、石の音…

羊顔の旅する魔法使い・メレは、訪れた水の都で魔法に憧れる少女・アメリィと出会う。 魔法を使うことを禁じられたこの国には、竜にまつわる昔話があって―― いつも眠たげな魔法使いの、…

ある村の川辺に不思議な光を放つ巨大な桃が流れ着き、名門貴族の令嬢・桃花姫の屋敷近くで発見される。桃花姫は好奇心から桃を割らせ、中から元気な少年・桃太郎が現れる。桃太郎は桃花姫に育…

亡くなった伯父が遺したもの。それは幕末の名工が手がけた漆喰彫刻「こて絵」だった。安政の大地震。夢に感得した異神。昔話「海に呼ぶ絵」。古文書「三宅記」の異本。米国総領事ハリスの手紙…

突如１９ＸＸ年に現れた謎の黒い霧、そこから現れる未知の生物である魔属の侵略によって日本及び世界は終焉を迎えていた。しかし、そこに現れた黒ローブの男の摩訶不思議で森羅万象をも通用し…

日本に似ているが少しファンタジーな世界ラースの中の小さな国、ヒノモト。 その更に辺境の田舎に住む青年ナキオは、類いまれなる剣術の天才だったが、その能力を畑の害獣駆除程度にしか使わ…