「問題提起 掌編」を含む小説

　204X年、国際会議場がテロ集団に占拠された。 　彼らの真の目的とは？ 　複雑化し続ける世界に対する、ささやかな問題提起。

我々人間は、神の創りし地球という最高傑作に不治の病を齎し、破滅の一途を辿ろうとする自殺志願者なのかもしれない。

冗談のつもりで放った言葉。その相手が例え気の置けない親友や家族だったとしても、知らず知らずのうちに傷付けてしまったことはありませんか？

時は2100年、世界人口は遂に100億人の大台を突破し、少子高齢化に伴う人間社会の生産力低下によって、食糧危機や貧困格差といった積年の問題は悪化の一途を辿っていた。 22世紀を…

目が覚めると、眼前に広がるのは果てしない大海原。 ゆっくりと訪れる死の恐怖に、藻掻き苦しむことしかできない貴方は、存在しない生の可能性に縋りつく。