「亡霊の声」を含む小説

　中学三年の夏、唯一無二の親友が不慮の事故で命を落とした。 　小野寺麗。半年前に東京から引っ越してきた、田舎の似合わない都会育ちのお嬢様。 　『歌手』の夢を持つ者同士、毎日一緒…

不遇な生い立ちの王が百年戦争に勝利するまでの貴種流離譚。 フランス史上最悪の国王夫妻——狂王シャルル六世と淫乱王妃イザボー・ド・バヴィエールの10番目の子は14歳で王太子になるが…

カクヨムで見かけた自主企画「主人公が答える１０の質問」がおもしろかったので、当方も参加させてください！ ◆回答者 ・王太子：【少年期編】７番目のシャルル、狂った王国にうまれて …

ブラック企業をやめ、家族のお荷物扱いだった「俺」は自分なりの再起を期して資格取得、起業を視野にいれた企画、もろもろ努力していた。 楽しみはハードな設定の没入型VRMMO。 だが、…

わたしの身体――その内奥から。無際限なる、ざわめきが――聞こえる。心臓の底から――慟哭する叫び。おそらく――亡霊の――声にならない悲鳴、怒号のゆらぎ――そして静寂――誰かの、ささ…

時には御法に触れるモノも運ぶ、零細運送屋『ターキーズ』。 いつもの様に荷を運び終えた彼らは、いつもの様に仕事後の呑み歩きに繰り出していた。 何軒目かの梯子の道中、『ターキーズ』代…