「ドリームコア」を含む小説

行方不明の作家、石黒敦久が残したのは、百本を超えるカセットテープと「先に行くね」というメッセージだけ。幼馴染のラノベ作家、瀬橋啓志はテープに残された「怖い話」と地図を頼りに捜索を…

天井のスピーカーから流れるオルゴールが、狂いなく朝を告げる。 パステルピンクの病室、穏やかな電子音、微笑む看護AI。 完璧に整えられた“癒し”の世界で、彼女はもう夢を見ない。 そ…

水辺の白い部屋で目覚めた時、そこに居たのは僕だけだった。 夜か昼かも分からない、時が止まったような空間。微かな記憶は水の中にいた時のもの。そして右手の中指に輝く蝶を象る碧い石の指…

ドリームコア。バックルーム。 存在してはいけない夢と裏の世界。 そこに迷い込んだのは、心に傷を抱えた三人の高校生。 過去と向き合い、何度も死に、また目覚め、そして選ぶ。 こ…

来たことがないはずなのに見覚えのある場所。ピンク、水色、黄色…色とりどりのゲームセンターに流れる不気味な音とアナウンス。 "今日をありがとうございます あなたをありがとうございま…

ふと気付けば、「私」はかつて大人気だったと噂の廃遊園地、 「ドリームランド」に居た。 どうやって来たかも覚えておらず、出入り口も見当たらない。 私は無事に帰れるのか、なぜここに来…