「おつきさま」を含む小説

森のおくふかくに住む、うさぎのももこの元に一通の手紙が届いた。それはおひさまとおつきさまからのものでした。

両親と娘、三人家族。よくある幸せな家庭。 晩夏のある日。娘の美月は幼稚園の年長さん。外食に出かけた帰り、美月は後部座席で月を見つめている。 月がついてくる、という子どもならではの…

宮部が生まれてから初めて心を許した人は10年前に死んでしまった。宮部は虚無な心のまま生活をしていた。そしてある日、その大切な人からもらったあるものを見つける。それをきっかけにと…

おつきさまの美しいひかりはみずかがみにうつって溶けてしまう。そのままだと、おつきさまの美しさが消えてしまう、と月の子は毎晩、月の光を集めている。 ある日、月を見て女の子が流した…

夜中にビルディングの屋上で開かれる『つきかげミーティング』 日々に疲れ切ったわたしは案内が来るたびに何度も出席した。 けれども、主催者もずっとわからないまま。 そんなある日、「お…

かおるとさつきは高校に入学したばかり。 さつきのことが気になっていたかおるは、梅雨の土砂降りの日に、さつきに告白する。 さつきの返事は・・・「彼氏彼女にはなれない」 でもその後こ…