「怪談／怪異」を含む小説

夏の終わり、都内で奇怪な「水無き溺死事件」が連続発生する。密閉された室内で発見される全身ずぶ濡れの遺体、死因は溺死——しかし周囲に水源は一切ない。 オカルト雑誌の記者・岡部圭太…

縁側に集う茶飲み友達の中に、どこの誰だかわからぬ人が、紛れるようになった。 日常に潜む静かな違和感を描いた短編ホラー。

祖父は拝み屋。ずぼらで面倒くさがり。そんな主人公と、所謂視えてしまう体質の真面目な友人。腐れ縁の凸凹コンビが怪異に出会う。 和風、田舎、怪談、そんな雰囲気が好きな方にオススメで…

地域の子どもたちの間で囁かれる【合わせ鏡の噂】 好奇心から夜の児童館に集まった仲良し4人組は廃棄された鏡を運び込み、噂の儀式を実行する。

朝起きると、額に人面瘡が出来ていた。 人面瘡は、オレが好きな声優の声で話していた。

有名？（かどうか僕にはわからないので）配信者が行方不明になったほか、複数の失踪者が出ている件について、地域に伝わる資料などを集めていたライターさんから預かっていた資料のようです。…

XXX市は、無くなりました。 その全てがとある怪談募集サイトに記録されていました。

サウンドデザイナーの俺は、亡き父の遺品の中から一本の古いテープを見つける。懐かしい家族の声が録音されていたが、その音声の奥には、不気味なノイズが澱（おり）のようにこびりついていた…

放課後、帰り道に繰り返しかかってくる非通知の電話。 最初はただの悪戯だと思っていた。 だが、その声は突然“行き先”を告げ始める。 気付けば足は導かれ、日常は不気味な歪みへと変わ…

腕時計が壊れてしまった。 祖父の形見なのだが……ちょうど近所に時計屋があるし、部品ごと持っていって…… ん？これはなんだろう？

あらびとは方言です。それらは怖いだけでありません。やがて結実するのです。 これらの話は全て手を加えています。実在の場所、団体、思想とは関連ございません。ご了承下さい。

高校生の佐藤美咲は、今日も帰宅後のひとときを過ごす。 静かな部屋での穏やかな時間――でもどこか、普段とは少し違う空気が漂っている。 小さな違和感に気付くとき、読者はその先に何が待…

私が前任の記者から引き継いだ「しましま塔」の記事の執筆。塔の写真は必ずブレており、目撃談は「近づくと縞模様が増える」という曖昧なものばかり。私は残されたメモを横目に、怪談らしく記…

ありふれた郊外のショッピングモールでさまざまな不穏な出来事が相次ぐ。 万引き、近隣からの苦情、顔がない幽霊、子どもの手型、理不尽な上司、理不尽な客──ひとつひとつはささいな、人間…

事故物件作成者：宵森陽炎。彼の生業は事故物件を作り出すこと。 これは彼の依頼内容の詳細と悩みを綴った、ある物語である。 よろしくお願いします。

喫茶店の呼び間違いから始まった“名の抜け”は、コインランドリー、理髪店、図書館、集合倉庫、そして寺の鐘楼へと波紋のように広がる。白で白を刷る□ラベル、四つの釘穴、黙った鈴、角が欠…

毒舌霊能者・言周（げんしゅう）が怪奇現象を“整える”シリーズ第3弾。 DQNネームを理由にバイトをクビになった前田ぽんぬは帰り道で泣いている少女に出会う。 放っておけず声をかける…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16818792440701678342 　じつは昨年…

ぼくたちの学校には、ウワサがある。 屋上の南西の角で、相手の体の一部をそなえてお祈りすると、ヨシダくんが、相手を呪い殺してくれるんだって。