「SF短編」を含む小説

ナノドクターと呼ばれる医療用の微小機械が普及した近未来。 妄愛に囚われた少年は、広告で目にしたナノドクター『愛覚まし』に救いを求めるが……

外宇宙を漂う巨大珪素生命体「ヒトデ」の間では、人間世界のロールプレイが流行している。 あらゆる面で人間と区別のつかない肉体をそこに生成し、神経網に電流を流して、人形劇のように操っ…

少し不思議なショートストーリーです。 （話の前後の繋がりはございません。好きな所からご覧ください。）

白と灰色の霧に覆われた世界。 人々は急ぎ、ぶつかり、欠けても気づかない。 その片隅に、「ゆっくり」だけが許された家があった。 泣き笑いの仮面と、細い糸電話。 やがて侵略者すら理解…

※企画趣旨説明とあとがきは、近況ノートへ移動させました。 たねありけさん自主企画『【急募】月の清掃隊』参加作です。 https://kakuyomu.jp/user_eve…

この世界には、生まれてから髪が伸びて一定の長さになると女の子はポニーテールをきつく結ばなければいけないというルールが存在する。一度きつく結んだポニーテールは簡単にほどくことができ…

ドラッグストアになんかいる。 目玉と口が合体したような謎の生物。 見てしまったから、声をかけられたのかもしれない。 佐々木キャロット様 三題噺「歯ブラシ」「病気」「宇宙人」（～…

午後三時の研究室。 AIと人間が、時間や記憶、退屈や幸福をテーマに 淡々と会話を交わすだけの――静かなSFシリーズ。 誰も戦わない。世界は壊れない。 それでも、観測するたびに心…

SNSにアップした140文字以内の小さな物語です。 １話読むのに１分かからないはず。どっからでも読めます。 主に「140文字以内で小説を書けるかな？」という自主練習で書いているた…

この暑さも、いつか物語になる。 三十一首の短歌を副題に綴る、三十一篇の「夏」のオムニバス。 灼けたアスファルト、縁石のぬくもり、病院の待合室、狭いワンルーム、雨の匂い。 「夏な…

人類という旧世代OS上で動作していた「物語」には、多くの論理的欠陥（バグ）が含まれている。 本書は、それら非合理な逸話を、高度AI社会の規格に合わせてパッチを当て（修正し）、 …

2525年の新潟首都圏は、匂いがしない。 今日、端末が示した《遺伝情報照会》の理由も——記録にない。 家系データの“欠損”は、自分だけ。 雪が落ちる音すら消えた瞬間、街が息を止め…

【SF短編連載】俺は山城亮樹。警視庁刑事部捜査一課、狼男関連凶悪事件対策班。通称、「狼班」の刑事だ。 　狼男の存在が公に認められてから、十年になる。人口の０．０００１％程度、狼男…

　これは少し未来の日本の話。 　そこでは、任意の対象に対して、自分が好きだった時のその対象のコピーを永遠に閉じ込めることができる、そんな透明な箱が秘密裏に開発されていた。 　主…

少し不思議なショートショート集です。 （話の繋がりはございませんので、どこからでも読む事が出来ます。）

「もう小説は書かないほうがいい。AIが作った作品のほうが未来では評価されるから。」 「2027年には、人間が書く小説なんて無価値になる」 「だからお願いだ。惨めな思いをする前に…

Xにて投稿した140字小説まとめ。投稿済み作品5編に未投稿作品1編のおまけ付き。サクッと読んでサラッと忘れて、でも何だか少し気になって、またフラッと読みに来てもらえると嬉しいです。

目を覚ますたび、別の世界に投げ込まれる。 自分だった世界、他人だった世界、時間の外側── 転生は祝福ではなく、存在を問う“実験”だった。 短編連作形式で描く、意識と世界の旅路。

〈あらすじ〉 　8万年後の世界。アスカリスという少女は、不思議な夢を見ている。 　いつも同じ内容の終末の夢。アスカリスにとてもよく似た女の子が出てくる。女の子はいつも、何かを呟…

滅びゆく人類は、AIに夢を託した。 残されたAIは、人類を夢見た。 交錯する夢の結末は―― 人類とAIの終わらないワルツの物語 そしてひとかけらの純愛