「聞いたこと」を含む小説

心の動きに乏しい男の子と、人の心がわからない女の子の、 「かけがえのないもの」にまつわる、青春＆微SF物語。

「あなた、昨日の今頃、何をしていたか覚えている？」 夏の一日。図書室の一日。 「じゃあ、去年の今頃」 戸惑うぼくに、なつきさんは唐突に語り出す。 「十年前、覚えてる？」 聞いたこ…

登場人物 桜井 鈴鹿 主人公。16歳の高1。明るくて性格が良いので、クラスの人気者。バドミントン部に所属。性別は女。 青山 星羅 鈴鹿の幼馴染み。16歳の高1。おしとやかで、…

六月のある日、新中学生の赤髪の少年が出会ったのは、見たことも聞いたこともない『あお』い髪の年上の少女だった。彼女の言うことは少年の知っていることとは大違い。そこでふたりが話し合っ…

※完結済みでございます。１話あたり１５００文字程度。軽めの作品となっております。 　「くっだらね〜な〜」と鼻で笑いながら読んでいただけたらありがたい限りです。 　『小説家になろう…

久城鉄夫はどこにでもいる土方の作業員。満足に家賃も払えないアパート暮らしで、大家に頭を下げる毎日だ。 そんなある日、彼の元に一人の役人が来てこう言った。 「犯罪管理課は１４００…