「短編と掌編」を含む小説

きっと、あれが過ぎるのです ―― 例えば、あなたのそばを 何かが妙に食い違ってしまったような、そんなこともあるでしょう？ 無いなどとは、仰せなさいますな 一粒一粒の異世界によ…

私の知っている世界が、気づかぬうちに変わっている。 白く伸びる手が、日常を侵食する。 そして、私も――

これはどこかの誰かが、誰かに聞いて欲しいと思ったこと、そっと呟いたことが物語として産み落とされた。特になんの意味のない、ポエムのような掌編である。

天才科学者のアフロ博士は超高性能AI搭載アンドロイドのヒャッハーとツッパリを完成させた。 SFコメディです。私の作風には珍しい少しBL風味？ 後で「コメディ短編集」に再掲載し…

エゴサをするが俺の名前はヒットしない。 何故か。何もしていないからだ。 何かしたいわけでもできるわけでもないが、誰かに認められたい気持ちはある。Xでいきなり赤の他人から「君ってさ…

トラック運転手である男は、ある冬の日に悲劇に見舞われる。一体彼の身に、何が起こったのか？

「桜は知的生命体だと言ったらどう思う？」 「そんなことはありえないと思います」 「ところが、私はそれが事実であることをつきとめたんだよ。桜は一種の知的集合生命体なんだ。個体同士で…

他惑星人たちと交流を持つようになった時代。地球発のラーメンが流行っていた。

※フィクションの掌編集です。久留米市民の方はあまり読まないほうがいいかもです(久留米要素も薄いし)。

『1分で読める創作小説2025』の参加作。 失恋、日常、ちょっとふざけた話まで、思いついたら1分サイズで追加していきます。

お題サイトで書いている詩･超短編をまとめました。比較的理性が残っていると思います。たぶん。お好きなところから読んでください。 【追記】 ･短編｢雫｣の予約投稿に伴い、残酷描写有…

芸能人専用SNS、始まる。 "素人は黙っとれ" そんなコンセプトからなる、芸能人のみが投稿可能なSNSがリリースされた。

【1分で読める創作小説2025】参加作品。 差し出された手。 その手を掴む、その一瞬に、 優しさの意味と、忘れられない記憶が刻まれる。

いつも一緒にいるのに、肝心な「好き」が言えない。 どっちが先に想いを伝えるのか――そう思っていた矢先、予想外の展開が!? 拗らせすぎてすれ違う、ふたりの甘酸っぱい恋模様。

コンビニは戦場なのである。 「俺はお弁当温めますかと聞いているんだ！」 入店早々鏑木くん(バイト)の怒声が響く。どうやらイヤホンをつけたままレジスターへと突入した客がいるらし…

まだ手を繋げないふたり。 もどかしい想いは影に託して。 ――いつか、その願いが叶うことを信じて。

「小学生時代の第一部」「中学時代の第二部」「成人式の第三部」からなる恋と呪縛の三部作です。 ※この物語はすべて実話に基づいています。

いつものように小石を蹴って家に帰ろう。あれ？　声を掛けられたんだけど？

教室から一番近いトイレが神様の怒りで使用禁止になった。 入ろうとする者は放水され、びしょ濡れで逃げ帰るしかない。 みんな諦めたが、それが逆に俺に火をつけた。 絶対にあのトイレを…

「マッサージしてあげようか」 そんな妻からの申し出に「いいよ」と返すと案の定、「あ、そう」なんて退屈そうに言うものだから申し訳ないなと思った。