ユーモアと不条理が絶妙に絡み合った短編です。クスッと笑わせながらも、どこか神聖なものに対する敬意や戒めを感じさせる作品であると感じました。トイレの神様があの有名な女神様ではないと言う設定であり、主人公の無駄に真剣な挑戦とその結果には共感する方が多いかもしれません。オチの痔というペナルティもなかなかの皮肉が効いており、笑いと教訓が共存する読後感が魅力的です。トイレって女神様ばかりではないのですね。
笑いながら読んでいたら、最後にまさかのペナルティ。 神様の怒りも、主人公の執念も、どこか愛おしい。 “使えないトイレ”が、こんなにドラマになるなんて!
トイレが使えないというのは、大問題です。人生には危急の時が必ず訪れますから。──たとえ神様がお怒りであっても。青春を、果敢に挑戦に費やした若人の記録です。やはり怒りを解くなら、毎日のお掃除だろうか……。