「「いないや」 「いるわけないか」」を含む小説

カレーの匂いがした。 食欲をそそる匂いだ。腹が減っているわけでもないのに。 島田は鼻をひくつかせながら、薄っぺらい賃貸アパートの扉をノックした。 （小説ブログ掲載作の転載です）

　さて、この舞台が始まる前にいくつか注意してほしいことが何点か。 　この舞台はボクの今までの人生をつらつらと話すだけのものだけど、ボクの人生は決して楽しいものばかりではなかったん…

この話はもちろんフィクションです。 中傷的、侮蔑的な表現を用いていますが作品上の演出であり、作者の考えを反映しているわけではなく、また誰かを貶めようという意図はありません。

お話しシリーズ第４弾。 生まれた時から死神に憑かれた少女と、少女が生まれた時から憑いている赤い死神。そんな二人が話す、日常的な雑多な話。 「ところで雑談の意味って何だい？」 「さ…

謎究明ミステリー×心理的ホラー 父親の愛に飢えた女子高生の茉璃。 社会に傷つけられた引きこもりの匡輔。 売れない地下アイドルの麻百合。 優しすぎるエリート商社マンの貴哉。 ギャ…

＜序文＞ 　海の見える小高い丘の町。 　その町の割と高い所に、私の店兼自宅があった。 　暗く狭い路地を進み、ふっと通り過ぎてしまいそうな小さな雑貨屋。趣味で集めたものや自分で描い…

主要人物たちだけが物語を作っているわけではありません。多くの脇役がいてストーリーが成り立つ。そんな彼ら彼女たちを中心とした物語を描くproject method SS。 まずは物…

双子、翠琴と常夜。2人は友達と呼べるものがいなかったが苛められているわけでもなく、平凡に近い毎日を送っていた。だが、彼らは道路へ突き飛ばされる。目が覚めるとそこは異次元っ！そして…