小説を読むとき、次に読む作品を探す手がかりのひとつとなるのが「おすすめレビュー」です。作品の魅力を深く伝えるレビューには、未読の人にとっては興味をもつきっかけになり、既読の人にとっては作品の面白さを再確認したり、新たな視点をもたらします。カクヨムには、そんな思わず「いいね!」を押したくなるレビューがたくさんあります。
今回の特集では、2026年2月~3月に投稿されたおすすめレビューの中から、特に「いいね!」が多くついたレビューをピックアップしました。
気になるレビューがあれば、ぜひ読んでみてください。新たな自分好みの作品に出合えるはずです。
また、「このおすすめレビュー良かった!」と思ったら、ぜひ「いいね!」を押してみてください。レビューを書く人の励みになり、良質なレビューが増えるきっかけになります。
そして、まだおすすめレビューを書いたことがない方は、作品を読んだ後にはぜひレビューを書いてみてください。あなたの感想が、誰かの「次に読むきっかけ」になるかもしれません。

本特集に選ばれたレビューをご投稿いただいた方には、4月中に500円分の図書カードをお送りいたします。今後とも、素敵なレビューのご投稿をよろしくお願いいたします。

ピックアップ

ご都合主義なきヴァイキング転生譚

  • ★★★ Excellent!!!

本作は、10世紀北欧という厳しい世界を舞台に、村単位での“積み上げ”を描く転生譚です。

主人公が自我をはっきり持つのは五歳。彼が最初に着手するのは塩作り。凍結濃縮という方法で濃い海水を作り出し、さらに高価な薪に頼らずとも燃焼可能な清風炉を工夫することで、家庭内での製塩を成功させます。
しかし、ここで安易に知識無双へ走らないのが本作の骨太さです。

製塩には既得権益がある。村の力関係がある。
それを理解しているからこそ、主人公は一足飛びに支配的立場を狙わない。代わりに清風炉を応用した床暖房の整備など、生活の質を静かに高めながら信用を積み上げていきます。

この「無双しない慎重さ」が、本作最大の魅力です。

北欧の寒さ、海の過酷さ、ヴァイキングとして船に出る危険。主人公自身もそれを体験し、五歳の幼児が船団に同行することなど到底できないと身をもって知る。
世界は甘くない。だからこそ、努力と工夫が意味を持つ。

読んでいて感じるのは、派手な爽快感よりも“安心感”です。
ご都合主義や設定の甘さがない。
社会の構造、力関係、物理法則、そのどれもがきちんと存在している。
その土台があるから、物語に違和感なく没入できるのです。

主人公はただ平穏に村で暮らしたいだけ。
それでも工夫を重ねるたびに目立ち、望まずして影響力を持ち、結果として成り上がっていく。この無欲と結果のギャップもまた魅力的です。

一足飛びの革命ではなく、村単位の改善。
奇跡ではなく、積み上げ。
無双ではなく、信用。

異世界に“都合”ではなく“力学”を求める読者なら、
きっとこの少年の歩みを、最後まで見届けたくなるはずです。

読む気なかった

  • ★★★ Excellent!!!

正直読む気ありませんでした。
なぜなら前作の「アフタヌーンティーはいかがですか」が神作すぎて勝手にそれ以上は書けないだろと思ってました。
読み始めた理由は暇すぎたからです。
ただ読み始めるとあら不思議。
秒で物語の虜になって約25話が一日で終わってしまいました。
読むの迷ってる方はまじで読んだ方がいいです。
僕は読んでほんとに良かったと思ってます。
まだ完結してないですけど神作だと断言できます。
僕は桃田ろうさんの作品はこれからは死ぬまで全部読みたいです。
それくらい神です。

よくある男女比崩壊物ではない

  • ★★★ Excellent!!!

所謂貞操観念逆転世界や女性上位世界のようなものではなく、男女比が崩壊した時に社会はどのように変わっていって、その果に男性はどんな立場になっているのかを学生目線で垣間見る事ができる。
ギスギスはその副産物としてかなり美味しく調理されているので、読み応えはバツグンだ。

最高の小説

  • ★★★ Excellent!!!

ライトノベルでこれより面白い小説は知らないかも。
コミカル重視だけどたまに出てくるシリアスも良い。主人公の怒りや悲しみ、それに心を痛める側近達の心情が心を揺さぶります。でもやっぱり一番は主要キャラとの掛け合いが秀逸。普通は日常回は読み飛ばしちゃいがちなんだけどこの小説はホント面白い。エリカやレルガとの掛け合いはいつも楽しみで何度も読み返してます。エリカとレルガ回は※つけて欲しいくらい、、いい絵師さんに恵まれたらスライム超えると思う。