新年度も始まり二か月が経ちましたね。皆さんは、新しい生活には慣れてきましたでしょうか。担当の私は、やっと新居が整ってきて新しい仕事環境にも少しずつ慣れてきました。
新しい環境に慣れてくると、人間関係も徐々に深まっていきますよね。新しい友人や同僚と打ち解けるにつれて、これまで見えなかった一面や意外な事実を知ることが増えてきます。そんな中で、誰かと秘密を共有することが特別な関係を築くきっかけになったとしたら……!?
今回の特集では、そうした秘密が恋愛に発展する瞬間や、秘密を共有することで深まる絆を描いた物語を4作お届けします。
この二人だからこそ味わうことのできる恋愛体験をさせてもらいました。
学校ならどこにでもあるような道具や朝読書の時間だけでここまで素敵な青春を構築できるなんてすごいなと思いました。
文章中にさらっと描かれた主人公の行動などから「好き」が溢れていてとても愛おしく思えました。
また、主人公の行動が現代のスマホ文化への対比のようにも思え、だとすればすごいメタファーを詰め込んでいるなと妄想が膨らみました。
タイトルの「初恋をなぞる」がまず素敵なのですが、その回収の仕方も綺麗で素敵でした。
主人公の恵一が、日課である桜の木の下を訪れると、そこにはなんと亡くなったはずの幼馴染の藍の姿が。
藍と再開できたことに喜ぶ恵一ですが、同時に目の前の「藍」は何者なのか、疑問が浮かびます
これは夢か幻か、それとも…？
奇跡の再会の先に待ち受ける真実とは____
10代の少年少女の繊細な感情の機微を丁寧に、瑞々しく描くラブストーリーでありながら、謎に満ちた「藍」の真実に迫るミステリ要素がまた秀逸！
誰もが楽しめる珠玉の一作です！
陰キャの主人公と陽キャのギャルの鉄板の組み合わせで、学校外で密会を続ける密度の高い青春ラブストーリー。
陰キャの主人公と陽キャのギャルは通っている学校も、そして立場も違う。
そして、二人は次第に惹かれ合っていく。
学校外を舞台にしていること、そして地方都市を舞台にしているところが自分としては「Excellent!!!」である。
レビューを書いている自分はもう若くはないが、こういう青春を送りたかったと思えてならない読後感がたまらない。
序盤GWまで読了。あまりに良すぎたのでこの時点でレビュー。
主人公と美少女ヒロインのお話は単調という印象があり避けてましたがしかし。
引き出しの豊富さ。圧倒的な説得力。
一話一話読ませてくる。
純文風味なのも通常は避ける要素なのですが本作では魅力。
そしてこの先も面白いに違いないと確信させる筆力。
これ刺さる方多いんじゃないかな。
