秀逸なレビューをカクヨム運営が選出して紹介する「これは読みたくなる! カクヨム名レビュー発掘会」。カクヨム甲子園篇第4回目です!今回も、カクヨム運営が”文学はキミの友達。「カクヨム甲子園」”応募作品に寄せられたレビューの中から、「これは読みたくなる!」と感じたレビューをピックアップして紹介します。作品の魅力を伝えるレビュー、まだ書いたことがない方は、是非一度お気に入りの作品に書いてあげてください!さらにレビューを紹介したいと考えています!※次回は9月6日を予定しております。

ピックアップ

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深海の様な静けさと圧を伴う青春物語。

  • ★★★ Excellent!!!


静かな海底に居る様な感覚。

ただその静かな時間の中で感じる圧はさながら深海の様相を示し、生きた化石と称されたシーラカンスの少年に、深海にてその目を光らせ、獲物を捕らえるさながらボウエンギョの様な少女が織りなす日常は、特別性を秘めた可能性と得体の知れない焦燥感が混在する青春そのものであり、この作品は若くないと書けない、今だけの物語としての輝きを秘めています。
間接的な表現もくどく無く、言葉短でも読者の心に沁みる厳選された言い回しは正しく小説書きの卵。作中に倣えばゆで卵とした方がいいかも知れませんね。一癖ある先輩と後悔に沈む後輩の結末や如何に?

まだまだ実力を秘めた若き逸材にエールを。

初めて悪役に「死なないで」と願ってしまった

  • ★★★ Excellent!!!

一般的な悪役とは違って、切なくかわいそうな悪役の話。
死ぬ少し前の悪役が、こんなに儚いなんて…。思わず感情移入。
これからゲームやアニメ、ドラマで、悪役を見る目が変わると思います。