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概要
三月三日は、祝祭ではない。
霊能力者・間宮響子のもとに、七歳の娘が雛人形と話すという奇妙な依頼が舞い込む。古い屋敷に飾られた七段飾りの中には、一体だけ由来不明の童女人形が混じっていた。霊視した響子は、江戸末期の飢饉の年に行われた忌まわしい風習——女児を人柱として生きたまま人形に封じ、家の守り神とする呪法——の存在を知る。雛祭りは祝福ではなく、少女の魂を“入れ替える”儀式だったのだ。今年選ばれたのは依頼主の娘。響子は怨念に挑み儀式を断ち切るが、翌年、別の家の新品の雛人形の中に、再び“あの顔”を見つける。雛祭りが来るたび、誰かが檻に入る。物語は終わらない。
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