概要
味噌汁の波紋を見ていた義母がつぶやいた。「……また誰か死んでしまうよ」
「……また誰か死んでしまうよ」
味噌汁に波紋を見つけたときに言う、この奇妙な癖をのぞけば、義母は本当に穏やかで優しい人だ。
だが恐ろしいことに彼女のつぶやきどおり、数日後には必ずご近所で誰かが亡くなってしまう。
思い切って夫に相談すると、彼は事もなげにこう答えた。
「あれは別に、霊能力なんかじゃないよ」
(本作は、柴田恭太朗様の自主企画<【三題噺 #134】「波」「嘘」「朝食」>参加作品です)
味噌汁に波紋を見つけたときに言う、この奇妙な癖をのぞけば、義母は本当に穏やかで優しい人だ。
だが恐ろしいことに彼女のつぶやきどおり、数日後には必ずご近所で誰かが亡くなってしまう。
思い切って夫に相談すると、彼は事もなげにこう答えた。
「あれは別に、霊能力なんかじゃないよ」
(本作は、柴田恭太朗様の自主企画<【三題噺 #134】「波」「嘘」「朝食」>参加作品です)