元社畜の主人公が、異世界で「食って寝るための最低限の稼ぎ」を目標にのんびり暮らす物語。異世界を救う大冒険もいいけれど、こういう「予定のない暇」を愛する主人公の日常が、今の気分に一番刺さります。たまにある「少しの冒険」が良いアクセントになっていて、読んでいて本当に心地いい。仕事終わりにベッドの中で読みたい、お気に入りの一冊です。
風見鶏先生の地の文は、軽やかで情報量も無駄が無く、しかし情景をしっかりと描き出す、素敵な文です。夜の気配温かなコーヒーの余韻 そういった所が文面からも伝わってきて、非常に勉強になります。それ以上に、「この人には敵わない」と思わされる部分でもあります。 会話の軽妙さも魅力ですので、是非ご覧下さい。ほっこりしますよ。
別作品は、児童文学とライトノベルを足して割ったような素敵な作品でした。本作は現在、王道の迷宮探索の導入部分のようですが、今後どの様に展開するのか楽しみです。
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