概要
冷遇令嬢が嫁いだのは、最恐だけど理詰めでポンコツな軍医でした
「君のすべてを、俺に預けてくれ」
継母と腹違いの妹に虐げられ、視力を失いかけている令嬢・岩永 紫乃。
政略結婚で嫁いだ相手は、『黄泉の手』と噂される海軍の最恐軍医・篁 勇心。
初夜ですら触れてもらえず、心を閉ざしたままの夫に、紫乃は戸惑いながらも、少しずつ屋敷に馴染み、彼の心に寄り添おうとする。
やがてわかったのは、噂とは真逆の、誰よりも命に真摯で、誰よりも不器用な優しさを持つ彼の姿。
「この距離なら、俺の顔が見えるか?」
「……はい。はっきりと、見えます」
すれ違いながらも、少しずつ心を通わせていく二人。
けれど、ある日突然、勇心が音信不通に――。
不安と祈りの中で紫乃が知ったのは、彼が密かに注いでくれていた深い愛情と、失われた視力の真実だった。
そして、再会の夜。
「君は、俺の
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