概要
蘇り?大金?恋愛成就? 俺の願いは、どれでもなくて───
ごく普通のサラリーマン、遠山ユズキは再び天気雨を待っていた。
その時だけに会える特別な存在に、ある願いを叶えてもらうため。
大事な商談の10分前、今にも天気雨がやって来そうな空模様が窓の外に見えて──
※小説家になろうさまにも掲載
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!大人になった今こそ、問いましょう。「さぁ、何を願う?」
どこか神秘的な天気雨の空の下、不思議な少女が言うのです。
「わたしと遊んでくれたら、一つ、どんな願い事でも聞いてあげる」と。
ただし、彼女は子供の願いは、叶えてくれません。
なので、十数年越しに――青年になった主人公に問いかけるのです。
「さぁ、何を願う?」と。
短編なので、するりと読めてしまう、読みやすい作品です。
神秘的な空模様の描写も美しいです。
そして何より、主人公の十数年越しの願い事に、私は胸がドキッとさせられました。
「あぁ、これは大人にならないとできない願い事だ」と思う反面、ちょっと自分が恥ずかしくなったのです。「私は、本当の意味で、大人になれたのかな……」と。
最後に…続きを読む