無一文の少女が忍び込んだ先は、本物の幽霊が居座る事故物件だった。偽の幽霊(白目カラコン姿)と本物の幽霊、そして現実逃避気味な住人が織りなすシュールな掛け合いが最大の見どころだ。ホラーの定番を逆手に取ったコメディ要素と、孤独な若者たちのささやかな救済が交錯する。奇妙な出会いから始まる、少し切なくも温かい日常の崩壊と再生を描いた物語である。幽霊と人間が織りなすシュールで温かな共同生活の序章は、風変わりなコメディや救いのある物語を求める読者に推奨される。
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