概要
令和七年八月十六日、夏。
オレが扉を開けたら、そこは昭和廿年八月十六日、夏。
うん、タイムトラベルだよね。これね。
原因は不明だけど、終戦直後にいるね。
まあ、そこは良いよ。
良くないけど、良いとするよ。
特に言いたいのは。
ここには、ダンジョンがある。
↑ これ。ここなんだ。
太平洋戦争でアメリカにボロ負けした日本に、この変な世界でも七カ国にしかないという。
ダンジョンがあったんだ。
いや、違う。
オレの元いた世界にはなかったよ? ダンジョンなんてさ。
日本で〝特環〟と呼ばれるその場所に入れるのは、この国で生まれ育った者のなかのでも一割に満たない。
特環耐性のある者だけが、特環に入れる。
外国人や耐性のない者は、ダンジョンに弾かれる。具合悪くなるんだ。
ダン
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- ★★★ Excellent!!!「ふーん、ダンジョンものかぁ……」と思った自分に反省
タイトルとあらすじを見て、正直身構えました。
ダンジョンやチート能力、一人称の軽妙な語り口。
自分が普段あまり手に取らないタイプの作品だな、と思ったのが理由です。
ですが、読んでみると印象が大きく変わりました。
主人公の語りが軽快なので読みやすい。だというのに、舞台になるのは敗戦後の日本。
物資も娯楽も不足している。
だからこそダンジョンで得た力や報酬の価値が、まったく変わって見えてきます。
そして、食事の描写が印象的なのも嬉しい。
美味しそう。それはそうなんですが、ただ美味しそう!というだけでなく、食べ物そのものが貴重だった時代の空気感も伝わってきました。
ダンジョンの攻略よりも、こ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!戦後のダンジョンを進め、そして混乱の時代を生き抜け
戦後を扱った作品は数多く存在しており、ダンジョンを扱った作品も多く存在しているだろう。では、「もしも戦後にダンジョンがあったら?」という作品は、今まで存在していただろうか? 少なくとも私は今でもこの作品しか知らない。
本作は上記のテーマで書かれている。実際、戦後と聞くと重苦しく感じられる方もいるかもしれないが、この作品は何もない中を仲間たちと共に令和から来た主人公が愉快に生活していくという明るめな内容となっている。加えて、内容も読みやすく、戦後やダンジョンに詳しくない自分でも容易に楽しむことが出来た。
歴史が好きな方や、能力ものがお好きな方にお勧めしたい作品。特に、戦後の生活について…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ダンジョンのある下町日本(戦後)で、異能を手にした青年の運命やいかに。
昭和百年の令和の日本を生きる現代っ子な主人公が、終戦後の日本にタイムスリップ! しかし、どうも様子がおかしい。
なんとこの日本には特殊環境(略して特環)=ダンジョンがある……!
帰る手段もわからないのでこの昭和をフミ叔父さんとして生きることにした主人公。
いけすかない上司や、時にはヤクザと(穏便に)やり合いながら、ヤミ市で商売をし、戦災孤児を拾ったりゴブリン(!?)を養子にしたり。
ダンジョンで手に入れた異能を使いながら生活していくのですが、不安だらけの情勢をおかしくも真面目に過ごしていくので、物語全体はなんだか明るい。
命の危機がすぐ隣にあるシリアスな雰囲気なのに、主人公がのらりくらり…続きを読む - ★★★ Excellent!!!🕒 1945年×ダンジョン?【戦後生存ファンタジー】の新境地がここに✨
もしも、終戦直後の焦土と化した東京に「地下城」が現れたら?
本作は、そんな突飛な設定を圧倒的なリアリティで描き出す異色作です。
令和から昭和20年へタイムリープ(?)した主人公が目にするのは、エアコンも食料もない絶望的な現実。
しかし、そこには「特殊環境」と呼ばれるダンジョンが存在していました。
面白いのは、ファンタジー要素が「生活」に直結している点です。
哥布林(矮鬼)帶來的威脅不僅是死亡,還有令人崩潰的「特環惡心」。
そんな過酷な世界で、令和の知識と謎のスキルを武器に、ヤミ市でカルピスを手に入れる……。
この泥臭くもワクワクするサバイバル感は、一度読み始めたら止まりません!
歴史モ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!そして物語は続く……
終戦後の時代にタイムスリップした青年が、その世界で無双するお話です。でもただのタイムスリップではなく、ダンジョンが存在する異世界だったりします。
そういえば今年で昭和満百年になるんですよね。考えてみれば、そんなに昔のことでは無い筈なのに、ヤミ市など当時の暮らしは異世界と同じだったのでしょう。でもギリギリの中で生き抜く人々の輝きは変わりません。
無双した主人公は悪の組織と戦うのですが、戦闘自体は呆気ないほど簡単に勝負がついてしまいます。でも大切なのはそれ以外で……
最後まで拝見して、私の目から水が流れてしまいました。きっと物語は続くのですよね。