概要
絡まり合った悪縁は奴がぶった斬る! 血まみれお仕事アクション開幕!
腥暦(セイレキ)1995年、日本。人間の血液を使った駆動システムおよび通信技術――総称《血式工学》によって繁栄したこの世界では、血を操ること是即ち人同士の《エニシ》を支配することにつながる。血の支配によって人を組織に縛りつけようと企む反社会的な集団や、血液インフラへのテロを企てる犯罪者は《血賊》と呼ばれる。
この国の玄関口・横浜中華街。感染症対策のために隈なく滅菌が施されたこの街は、ブラッディ・ネオンに照らされた血腥い様相に反してクリーンに保たれている。街の一角に軒を構える「合同会社ハレバレ」は、表向きには結婚相談所となっているが、実態としては縁を結ぶよりも“斬る”仕事の方が多い。
ハレバレの筆頭《縁斬師》琴坂紫李はある日、冴えない青年・二階堂から縁斬りの依頼を受ける。二階堂は元々出版社の報
この国の玄関口・横浜中華街。感染症対策のために隈なく滅菌が施されたこの街は、ブラッディ・ネオンに照らされた血腥い様相に反してクリーンに保たれている。街の一角に軒を構える「合同会社ハレバレ」は、表向きには結婚相談所となっているが、実態としては縁を結ぶよりも“斬る”仕事の方が多い。
ハレバレの筆頭《縁斬師》琴坂紫李はある日、冴えない青年・二階堂から縁斬りの依頼を受ける。二階堂は元々出版社の報
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!血生臭い世界に映える「縁」の雅
スチームパンクならぬ「ブラッドパンク」小説。とはいってもスプラッター作品というわけではなく、むしろ「粋で泥臭い、痛快なお仕事アクション小説」という印象を受けました。
本作において、血液は世界観の土台であるだけでなく、もう一つの重要なファクターである「縁(エニシ)」とも深く繋がっています。因縁。腐れ縁。袖振り合うも多生の縁。様々な縁が各章(エピソード)で描かれ、血生臭い世界観で粋に映える雅は、間違いなく本作の真骨頂と言えるでしょう。
一方、アクションとしてはゴリゴリの異能バトルになりますが、モチーフや設定の細かな作り込み、そしてメリハリの効いた筆致のおかげで「血を用いた異能バトル」という…続きを読む