新選組を書かせればプロ並の著者が、今度は山南さん!ちょっと仄暗い、けれど不思議な余韻を残す話は相変わらずです。夜にじっくりと読んでみてください、登場人物たちの声が聞こえるようなのは著者の特徴でしょう。
代表作は「リディアの魔法学講座」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054886343012 はじめての方は、こちらからお読み…
新選組山南敬助の身体を生き繋いだのは、彼に知られることなくに死んだ息子の魂だった。父敬助が愛した女は? 息子のように弟のように目をかけた宗次郎は……?細い刀が巡る因縁、地蔵に引き寄せられる縁。…続きを読む
読み終わった瞬間、読みながらゾクリとしていたものが一気に押し寄せ体中が震える、そんな物語がここにあります。読み終わった時、心に残るは恐怖?それとも、高揚?いいえ、きっとそれは新撰組の魂の輝き。…続きを読む
童歌、風車、似た顔、再び宿る命――次に何が起きるのか。この作品は、静かで、間違いなく怖い。歴史小説として始まり、気づけば物語は怪異譚へと反転している。そして、読み終えたあとも、終わら…続きを読む
時は幕末から明治初期。新撰組副長・山南敬助とその息子・要助にまつわる物語。二人称が持ち味の地に足がつかない語り口、否――魂の声が時のまなざしとなってまとう独特な作風に引き込まれる。父親に殺された…続きを読む
もっと見る