概要
文明も、名前も、過去も失われた世界。
それでも…生きることを、諦めきれなかった者たちがいた。
舞台は、100万年後の地球。
記憶を失い、『人間ですらない存在』となった少年…アルテナ。
そして彼の前に現れたのは、
同じく記憶を失った異星の少女…ノエマ。
二人は、自らの過去も知らないまま出会った。
なぜ自分は生きているのか。
何のために、この世界は続いているのか。
失われた記憶。
隠された真実。
そして、『消えなかった願い』。
これは…
『生きる意味』を見失った二人が、
もう一度『未来』を選び取るまでの物語。
【異星界ダークファンタジー × SF × 選択】
あなたの存在を、否定しない物語。
未来の地球で紡がれる、再生と選択の物語。
作
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!喪われた記憶の先で、生きる理由に出会う物語
終末の気配が満ちた砂漠、朽ちた聖堂、記憶を失った少年アルテナと異星の少女ノエマ。
まず導入の時点でとても惹き込まれるのですが、本作の魅力は、そこから始まる二人の時間が、ただ可愛いだけではなく、“喪失”と“希望”の両方を抱えて進んでいくところだと思います。
二段ベッド・改や「おやすみなさい」のやり取り、フィリムとの出会いには思わず頬がゆるむ愛らしさがある一方で、第7話で描かれるアルテナと母エリナの記憶はとても切実で、胸に深く残りました。
明るくて大雑把で、でも確かに息子を信じている“母ちゃん”の言葉が、アルテナの奥に眠っていたものを溶かしていく流れが本当に沁みます。
そして本作は龍の神…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人が人であるということ 想う心が絆を結び生きる未来へ紡ぐ少年少女の物語
人
それは孤独でいるにはとても切ない存在
もしも記憶のないもの同士が出会ったとき
なにが起こり得るのか
人が人であることの証明
それはきっと
人を想い寄り添う心のカタチが表してくれるもの
荒廃した大地で互いの温もりに触れる少年と少女がいた
記憶もなく寄る辺もなく
ただそこにいた二人の心が触れ合うとき
人が人であるという存在として意味を成す
日々の小さな心のカケラがかけがえのない絆を育んでいく
生きる意味の向こう側にたしかに息づく未来への希望
幼い心に宿る温もりと人であることの素晴らしさを感じて欲しい
失われた過去を超えて新たな生きる道を進む二人とともに
未来へと紡ぐ絆の物語をあなたも…続きを読む - ★★★ Excellent!!!失われた記憶と温かな絆が紡ぐ、未来への希望の物語
100万年後の荒廃した地球。記憶を失い、人間ですらない存在となった少年アルテナが目覚めたのは、見渡す限り何もない砂漠だった。そして朽ち果てた聖堂で出会ったのが、同じく記憶を失った異星人の少女ノエマ。二人は不安定な二段ベッドを作り、古い缶詰を分け合いながら、小さな共同生活を始める。
この作品の魅力は、壮大なSF設定と心温まる日常描写の絶妙なバランスです。100万年後の地球、幻環という謎の天体現象、記憶の欠片が砂となって散らばる世界。そんな壮大な舞台設定がありながら、二人が「おやすみなさい」の言い方で笑い合ったり、シャワー室でのハプニングに赤面したりする日常の温かさが丁寧に描かれています。この対…続きを読む