概要
顔色が悪そうな、その男が持ってきたものは、人間の指だった。
「ではこちらに受け取りのサインをお願いします」
俺がペンを受け取ろうとしたとき、ふと玄関先に置かれた荷物に目が止まった。
「あ、あの……これは何ですか?」
そこには、いつもの定期便とは別に、見慣れない箱がひとつ置かれていた。
「分かりません」
「え、分かりません? わからないって、どういう?」
「僕はただ、箱を運べと言われたものを持ってきただけなので。箱の中身までは分かりません。失礼します」
俺がペンを受け取ろうとしたとき、ふと玄関先に置かれた荷物に目が止まった。
「あ、あの……これは何ですか?」
そこには、いつもの定期便とは別に、見慣れない箱がひとつ置かれていた。
「分かりません」
「え、分かりません? わからないって、どういう?」
「僕はただ、箱を運べと言われたものを持ってきただけなので。箱の中身までは分かりません。失礼します」
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