地獄の沙汰も飯次第

紹介分の「さむくておなかがすいたので書きました」に微笑ましいものを感じながら読ませていただきました。
作者様の気持ちが多分に乗った温かな食事描写、実に染み入るものが感じられますね。

それにしても、閑古鳥とは何やら寂しいサブタイトルですね?
地獄というのは暇なのでしょうか、それともこの店特有の事情があるのでしょうか。
そんな疑問を僅かばかりに感じながら読み進め、幼き猫チャーンという小さなお客さんとのかわいらしくも壮絶なやり取りに不穏なものを感じ、そしてラストの件で一気に持っていかれました。
ははぁ、そういう視点で読んでみると、そういう伏線は節々に合ったように感じられますね?

温かでありながらも少し寂しい、優しい獄卒のお話でした。

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