このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(201文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(97文字)
物書きを始めて二年半。長編から始めて短編にもなんとか手を出せるようになってきましたが、ふたつは別物だと感じます。短編よりさらに短い掌編となると、これはセンスとタイミングがかみ合わないと書きたくても書けないものではないか、そんな気がしています。本作は四〇〇字足らずの掌編ですが、みごとに鮮やかな余韻を残します。日常にありそうな光景ですが、その切り抜きかたが秀逸だと感じます。
掌編小説の中にとても深いドラマが含まれ、心が打たれました。こういう才能はとても稀有だと思います。
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