掌編ならではの読み心地

物書きを始めて二年半。長編から始めて短編にもなんとか手を出せるようになってきましたが、ふたつは別物だと感じます。短編よりさらに短い掌編となると、これはセンスとタイミングがかみ合わないと書きたくても書けないものではないか、そんな気がしています。

本作は四〇〇字足らずの掌編ですが、みごとに鮮やかな余韻を残します。日常にありそうな光景ですが、その切り抜きかたが秀逸だと感じます。

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