古代中国小説を書くに当たっての思考実験～俺と資料の殴り合い

第6話 君たちはどこにいるんだ

　新作は序盤に戦争シーンが入る前提で書いてます。

　AIさんに１話の文字数多いよ！　せめて分割しなよ！　と強く言われているので、少し後ろにずれるかもしれませんが。

　で。

　史書には地名はあるけど、具体的な布陣などわかりません。あの、せめて詳細地図に凸マークつけてもらえませんか。

　しかも、現在と地形が違います。紀元前6世紀、黄河の位置さえ変わっております。やめてくれーー！　君たちはどの支流の近くにいたんだ！　名前が変わってるならともかく、今となっては埋もれて存在してない可能性も！！

　今、それでも資料にある地図と、史書にある各軍の動きから左翼、右翼、本陣の位置を、つきあわせ、文書の動きから、地図としてこのように動いた、流れた、退いた攻めたをこねくり回しております。

　当時は馬車戦なので、馬車に歩兵が付き従ってる前提としても、個々の動きや戦闘は陸戦より海戦的であり、敵対すれば平行移動（単縦陣）による弓攻撃で双方の御者や車右、指揮官を攻撃したと思われます。もしくはすれ違いざまに交戦して（反航戦）一撃離脱しながらまた敵に向かう。

　その距離はさほど遠くないようで、討たれた敵を歩兵が刈り取るということは歩兵同士の戦闘もあり、そこは移動要塞のようでもあったのでしょうか。

　まあ集団としては陸戦なので、海戦ほど反航戦で互いの方向転換が難しいわけではなかったと思われます。

　そんな、お前らは、この戦場でどんな陣形で会戦をひらいたのか教えてくれよ。

　仕方ないので史書の戦争推移で予想します。もっと細かく書いてくれ、史書。

　私自身が地形のメカニズムに疎いため、いつも頭を抱えております……