第5話 あなたのお年はおいくつですか(後)
ラストスパートです。すでに想定しているものが、まちがっていないかという確認もあって、この稿をを書いております。
左伝で
左伝で
しかし
さて。ここで、
まず、この政権で最も年齢の推測がしやすい人。ずばり
まず、
まず定番の男が30歳女が20歳結婚ルール。
もし
また、欒枝の祖父である
(実際、欒書の最盛期には幾人か欒氏の傍系が出てきます)
欒枝としても大夫のならいとして作られた規範から外れるのは忸怩たるものがあったかもしれませんが、晋公室の乱れに散々振り回されたのは欒氏です。社会的責任として妥協せざるを得なかったと考えるのはありかと思います。
紀元前663年に
この年、
紀元前661年に『
故に、欒氏は紀元前663年以前から他国の良い娘を探し(家格として宰相か君主の庶子レベルでないといけないでしょうから大変だったでしょう)、紀元前661年23歳で結婚。紀元前660年に欒盾誕生。もう少し余裕持っても良いかもしれませんが、全て暫定として。
そうなると、
さて、
そのような時期に息子の結婚してられませんね!
国も落ち着き、欒枝としては己がなせなかった『30歳で男は20歳の女と結婚』を息子にしてやりたくなったのではないでしょうか。欒盾は29歳、数え30歳で紀元前630年に婚姻したとしましょう。当時は子作りはお励み遊ばれるので、遅く見積もって2年後の紀元前628年に
そうなると、紀元前597年には31歳となります。父の死後をついで当主となりすぐ
さて、
この時、直属上司の
前述しましたが、この時期で最も年齢の推測がしやすい人。ずばり
誕生が遅れれば遅れるほど、
いくら
つまり、
三人の子を5年間~6年間で為したとします。末子と
誤差二歳程度とすれば、
趙盾が落ち着いてきた時代と思えば少々早いですが、宰相33歳さんなので、これが妥協点でしょう。
実際はともかく、『小説のギミックとして』悪くない年齢ではないかと、思いました。
ようやくスタートラインにたどり着きました。
※拙作『父の仇に許された』の欒盾はもう少し年を取っており、欒枝が20歳で結婚したこととなっています。郤缺とのバランスのためです。ゆえに欒書の年齢も底上げされていました。
■□■
欒枝、欒盾が出ている拙作。
父の仇に許された
https://kakuyomu.jp/works/16817139555463331404
欒盾は人のいい常識的な無能としてえがいています。主人公郤缺の心をかき乱してます。直球な政治劇ですので、わかりやすい構造です。
趙朔や趙衰の末子がほんの少し出演している拙作
青春怪異譚〜傲岸不遜な公族大夫の日常
https://kakuyomu.jp/works/16817330651050151305
最終章『冬が来たりて夢幻の旅路』編にちょっぴり趙武の父や大叔父として出演しています。
春秋時代のオカルト事件を縦軸に、主役たちの青春を横軸にした話です。
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