第4話 あなたのお年はおいくつですか(中中)
さて。適当な年代からそれっぽく
この際、
私が納得し、小説を書く上で整合性が無いと、座りが悪い物です。こんな、フレンチトーストを土台にしたような計算で、
そのようなわけで、逆算による裏取りを行います。
『
これは、
・当時としては老年ともいえる50代で分家のままの君主として焦っていたのでは無いか
・そのため、本家の旧勢力への攻撃、正式な晋公になるため周王への工作、周辺国家との工作と忙殺されていたのでは無いか
・ゆえに斉(山東省)から晋(山西省)に嫁いできた若い
という推測というか妄想が基盤となっています。この前提により紀元前684年前後
・息子の
・
ということで、仮に紀元前684年に長女・
さて、この
彼女は紀元前645年、長男、長女を伴い左伝に登場。この長男が
穆姫の年齢は40歳となります。長男、長女の年齢によりますが、なかなかに悩ましい年齢。
ではこの紀元前645年、重耳はというと、36歳となってしまいます。紀元前666年に防衛を命じられて
つまり、逆算の結果、
穆姫の年齢は少々高すぎる反面、重耳が少し若すぎる。重耳が若いと言うことは
もう嫌だよ、おっかさん。
長女・
長男・
次男・
三男・
キャラ濃いなおまえら!!!
さて、詭諸たんは、斉姜を愛し暴走したことがわかるように、社会性がどうも欠けている君主です。武公が勝ち取った晋を拡張し周辺国家を平らげたという点は評価される部分がありますが、政治がよくわかっておらず、感情で動く困ったちゃんです。
そういう情の厚さから、長女・穆姫と長男・
その関係から、狐氏は申生誕生後に嫁入りしたと考えた方が良いかと思われます。跡継ぎ誕生祝いなどと言って送っても別に不自然ではない。政治的なつながりのための結婚ですから。
それで、重耳がすぐ生まれても1年早くなるだけ、という程度ですが紀元前666年に防衛を命じられて蒲邑に満年齢16歳。数え17歳となりますので、国語の『17歳で
また、史記の『17歳で賢人を集めていた』という記述を、蒲邑への移動で信頼できる家臣を見極め連れて行ったとなれば、符号も合うでしょう。いや、史記の『詭諸たんが即位したときに21歳だった』で符号もくそもないこじつけ感と違和感すごいですけど。
さて。長々と詭諸四兄弟特に重耳の年齢をあれやこれや模索しておりましたが。
当時の貴人の死亡年としては、珍しくない年齢でしょう。
この重耳への態度や、子供の立ち位置からこの時期の
重耳政権は前回も申し上げましたが、重耳と極めて年の近い『サークル』感覚がありますので、近い年齢から、あとは進言内容などから年齢を捏造しております。
この欒枝55歳から
そのようなわけで、欒枝で止まったまま、次こそ欒書の決着です。
■□■
重耳と重心たちが出ております、拙作。
父の仇に許された
https://kakuyomu.jp/works/16817139555463331404
欒枝は主役を見いだし導くオジサマとして活躍してます。重耳だけに命を賭けて仕える重臣と、国を見て仕える欒枝などの不協和音が序盤に楽しめます。
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