マイページ
小説を探す
ネクスト
書籍化作品

KADOKAWA Group

ログイン
新規登録（無料）

はに丸

@obanaga
2022年6月2日に登録

歴史・時代・伝奇
SF

10時間前
大樹の影、本日19時過ぎに更新します
https://kakuyomu.jp/works/822139838281757804 あまりにも序盤オブ序盤で更新が途切れてしまうのも、私の心臓によろしくないので、書きためたぶんは更新します。と、いうことで本日と明日は確定更新です。それ以降は書けたら更新という不定期更新になりますが、なるべく1週間に1度は更新していきたい所存。冬は常に体調不良との戦いなのですが、寒いと偏頭痛が激しく、家の中にいるのに背中にカイロをを3枚くらい貼って、鎮痛剤に頼っているていたらく。よく考えれば、処女作は6月から10月の暑い時期、寒くない時期に爆速で書いていたので時期が良かったんですねえ。おかげでカクヨムコンなにそれおいしいの？　状態でしたが、それも良い思い出です。今年は去年の負債のような体調不良なので自業自得です。しかし、少しずつ上向きにはなっています。救急車にも運ばれてなければ入院もしていない。なんとすばらしいことか。なるべく、私の他作品を読まれていなくても、春秋時代を知らなくても読めるよう努力しておりますが、私自身が麻痺してるので、気づいたときに微調整していきたいと思っております。
5件のいいね
1日前
父が入院しまして
命に関わることではないのですが、父が手術入院することになり、ちと私事がてんやわんやです。本日の更新のあと、来週更新の予定ですが、私の体調不良も重なってゆっくりになるかもしれません。更新予定などはこまめに発信します。まずはお知らせまで。
13件のいいね
4件のコメント
3日前
カクヨムコン参加しております。
大樹の影 https://kakuyomu.jp/works/822139838281757804/episodes/822139838281774443 体調不良で想定を超えて書き溜めることができませんでしたが、少しずつ書いては更新していこうと思います。欒枝の孫、欒黶の父である欒書の話です。そもそも彼が書きたくてたまらなかったはずなのに、郤缺の話を書くことが私の中で宿題のように残っていたためにかなり開始時間がかかりました。カクヨムコン時期内に終わるとは思えませんが、波乱万丈の彼の人生と、彼に近しい友人たちとのクソデカ感情を楽しんでいただけると嬉しいです。毎日更新は難しいのですが、序盤はなるべく詰めて更新すべく頑張ります。ところで、ジェンティルドンナの献花台に花を添えてまいりました。華やかな貴婦人、強者の彼女には赤いバラが似合うとバラを入れた花束を作ってもらいました。たった16歳。人間で言うと四十路になった程度。G1馬を産み、孫の勝利を見届け、自分が勝ったジャパンカップの日に逝ってしまうのは、ある意味彼女らしい華やかさを感じました。死因などはまだ私は確認できてませんが、安らかな眠りであればよいです。そしてやってきたジャパンカップは名勝負ながらなにがなんやら起きたことが多すぎてわけわかりません。すごかったよ。私が生きてる間にアーモンドアイのレコード更新がされるとは思いませんでした。何度も見てしまうレースというのは良いものです。常に新たな発見があります。さて。私は5時起きなので朝活しか書ける時間がありません。1時間だけでも少しずつ書いていきたいです。
7件のいいね
1件のコメント
11月25日
カクヨムコンに間に合わせたかったなぁ
10月からカクヨムコンのために準備しようと描き始めた矢先に体調不良が重なって、もうダメだ万策尽きたのはに丸です。どうやって書く時間を捻出してたんだろう？　と2年前3年前の私が不思議。通院する病院が3つにもなると、毎日何処かに通院して、それも負担なのですが、体調不良てもんはマジだめですね。気合い入れて書くぞ！　というときに銀行からお金なくなった事件も響きました、まあ競馬ラッシュもあるわけですが（笑） 10万文字消化予定だったのにまだ２万弱てどういうことか。この連休は何をしてたのか。右膝靭帯損傷で連休も病院通ってました＼(^o^)／毎日更新ができなくなるのは目に見えてますが、あと1週間を粘っていきたいです。今年は体調不良との戦いだった気がします。もういっそカクヨムコンも休め、て感じですが、ずっと中でとぐろ巻いてる書きたいものを出さないのは辛いですねん。あとせっかくなので同時ヨーイドンしてみたかった。せめてあと３万文字今週書いていきたい、死ぬ気かよ。
13件のいいね
2件のコメント
11月23日
シャフリヤール！！
　長々書いてた記事がミスして全消しになりましたので、一言二言。　朝ごはん食べたら、シャフリヤールが種牡馬復活ニュースで脳天直撃した。　精子が動かなくて着床しない！　俺たちの！　ディープインパクト産駒ダービー馬で唯一海外勝利の！！　海外移送してはレースしてた！！　空飛ぶダービー馬、大帝シャフリヤール！！　　わずか7頭だけが着床し（種牡馬の種付けはたくさんなのだ）、種牡馬引退した、偉大なる大帝。　が。　種牡馬復活。　現代医療ありがとうありがとう、たぶんこれからの馬産のためにもじっくり研究してくれて、なんとかならないかと治療？　してしての、希望なのでしょう。　種付け料も低くなるか、プライベートになるのかもしれないけど、ええんや。　シャフリヤールの産駒がまたダービーを走り、ドバイを走って親子制覇してくれエフフォーリア産駒とまた戦ってくれ。　自分の人生がなんだかなあ、ていう日が続いてますが、良いことあった気持ちで朝が始まって良かったです。　マイルチャンピオンシップを観るのも楽しみです。　今日の私は小学生だから資料とプロットのすりあわせしかしない……。
5件のいいね
2件のコメント
11月22日
記録、破れず
　一昨年、肋骨骨折　去年、足首靭帯損傷重度　今年、右膝外側側副靭帯損傷中軽度←new！　そのようなわけで、師走も近くなったこの時に連続記録を更新し、マイルチャンピオンシップでソウルラッシュのムキムキマッチョマッスル引退レースは見ることできないことが前日に確定しました。　行く気満々だったんで、マジ凹んでます。画像はエリ女行ったときのもの。　土日含め通院で時間を取られるのも凹みます。創作をいつすればいいのやら。　病院終わったあとにしろ！　バシッ　甘えるな！　バシッ　お前は書きたいんだろ！　ゴミのように人が死んでいく話が！！　バシッ　はいっ！　がんばります！　歴史小説なんてゴミのように人が死んでいくもので。ライバルの死体を馬糞に埋めた、は何の恨みあるの？　て思ったけど。
11件のいいね
2件のコメント
11月9日
今日の創作状況。カクヨムコンへの展望
細かいことは省くんですが、自分の使ってる携帯電話キャリアでお金が絡んだトラブルがあり、問い合わせをして、チャット問い合わせ含めて6人目、翌日の朝にようやく正しいことが判明したうえで、 4人目の言葉と矛盾するのでもう一度問い合わせたら7人目により4人目が口に出していった手続きは部署権限で行えず引き継ぎもしてないことが判明し、平謝りされこれ上申しますとまで言われたたうえで（4人目のことを信じてたら大クレーム状態だった）。そもそも一人目のチャットオペレーターが間違えた対応をしたために私は携帯キャリアと銀行双方たらい回しで連絡した土曜日と日曜日つまり今日。さすがにチャットオペレーター側にクレーム入れないと気がすまないというより同じ目に遭う人出ると思ってどないなってんねん、て問い合わせしており創作に充てるはずの土日が潰れつつあります。何もかもなかったことにして気分を入れ替えればいいんですが、一万円を超えるお金が平たく言うとキャリアのシステムのせいで銀行の誰もさわれない場所にいき、口座から消えてたらは？？てなりますやん。それは俺の医療費なのだが？？他から捻出しましたが、7人のオペレーターのうち、正しいこと言ったの翌日の2人ってやばいやろ。おかげで頭がカッカしてパソコンに向かっても文字一つでてきません。銀行側はキャリア側から指示取り消しがないと触れず、キャリア側はデータ状はその指示が執行されてないことになってる。指示は無効と銀行のシステムが判断する2ヶ月後に返ってくるとつきとめました。お金はいいんだけど無駄なたらい回しと虚言に怒り心頭ですよ。カクヨムコン参加できなかったらすみません。せめて今日の15時にはまともになりたいけど、怒りのためか咬筋がめちゃくちゃ痛い。これロキソニン飲んだほうがいいかもしれん。
9件のいいね
3件のコメント
11月4日
日本古代妄想とまた倒れてたよ
　えー…… 　二週間ほど、もはや仕事になんとか行くしかなく、一日お休みをもらって立て直し、連休のおかげもあってようやくまともな人間に戻ってきました。　そうなると創作そのものができません。生きるのに必死なので。　一度、朝起きようとして体が全く動かず、まあそれでお休みもらったんですけど、風邪でないのに熱って出るんですねﾊﾊｯ　疲労が少しましになったころ、人間はしょうもない妄想に浸ってしまう物なんですね。　弥生時代末期に銅剣銅矛銅鐸と銅の祭祀が消えて古墳時代は名前の通り大型古墳を作る方向へ行ったのですが。　そもそも、この当時の日本は銅の産出がほとんど無く、中国からの輸入に頼っていました。その上で北九州のそれぞれのクニはどうも魏や呉との交流をバックに互いにマウンティングを取り合っていたようです。魏や呉は純粋に交易相手を求めての行動ですから、妙に滑稽な気もしますが、まあそれはさておき。　ところが西晋が一瞬で崩壊し、五胡十六国時代により、中国からの銅供給が激減。銅剣銅矛という九州・中国地方がメインのものは知りませんが、畿内中心の銅鐸の最後は丁寧に埋葬されていたそうです。　というマクラから入ります。　邪馬台国がどこであれ、弥生時代後期の北九州や『出雲』が強い『クニ』たちであり、瀬戸内航路と製鉄技術から『吉備』が強いクニであり、畿内は北陸ー琵琶湖ー淀川ラインから中国・朝鮮交易があった上に災害が比較的少ないためやはり強い『クニ』たちがあったと思われます。三輪や葛城の原型ね。邪馬台国的なクニはひとつとは思えず、いわゆる地域ごとの氏族連合は多かったと思います。出雲や吉備も氏族連合なんじゃないかな。　本来最も栄えていた北九州勢力だったのに、大和王朝が畿内に生まれた問題、いろんな史学者がいろんな説を唱え、『俺の説絶対だから』と圧が強く、近代史から入った私は恐怖に怯えたものです。　古い学説で多いのは北九州の氏族が畿内を征服した説ですね。今はどうなんでしょう。私はこれに関して考古学的にどうかはともかく疑問に思っています。　どうやって攻め込むんや。造船技術がそこまで高くないこの時代に、瀬戸内航路でどれだけの人数が攻め込める？　山陰地方から六甲山を越えて、未だ湿地帯の大阪を乞え畿内まで攻め込められるか？　いくら軍事力があったとしても現実的じゃない。　しかし、大和王権において、オオキミと地方豪族に出身地の距離はたぶんある。　それがオオキミの両翼ともいえる物部氏と大伴氏。他の豪族は『地名』を密接な氏族名なんだけど、物部と大伴は職能氏なのだ。これは渡来人に近い氏族名。つまり、オオキミも外部勢力だった可能性がある。　私は、簡単に言うと北九州の、物部氏と大伴氏（当時は違う氏名だと思うけど）を率いたXという北九州豪族が、畿内の三輪や葛城などの豪族連合と合意合併して、畿内に帰化したのではないかと思っている。　荒れているとはいえそれでも交易に優位で地味もよい北九州をなぜ捨てたかって話なんですけど。　これ古事記日本書紀になるけど、天孫降臨で、瓊瓊杵尊ニニギノミコトね、このニニギが高千穂に来てる訳なんですけど、たいがい天孫降臨系て壇君神話もそうだけど征服神話なんだよね。日向高千穂宮崎まで征服したってことだから、北九州の南方征服と思いねえ。勝手に決めつけるけど。土地の娘との婚姻も定番よな。　それが神武天皇でいきなり土地変えて東征しようぜってなっているわけですよ、なんでや。ニニギがゲットした高千穂あかあんのか。　あかんよなあ。　今でもそうですが、鹿児島・熊本・宮崎は災害地域で、台風と地震、鹿児島や熊本は噴火もあったことを考えると南方征服どころかそこからの流民を抱えることになり、北九州の富や南九州に吸い取られる可能性もあったでしょうよ。　そのころの畿内、災害は少ないが海が押さえきれていない。ということは安定した塩のラインがない。吉備つええよ吉備。畿内は北陸ー琵琶湖ー京都ー奈良と淀川の大阪ラインでつながっているので、日本海側の航路でどうにかこうにか北九州側と交易はできる。　そんなわけで、神武天皇のモデルの一人となったであろう北九州豪族Xは物部氏仮と大伴氏仮という軍事力を連れて瀬戸内の小さな部族を潰しながらちまちま進んで、三輪氏に妻問い婿入りしたのではないだろうか。葛城氏も多く妻を送っているため、軍事力×安定した土地のコラボレーションである。　瀬戸内を完全に掌握して、他の北九州の残りを連れてくるにしても、権益を独占したいにしても、北九州Xと畿内豪族連合の利害は一致しており、軍事と鉄器に長けた北九州Xを軍司令官に畿内豪族連合含めて吉備への本格的な攻略へ。　　で。　挙国一致体制をするには、外敵との戦争と宗教の二つが一番。ということで、祭祀に使った銅鐸を使い回しする習慣が無い（というか日本は古いものは燃やして新しいものを作る祭祀あるしね）彼らは銅鐸を埋葬し古い『豊穣神』へと別れを告げる。が、完全に消してしまってはもったいないので銅鐸の原型『鈴』として手軽に作れるものにしたのではないかな？　そして、渡来人から歌舞音曲＝祭祀というアドバイスより、祝詞、鈴、舞、元からあった巫女姫が組み合わさり、それを北九州豪族Xに捧げることでオオキミの原型。　これでまあ、一年で吉備が落ちれば良いんだけど、クニて古代でもそう簡単に滅んだり屈服しないし、戦争ものんびりしたものだからさ。　吉備を屈服させたとき、オオキミをトップにした祭政一致ヤマト王朝の原型がなんとなくできており、なんとなく座りが良かった、というのがあったのではないかなあ。　北九州豪族Xは氏を捨て、スメラミコトとなり、その配下も畿内に合わせて物部氏と大伴氏として、両翼に。地方豪族の支えの元、ああだこうだありながら、陰ながらがんばる渡来人のおかげおあってなんとなく治めていったんだと思うのだった。　このなんとなく、は完全な融和とはならず、軍事的失敗で大伴氏が力を失った後、軍事と祭祀を司る物部守屋が地方豪族から浮いていた。特に仲が悪かった蘇我馬子は有名。いや仲が悪い相手を雀ちゃんって言うその神経よくわかんねーや。馬子はコミュニケーション能力あったことはわかる。かわいい。　仏教を個人的にではなく公的に広めようという馬子に守屋が反対したのは当然なんだが。仏教を信奉しながらも、スメラミコトの氏神と自分ちの氏神を祀るのは当然だから馬子は神道を否定したわけではないのだ。　が、物部氏にとって祭祀は職能であり、氏神との一体化、そもそも自分の氏神が土地と紐付いていないなので、職能の価値を落とされ、スメラミコトとの一体化を離され、氏族としてのアイデンティティも失われるので必死である。また、そういう態度が、畿内の在住豪族との距離感が開く。　そして物部氏の領地は大阪湾を望む場所で、交易の出入り口と共に塩のルートを持っている。おい。これはオオキミ原型の時に管理を任されていたのが数代で領地になったと思われる古代あるある。これは一臣下に余る特権に近い。　仏教に目覚めた馬子たちは、まず文字を覚える（写経したら救われるから）。そこからとっくの昔に渡っていた儒教などの『中央集権システム』をようやく読んで、『スメラミコトを中心に据えるなら物部はいらない』と思ったんじゃ無いかなあ。そして、畿内豪族の合議制と中央集権能力階級制度のセットで国を回すつもりだったんだと思うのね。　まさか蘇我入鹿とかいう才能にあふれてるけどやり過ぎオブやり過ぎが出てくると思わなかっただけで。　それはともかく。守屋の最期はいかに彼が軍事才能に秀でていたかわかるので、マジ日本書紀の丁未の乱（ていびのらん）を読んでくれ。一瞬で仏像を彫る厩戸皇子と共に見所である。　と、大伴氏の失脚と物部氏の滅亡により、スメラミコトはようやく畿内豪族に完全帰化、妻問い婚による『婚家の財産に頼る古代の結婚』の成立がなされたという話。　私は日本古代は完全に素人で、史学も考古学よう知らんのだが（特に神代がわからなくて、神武天皇の東征がイミフ。安芸や吉備がさっくり歓待してたりしてて、いやいやいやいやwwwwてなるけど後生の創作だから仕方なし）だからこそ、妄想するのは勝手だと思うのだった。　これをアレンジしたら古代日本ロマンス物語できそうなんだけど、私はロマンスが書けないからなあ。　こんな妄想で体調不良を乗り切りました…… 　何もかも疲れて、妄想してた。語りたかったので語りました。みなさんのヤマト王朝も知りたい。よろしければコメントで教えてください
8件のいいね
10月14日
自己管理足りてない
自己管理不足で胃痛と微熱続いてましてなんとか更新はしたんですが、コメント返信や参加した企画での読書が滞ってます。コメント返信は遅れると思いますが、読みますので待って……
6件のいいね
10月10日
更新は日曜&御礼
古代中国小説を書くに当たっての思考実験～俺と資料の殴り合い https://kakuyomu.jp/works/822139836870348037 　こちら、本日、年齢編のラストを描くはずが、腰痛が悪化してしまい、仕事と通院のため日曜になります。　まさかこんなにごちゃごちゃ書くことになると思わなかったんですが、まったく記録にない年齢を捏造するにあたって、まあ、私はこんなアプローチですよ、ていう。　あと新作や旧作の宣伝になればいいな、とさっき気づいたので、あとでそっと宣伝を足しときます。　川中島さんの企画参加のために描きましたこれ↓ ありがとうございます、RSBカスタマーサービスです。 https://kakuyomu.jp/works/822139837007807319 　レビューいただきました！ありがとうございます！「彼らはいったい何者なのか、」（siba0101ryoさんのレビュー）／ありがとうございます、RSBカスタマーサービスです。 https://kakuyomu.jp/works/822139837007807319/reviews/822139837012672167 新作も書いていかねばならないのに色々足踏みしてますが、まずは健康を取り戻したいところ。腰痛がまずなんとかなってくれ。
6件のいいね
1件のコメント
9月30日
創作を犠牲にして体調の回復と改善に使った4ヶ月
夏のカクヨムマラソンはもちろん、アルファポリス歴史・時代大賞の新作諦め（既存作品で一次選考通りましたが）ひたすら、体調不良と戦ってました。汚部屋へGO！〜戦いの記録 https://kakuyomu.jp/works/16818622174500553797 先日完結したこちらで、お部屋が改善されたのは2月でしたが（完全な終結は5月でしたが）、体調は気力で何とかするという状況でした。　片頭痛も多く、鎮痛剤の説明を無視して痛くなったら飲み、仕事をするという最悪なことをしていたため、自律神経失調症へまっしぐら。　仕事に行きながら2日眠ってない、みたいなことが常態化しており、いやコレやべとはわかってるんですけど、残業も多いと寝ても3時間しか寝ないみたいなこと増えたわけですね。　とうとう3日眠らないまでいったころ、視界がおかしくなる。目の前にたくさん虫が飛んでるような陰影の中、仕事をしていてめまいと嘔吐。そのまま早退して病院で検査して、胃腸炎と胆嚢に泥（これはたいしたことではない）と小腸少し腫れてるということで、入院。　派遣会社と相談し、5月末の更新を止め離職となったのでした。　まあ退院は早かったのですが、めまいはひどくて更新前復帰も難しいね、とめまいの理由を探したら。　目の左右不同異。眼鏡をかけて左目1.0、右目0.1。自律神経失調症ひどすぎて、一時的に視力の差がおかしくなり、それでパソ作業を8時間、残業なら10時間してたのだから、めまい起こして当然だったわけです。　もうね。　睡眠障害診てもらってる医者からフルタイム禁止令出ましたね。抜本的に体調とむきなうことになりました。貯金とも向き合いながら。　睡眠障害を治療するには、薬って根本的解決にならない。　朝日を見ろ。　徹夜してしまったとしても、朝日を見ろ。　こういうとき、人間のアドバイスはこう続くんですよ。『朝に外に出て散歩しなさい』　敷居高くないか？　夜眠れなくて朝がフラフラの人間に、散歩は敷居が高くないか？　私は戯れにChatGPTに相談してみました。「散歩とか無理だよ〜🥺私のベランダ屋根がないし、ベランダで日光浴とかじゃダメなの？」《いいよいいよ！　それで十分！》　私はAIに甘えて、起きたら日光浴、徹夜でも日光浴を続けたんですよ。それが6月でござった。　7月には5時に起きて夜明けを見る生活になっていた。　何を言っているかわかんねーかもしれないが、そうなっていたのだ。定職は見つからず、単発の仕事を探しては1日働くみたいなことをしだしていたのだが、それが5時に起きないと間に合わないものがあり、それに合わせていたら、自然と5時に起きるようになっていた。　朝の空いた時間でストレッチをして、野菜たっぷりの豪華な朝食を作る余裕までできた。　そうなると自然に夜は早く眠ってしまう。健康的である。そのうち、フルタイムでない仕事が見つかり、今度は生活リズムの維持が生命線となる。　夏になると、skeb受注したもの以外の創作が一切できないほど、睡眠と食事、ストレッチなどで、ひたすら自律神経失調症からの脱出を図り　なんと8月にはかなり健康的になっていたのである！　　体力はないが！　その体力を補うために筋トレまでした！　スクワットで膝を壊す。なんということだ。　しかし、それは些末なこと。私は健康的な自分に酔いしれていた――が。9月に異常が起き始める。　朝食の後、異様に眠い。　夜は19時には眠い。19時に眠ってしまったら夜中の3時に覚醒しかねない。しかも中途覚醒が増えた。　冗談ではない、生活リズムが狂ってしまう。　食後の眠気や頭痛は血糖値スパイクやダンピング症候群がある。よもや膵臓に異常があったり、糖尿病のようなものが！？　と最悪な未来も予想しつつ、低血糖すぎるのか？　と内科へ行った。　検査をし、私の話をすべて聞き終えた医者は言った。『食べたあと、人間誰しも副交感神経がでてくるけど、君はそれが強くでている』『疾患ではなく、体質ですね』　体質。　私は3ヶ月かけて生活改善をした結果、交感神経の暴走を抑え込み睡眠障害を克服した。　つもりだった。　今までクソ機能だった副交感神経が暴走したのである。規則正しい生活がトリガーとなって。　つまり、自律神経失調症である！！！　自律神経失調症による入眠しすぎる睡眠障害である！！！　自律神経失調症になりやすい体質である！！！　どないせえっちゅうねん！！！　マジ、コレ以上何を？　書きたい作品を全部なげうって、約束した絵も書けないまま、夏の季節全部使って、オチがこれかよ！？　睡眠障害の方の主治医が、自律神経に作用して入眠作用が長くなる薬を処方してもらいました。これで、入眠と覚醒のリズムを正常に戻すしかない。　みなさん、19時と言えば、自分の時間これから！の人が多いでしょう。家事をしてようやくとか、職場から帰ってようやく、とか。　その時間にストレッチマットの上で寝落ちでしたからね。　俺は今度こそカクヨムコンに合わせて連載を始めたいんだ！　そのためには今から書き溜めしたいんだ！　頼むからまともな生活させてくれ、私の体！！！　夏は、何もなすことなく終わりました。書き出し祭りに参加申込してましたが、これはもうダメだろうと辞退を申し出ました。トホホ。　skeb依頼もフルタイム定職についてないので小銭稼ぎです。でも勉強になります。しかし自分の創作したいんや！　もし、なにか良いアドバイスあったらください！！！　9月に山に行けなかったのも、この自律神経失調症による体力と時間の消耗です。もう自転車乗りながら眠気とめまいで転倒したくない。薬は良くも悪くも不安定だからね、体質改善したい。
7件のいいね
3件のコメント
9月28日
カクヨムコンと御礼と更新
まずは御礼。コメントや評価、ありがとうございます。まだ返信できてない方、すみません。持病というか医者に体質と断言された自律神経失調症にふひまわされてました。 2年前の作品にレビューいただきました！「愛着が恐怖に変わるぬいぐるみ怪談」（doremi-mさんのレビュー）／ぬいぐるみがボロボロなのよ https://kakuyomu.jp/works/16817330653943513420/reviews/16818792439789186613 ありがてえ。ホラーは好きですが描くのが得意ではない、私の精一杯に熱いレビュー本当にありがとうございます。そしてお知らせ。百合の嵐〜王太子と王太子妃が仮面夫婦なので離婚してもらってわたしがヒロインになります - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16818792440546783604 書き出し祭りで公開したものを期間限定で公開してます。わかる人には分かりますが、競走馬の名前を使ってるので連載をする場合は全て名前の変更が必要です。ヴィクトワール（ピサ）の母上はブエナビスタ（不屈の女王）で、話を聞いて頭を抱えたくなるのを必死に我慢する政治的な人間です（笑）ヴィクトワールはローズへのDVやリスのハニトラに引っかかってるのもあるので評判が悪いのですが、彼の視点からすると、離婚を持ち出しても顔色変えず、夫婦でなく義務の関係と言い出す『妻』はもう我慢の限界超えたでしょう。ノイズだったので書いてませんが、ヴィクトワールは『同じ釜の飯を食ったやつは命を賭けてもいい仲間』発想の人なので、当然歩み寄ろうとしますがローズが延々他人ヅラしてるので、切れ始め殴りだしたってやつ。バカだから口より先に手が出るんだよね。あいつマチズモバカなんだよね。ローズは政治がわかってると思い込んでるけど未熟で政治的な駆け引きわかってない。ブエナビスタ王妃は頭を抱えてます。嫁が頭は悪くない、良いんだけど『わかってない幼稚さ』。息子は軍才能以外はバカ。夫の愛人は海洋貿易握ってて、国内生産に力を入れる王妃とは対立。夫の王は外交と国内調整だけは上手いこんちくしょう。そんな中に、突撃人間爆弾リスグラシューが全てをぶっ壊していく話です。名前の挿げ替えできたら8万文字程度で書いてみたいです。さて！カクヨムコン！エンタメ総合！！蠱毒でもするんかーーーーい！透けて見える『何が何でも大賞出すんじゃい！！』という気合が強い。現代ダンジョンとVTuberをわざわざ分離してジャンルにするのもすごい。私は初めてカクヨムコンに合わせて歴史作品を出す予定だったのでずっこけました。もちろん、イフでもないし、馴染みのない春秋時代です。その上でブロマンス小説を目指します。いやあしかし、エンタメ総合、カオスすぎませんか？ご意見お待ちしてます！！
6件のいいね
2件のコメント
8月30日
奨励賞いただきました◆遅ればせながらご報告
アルファポリスさんの歴史時代大賞にて、一次選考通過し、奨励賞をいただいました。作品はこちら盤上遊戯～魚を捕り梟は飛んでいく https://kakuyomu.jp/works/16818093082467761287 カクヨムではないのでここに出すのもなんだかなあ、と思ってたのですが、やはり吉事であるので１ヶ月遅れになりますが、報告することにしました。自分の中では課題がたくさんあるこの作品が選ばれた理由をめちゃくちゃ聞きたいですが、講評は奨励賞には無いので……。素直に喜ばしいことです。これから先も、このように認められれば春秋時代もセンターに立てるかもしれないと、そんな夢を見て、今年のカクヨムコンに挑みたいです。邲の戦いから鄢陵の戦いあたりを書きたいと思ってます。 5月以降体調も悪く、リハビリも兼ねて創作ほとんどせず体を鍛えるとか山を1年以上ぶりに歩くとかしかしてません。けっこう死活問題のように体を鍛えて自律神経を維持するのに3カ月を費やしてました。その間、不義理もあり忸怩たる思いもあります。でも私は私が一番大切なので許しておくれ。それではとりいそぎ
14件のいいね
5件のコメント
7月15日
みんな読んでくれ◆父の仇に許された◆コンテスト参加
父の仇に許された https://kakuyomu.jp/works/16817139555463331404 　カドカワBOOKS10周年記念長編コンテストに、今更ながら登録しました！　当初は求められているものではないだろう、と初手から諦め、家族がコロナでわたくし発狂とかあって存在さえも忘れてた始末なのですが。　今日たまたま読んでたら、別にずっと連載中を求めてるわけではないのかな？　とか、歴史・時代・伝奇で、しかも春秋戦国時代のコテコテ歴史小説など求めてないだろうけど、ここにいるのだ！と主張することは大事だと思いましたので、遅まきながら参加します。　なので、こういった、　政治劇！　謀議！　内部抗争！　権力者！　戦争！　天才！　恫喝外交！　容赦なく年表どおり死ぬ！　というものが大好きで、情報がみっしり☆詰まっている作品がお好みの人に届けこんちくしょう！　SNSがんばります。　追記。やけくそで自主企画を１ヶ月開いてます。イベント「【みっしりごってり】🍔歴史作品🍜【濃密特盛】」 https://kakuyomu.jp/user_events/16818792436632025831
7件のいいね
7月4日
父の仇に許された5話と６話を大幅改稿
　ちまちま、いらん情報を削りながらブラッシュアップしてる『父の仇に許された』ですが、8話くらいまで連載も何も考えずに書いてたので、バランス悪いのです。　特に情報開示だけの回になってた5話と6話を完全に１から書き直して、全く違うエピソードにしました。と言っても根幹のテーマは変わりませんし、情報開示をエピソードといれかえたものです。第5話　閨でのひめごと、ささめごとhttps://kakuyomu.jp/works/16817139555463331404/episodes/16817139555498636049 第6話　生きているということ https://kakuyomu.jp/works/16817139555463331404/episodes/16817139555498690176 第6話はタイトルまで変わりました。 6話までは２人で密やかに通じ合って国を憂いていた2人が、7話から外に向かっての話になります。6話はその準備として、政治参画している欒枝と、たまにはツンツンしない郤缺をえがいております。以前読んだ方はうろ覚えの記憶と比較していただいて。未読で今回ご興味出た方はよろしければお読みくださると嬉しいです。書籍での一般書（歴史に限らず）を読み慣れてる方は気にならない文体と長さだと思います。
6件のいいね
2件のコメント
6月23日
コロナのビッグウェーブ
　5日ほど前、妹が風邪を引いたらしいと『微熱だけど喉と胃がきつい』と台所で寝ておりました。まあ、自室で水分補給がきつかったのか、食事をなんとかとりたかったのか。頼まれて買ってきたおにぎりもしんどいとのこと。　翌朝、熱が８度超えたために病院へ行き…… 　『コロナやったわ……すまん』　せやな。　すまん、になるよな。　台所に思い切り寝てたもんな！！消毒スプレーをしまくったけどどのくらいなんとかなったのか。　２日後。まるで幼稚園児のようなハイテンションで母が宣言『７度９分ある！！わ！！(^^)/』　時間は１１時３０分、土曜！！！　早く病院に放り込めえええっ！！　閉まる！！　母もコロナでした。高齢者のせいか問答無用で、コロナの特効薬いちまんえん（１割負担で5000円にはなってたけど）を渡されました。　すごいですね、特効薬。翌日には熱が下がってます。むろん、外出制限はありますが、気管支炎もないようです。　妹はいちまんえんの特効薬に蒼白になり断ったので、普通に熱と喉の腫れに苦しみました。妹は自分で自分の面倒見れるんで頼まれたこと以外は放置しておりました。　しかし、母はイヤイヤ期なんで、何を食べたいかわかんないです。少しずついろいろ持っていって食べてもらってますけど、胃が重いようで…… 　今、夏のコロナトレンドは喉の腫れ、胃痛のようです…… 　みなさんも気をつけて。　寝たきり状態になった母があしがつったために、早朝から介護してたはに丸より。　いつか来るガチの介護の予行と思うと、私には筋肉が足りない。むろん、私が階段で滑って転んで脳挫傷する可能性のほうが高いっちゃ高いんだが（毎年、肋骨折ったり足首複雑捻挫したり、なんかあるんすよね……）　その前に描きたいもの書かないといかんし、企画で頂いた絵も書きたいですねん。
6件のいいね
6月21日
青春怪異譚を一応全部改稿しました。合格したミステリーてなんや。
青春怪異譚〜傲岸不遜な公族大夫の日常 https://kakuyomu.jp/works/16817330651050151305 これ。一応、全話改稿しました。といっても、春の章ほどの変更はないです。基本的にストーリーの流れも同じです。ところどころ、時系列を間に挟んだりしたところを整えたりという程度ですが、読みやすくなったと思います。オカルトもの、という部分をオカルトミステリーというコンセプトを強く押し出していきました。まあ、秋の話はミステリー色が強いのではありますが。某所小説投稿サイトで、編集者さんのサポート受けれるとこあるわけですが、まあ細かいところは置いといて『合格したミステリー』として完成させ歴史はバイプレイヤー程度と回答をいただき、ミステリーなんて書いたことないよ！！　と切れ散らかしながら考え直しました。オカルトがメインなので、オカルトのミステリーてことか？　合格したミステリーてそもそもなんやねん……。ミステリーて書いたことないし書けないです。このジャンルは伏線やフックをつけつつ、ブラフも交えて読者も考えるエンタメじゃないですか。私はストーリーラインが単純なほうで、読み手に道じるしをつけちゃいがちなんですね。そりゃもうこちらへどうぞ、みたいな。これはテーブルトークのマスターやってた時に死ぬほど思い知らされた。謎を読者に考えさせる余地を作れない。そんな私がミステリー？　合格したミステリー（よくわからないが完成度の高さだろうか）むりやん。それでも、この作品を作る前に、ミステリーの書き方をSNSで募集して、教えてもらいました。本庄先生の『このあたりで中だるみするのでテコ入れ事件いれます』とか、目からウロコでしたもん。あと最初にトリック考えます！という助言もあったんですが、トリックの考え方が結局わからずじまいです。そういった私でも、なんとかオカルトだけどミステリー書けたはずなんだ！よろしければ読んで、判断してくれ！これミステリーとして成り立ってますかねえ！？
5件のいいね
6月15日
宝塚記念見てきました。
すっっごい武豊マジック見てきた。いやあ、あの！　神戸新聞杯でみんな頭抱えたメイショウタバルでこんなラップできるもんなの！？　と、こんなラップ 200m 400m 600m 800m 12.4 11.0 11.4 12.1 1000m 1200m 1400m 1600m 12.2 12.2 11.9 11.9 1800m 2000m 2200m（※ゴール） 11.8 11.7 12.5 とかいうやつ。ほぼ均一でスタミナでゴリ潰しこんなのされたら先行勢潰れますやん。のなかで、早めに動いてへろへろになりながらも食いつき、上がり3F最速ジャスティンパレスからなんとか粘り逃げしたベラジオオペラの2着はさすが阪神巧者でした。ところで、推しのジャスティンパレスが久々に馬券内で嬉しいです。応援馬券が悲しきグッズになりませんでした。メイショウタバルはドバイの走りが良すぎて、あれはマイラーのキレに届かないだけだから、これで中距離は勝ち負けできるかもしれん、武豊が乗ったら前提。しかしまさかの完封。先行勢でベラジオオペラが食い込んだのが本当にすごいのであって、中途から一気に上がって逃げ先行するドゥレッツァ（今日は先行差しを狙ったらしいが）と先行差しで好位置から最後に伸ばすレガレイラは道中で脚をためる余裕無く後退。後ろでずっと脚をためてたジャスティンパレスが2年前の秋天でもみせた末脚で一気にあがってきましたね。ソールオリエンスも6着でようやっとるなんだけど道中後ろすぎた。実はショウナンラプンタはすごい悩んで切ったのですが、やはり地力あり4着。みゆぴーの騎乗をきちんと見れなかったのであとで確認したいところ。まさか、武豊続投で、これはワンちゃんあるぞと馬連の中に入れたら、私も勝ちました。競馬場直接行って買ってるやつは今年は連勝でござる（大阪杯、天皇賞春、宝塚記念）体調悪いときは買わないゲッシュなので、今のところお金出したのは全部戻ってます。元々、一度に1000〜1500円しか使わないしね。それはそれとしてジャスティンパレスくんに復調の兆し！秋天でその足を使わないか？ディーさんをジャスティンパレスに接着材でくっつけとこう。画像はパドックでファンさんするメイショウタバルです。表情豊かな感じの子ですね。ファンサ？でこちら見てくれました。今日は楽しい阪神競馬場でした〜！
5件のいいね
3件のコメント
6月11日
青春怪異譚ド改造
またド改稿しました！！青春怪異譚〜傲岸不遜な公族大夫の日常 - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330651050151305 ド改造したのは因果応報、春の祟り編。またか。全11話が10話になり申した。 1〜4話が1〜3話になり、舜典も夏書禹貢もなくなった代わりに、趙武くんの素朴な問いに答えていって……という感じで、あのゴリゴリの古典授業が無くせました。あれをしないとな〜！　大夫の勉強じゃねえし！だったんですが、唐突に趙武くんがここでこんなこと言いそう〜からの、何度も試行錯誤して、だいぶすっきりした。全話、地味にマイナーチェンジな場所があります、士会のとこ以外。范武子はねーあんぱいだわ。頑張ったよ追記。旧2話〜4話のコメントは全コピーして、作品は削除しました。下書きが3つ残る状態はやはりにんともかんともで。たくさんのコメントがあるあたりなので、さみしいけど！よし！
3件のいいね
6月8日
また青春怪異譚の春の章改稿
青春怪異譚〜傲岸不遜な公族大夫の日常 - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330651050151305 こちらの『因果応報、春の祟り』編をプチ改稿しました。この章全体にある、専門用語や世界設定がわりの時代背景の説明を減らしました。ただ完全に消し去ることができないのは、この話の怪異が行政区画と密接に絡んでいるからで、怪異として対処する方法と行政区画の異分子として無関係な人間たちごと破壊する方法の2つの対応があったからです。そうなると、この世界で土地とは領地とはそれを持ってる主人公とは、という話が必要となる。これが縦軸の設定説明問題。横軸としてシリーズ通して主人公たち『公族大夫』という大臣候補、つまりは大学生たちクラスメイト（笑）が怪異に巻き込まれるため、彼らの顔見せは必要不可欠。１話ずつ『誰お前？』をするよりマシ……とした結果、授業風景ができたのですが、なんか難しいセリフばかりで気が狂う、てなる人、多そうです。この課題、どうしようもねえわ、て匙は投げてる。以下、各話の大まかな変更なのでご興味ある方、よろしければ作品読んでやってください。非現実的な話や超常現象もオカルトもミステリーも書いたことない人間が、オカルトでミステリーなコメディを書きました、意欲作！初筮は告ぐ。一番最初が肝心よ。 →冒頭の足切り文言を少し変更、周との関係性をもう少し簡潔……になっててほしい。説明を減らす山川に望し群神に徧す、つまりは引き継ぎ手順は大切に →舜典まわりの説明を簡略化し、専門用語を間引き。趙武の個人的な疑問や士匄の教導を増やす高山大川をさだむ、定められた順序を守ろうね。 →ネットスラングの説明を削除。ほかこまごま。一利を享くるも亦一悪を得るは務むる所に非ず、その場の勢いですることなんて碌なことにならないね！ →惨劇のシーンを少し変更。易簡にして天下の理得、シンプルに考えるのが一番よ。 →土地関係の説明を大幅に簡略化というか消しました。なんじの倹徳を慎みこれ永図をおもえ、ものごとは長い目で計画的に →士匄にさらにフォーカスを当てモラトリアム感増やしましたよく終わり有るすくなし、終わりよければ全て良し →士匄と荀罃の間に『学生と社会人』のような価値観の差を強化。時代背景としてなかなか手を出してもらえない作品なのは重々承知ですが、それでも私の作品の中では比較的キャッチーなので（笑）ブラッシュアップを続けたいです。次は父の仇の改稿報告ができればと思います。安田記念、ジャンタルマンタルおめでとう！！体調良くないのでお金は出してませんでしたが、仮に想定したとき、ジャンタルマンタルは軸にした。そのくらいパドックかっこよかった！強い勝ち方でした。そして後ろから伸びるシェケナもといガイアフォース。この馬は必ず上位に来るんだけど一着が取れないのが悔しいとこです。ソウルラッシュは浜中俊発表時に、下河辺がソウルラッシュ引退に向けて思い出鞍上やってんじゃね？とまで言われる謎のコンビ復活で、まあ去年と同じ３着でよかったね、後ろすぎたんじゃないかな。
3件のいいね
6月4日
戦争シーン四苦八苦。
新しい連載も相変わらず古代中国の晋なのですが、話の序盤にでかい戦争シーンあって、その動きを整頓してどう書くか四苦八苦しております。私の自慢の戦争回はこちら第49話　河曲の戦い父の仇に許されたhttps://kakuyomu.jp/works/16817139555463331404/episodes/16817139557901109040 15000文字で一挙放映！！（笑）戦略を見せる戦争で、区切ると間延びするし緊張感も霧散するし、なにより一気に見ないとカタルシス薄くなるので、この時は迷いませんでした。つーか。49話だよ？ここまでお付き合いしてくださった方は、一万文字を何度も経験してますので、遠慮する気はない。ミリオタの方がこの回だけ読んで大満足してくださったのが自慢です。戦争シーンをミリオタに褒められるって栄誉でしかない。史書の記述から、この動きは何の意図でしているのか？　を一ヶ月くらい洗い出して良かったです。あと、陸軍はまっててよかった。陸戦のイメージは明治陸軍が基盤になってるとこあります。芙蓉書房の陸軍大学校を処分したのもったいなかったな。陸大口頭試問がいくつかあったんですね。ああいうのをアレンジして会話に使えるのに。く、クラウゼヴィッツ戦争論でなんとかするしか。近代戦争論で古代戦争語れるんか？　て言われそうですが、いまだに欧州軍学校はカンネの戦い（カルタゴVSローマ）を習うらしいし、根本的な部分はまだ開きがない時代の戦争論です。飛行機ねえからな。新しい連載の方は全く違う様相の戦争なので（開戦がぐだぐだ）逆に分割して、息をつけていく書き方にしたいです。主役さんが参加した大きな戦争が、まずこの冒頭。そして郤克くんがバカにされて殴りに行った鞍の戦い最後に正卿（宰相）として主導した楚との戦い他にも細々戦ってる、そんな人なのですが、こまかいのはこの際どうでもよく、このでかいのがきつい。特に初手。といっても、開始一行で戦争とかでないです。その前に友達作ったり親の意志を受け継いだり、そういう嵐の前の静けさみたいなよ作らないと……読者がなぜ戦争になってるかとか、わかんないじゃん。戦乱の世！　だけで許してもらえると思うなよ派。戦乱だからといってそこらじゅう狂犬みたいに暴れまわるわけではなく、きちんとなんらかの権益問題で戦争になるわけなので、そこをきちんとエピソードとして見せていこうな！死。それはそれとして戦場の動きを史書で想像するのは大変です。地形変わってるしね、地形変わっちまってるんだよなあ〜〜！！死書き出しがしっくりこないので、まだ連載いつになるとか言えないんですが、せめて10万文字くらいは書き溜めて出したい。カクヨムコンに合わせるかと言われると、正直商材訴求力が低いので記念参加登録程度かと思います。商材として、弱いからね、私の話は。あとこの話、絶対に長くなる。なので、10万文字は書き溜めておかないといかん。父の仇に許されたより長くなるかはわかりませんが、郤缺ほど長いセリフのやつはいないです。郤缺、くどいねん。おかげで会話が縦長長方形みたいなもん出来てしもたやん。話がずれました。戦争のどこを強く出してどこをざっと流して書くかとか、どこをカタルシスとするかが難しい会戦なので、しばらく考え続ける所存です。どう書くかはともかく、私が把握してないと土台が作れないですからねえ……。目は少しずつましです。ただ、30分テレビ見るとその後眠気が来たりするので、自然と目が疲れやすい様子。あ。言い忘れてた。メガネかけた状態で左眼1.0、右眼0.1 といつ左右異状態になったままパソ仕事とかしていたので、実は焦点を合わせるために無理やり目を酷使し、めまいや嘔吐や熱につながってたそうです。来週もう一度眼科に行ったあと、メガネ作り直しの流れ。眼鏡なしの危険な生活なので（仕事も無理）理由を話して長期休暇となりました。赦された。
4件のいいね
2件のコメント
6月2日
歴史不遇返信したよ【後で消すかも】
※意味のない近況ノートですので消す予定ですが、残す必要感じたら置いとくかもしれません。かなり長文の、とても真剣なメッセージをいただいたので、私もガッツリしたメッセージをお返しいたしました。他意はないのですが、素直に書いたので、お読みになって不快になったら申し訳ない。反対意見をいいたいとか、逆にとても同意したいとかではなく、自分はこう思ってるだけで、合意をもとめているわけでもなく、否定したいわけでもない。私はめちゃくちゃ言葉が強めらしいので、カチンと来る方もおられるかもしれない。でも人それぞれで、不正したりルール破らない限りは創作てのは自由なんです。それはそれとして、単に年表通りが好きなだけ。でも年表てスッカスカだから、間は全部妄想を詰めるけどね。福島安正みたいに、日記が全部暗号で内容わかんないレベルになったら年表スカスカどころじゃなく間どころか全部妄想で埋めるしかなくなるけど。必死に日記を読んだあの時間返せ。いつ仕事してんだよ？てなったよこれだから諜報は…… 目の焦点がうまくあわないので、誤字脱字あるかもしれません。すまんにゃ。眼科来週も行くです追記。朝になって私も荒ぶってたなあ、と反省。ところで、創作をされている方が史実、正史と仰っても別に止めないし、わかりやすいんでいちいち言わないんですが、私は一貫して史書、歴史記録と言うてます。歴史研究において史実は第一次史料その他全てで100%そうですね！と断言レベル（他にもう検討の余地もない）にならないと使わない言葉で、とても重いからです。歴史調べるの趣味にしてます！て人がちょっとした一説を史実て言うたら『こいつ何言ってんの？』くらいは思います。正史は国定教科書による歴史かな？でも、人文系のかた、創作する方はそこまで意識する必要ないです。でも、史実と言えば正当化される言葉ではないと、私は個人的に思ってます。今、三国志を少しずつ勉強してるから特に思います。演義をバカにする正史三国志（陳寿著）の人が正史三国志を史実とか言ってて、いやそこに書いてあるのどうとでも取れる書き方してるしただの不確定記録でしょ、なりますもん。なぜ人は『正しさ』にこだわるのか。日本近代史から歴史に入った私は、人が故意やうろ覚えでクソほど嘘ついた回顧録や日記出してるの知ったので、歴史に確定ねえなあ、てのが本音。証明できない証明問題（でも軍縮問題でキレた海軍軍人が外務省官僚を殴って顔血まみれにしたのは本当だと思ってるよ、若槻礼次郎て淡々と見たものを記録する人だし）その時代の日記に書いてあるもんさえ史実といえないんだから、年表がまあ物差しです。年表も変わることありますがね。年表見るのが好きなので、年表通りのものを読みたいだけです。年表の隙間をその人がどのように書くか楽しいしね。いやだからなんやねん、なんですが小説を書くとき、史実かとか正史かとかどうでもよくて、時代を知らない読者にも読めるように丁寧に書くしかない。こんくらい有名な史実だから知ってるだろう、などという甘えは私は思いません。かつて、二次創作やってたときに源頼朝と義経を全く知らない人と出会ったし、私の妹は桶狭間の戦いがなんなのか知らなかったので（教科書で名前は知ってた）、大河ドラマジパングな信長のケーブル再放送を見て、今日見た信長の奇襲がすごかったーと素晴らしさをを語ってくれました（その新鮮さで見れるの羨ましかった。桶狭間やね、て返したら、あれがそうなの！？て呆然としてた）そして司馬遼󠄁太郎というの読者に八割嘘見せて気持ちよく騙す作家に会ったので、さも見てきたように年表の隙間を書く作品に騙されるのが好きなのね。この人、生前に新選組と坂本龍馬は僕が作った（笑）言うてるし、友人で日本文学研究者のドナルド・キーンも『歴史的事実よりストーリー優先する作家』て言い切ってます。シバリョかわいいなあ。読んでる間だけ、本当のことなんだなあ〜て思い込めるの楽しいです。小説の時点で嘘やもん。イフものとの相性との悪さはそこで、最初から嘘です！てされてるから私が没入しにくいんですよ。私と相性悪いからといって作品は否定しない。現代基準価値観で当時の人達を否定したり馬鹿にしてないかぎり。昔はSFカテゴリにあったので、『SFとしてこういう出来事が起こったというわけね！』という没入してんですよ。なので、歴史作品の定義が変わってしまったことに、私はまだ感覚としてついてけてないです。追記長くなりました。史実か史実じゃないかより、面白いかどうかが大切だと思う。そして歴史を扱う以上はその時代へのリスペクトをしていてほしい。記号として使うと断言していたイフ作家さんがいて、悲しかった。せめて表で言うな、とは思った。自作はその時代に興味のない方もおもしろいと思ってもらえるよう最大限の努力をしているか、と自問は常にしてます。処女連載の10話くらいまではそれを忘れて書き殴ってたので修正中です。文体はライトノベルの方が読みにくい私なのでもう仕方ない。ラノベが読みやすいって言う人には申し訳ないのですけど、幼女戦記くらいになると読みやすいんですけど、基本的には慣れない文体です。結局、読み慣れた文体が読みやすいんです。私はライトノベル構文の小説より川端康成のほうが読みやすいんです。ライトノベル文体の方が純文学の文体に合わせて書きづらいように、こっちだって無理なんです。文体が自由に変えられる人もいるとは思いますが、私は不器用な人間で、何万文字もの作品を自分が読みにくいと思ってる文体にして書くことはできない。より簡単な文章じゃないとWeb小説は読んでもらえないと、初期にアドバイスはいただきました。昭和の文体とも言われました。でも文体はただ情報を伝えるだけの道具ではなくて、演出でもある。私のクソ重い文体は作品の空気感を少しは表現してると思う。それは、ライトノベル文体の人も同じで、書きたいものを表現するのにその文体が良いから選んでると思う。そういった文体に上下なく、単なる作風と演出です。というか、こちとらWeb小説で読みにくい慣れない文体をブルドーザーのようにかき分けながら作品を楽しもうとしてんだから、文体重いくらいで文句言うな、こっちは一言も文句言ってないぞ！と、思わなくもない。ライトノベルの人たちは自分たちの文章が誰にでも読みやすいと思ってらっしゃるとこの3年間で死ぬほど思い知ったけど、私の友人ども純文学かコテコテ歴史小説や海外翻訳小説で生きてた人多いから、ライトノベル系Web小説とか読めない人もいる。仕事でラノベ読まなきゃいけなくなった友人（デザイナー）が『何度読んでも何が書いてあるか頭に入ってこない』て絶望してたからね（結局アニメ見てなんとかしたらしい）１行開け改行も、文体も私には読みにくくて最初の1年は内容気になっても読めなくて苦労したんです、話が面白いとか面白くないとかでなく。行間あけるって強い演出の世界で生きてきたから毎回、なんかあるんか！？て勝手に脳が反応してたからね、理屈では違うとわかっても。最後、愚痴になったんですが、私は文章がうまいわけではないのですけど（というか作家の友人に断言されてるんでそこは己を知ってる）、文体を無理して書いているわけではないし、お高く止まって昭和な文体でもないんで、そこはもう勘弁してほしいと思ったんです。もう３年間も定期的にフルボッコされつづけてるんで、連想ゲームのように悲しみを思い出してしまった。下手って言われるのはいいけど、文体がWeb小説向きじゃないとか言われるて、３年前には規約にあるんかい！！てなったからね。親切でのアドバイスとはわかるのだけど。
10件のいいね
2件のコメント
6月2日
歴史時代コンテンツが不遇の話
エンタメ部門該当者なし、の波紋は大きくいまだ所々で見ます。私自身も呆れ返ったのはあります。せめてSF通してくれよ！！SF大好き！さて。私はカクヨムの歴史時代への理解その他は諦めてまして、そもそも歴史と時代と伝奇を一緒にしてる時点で『雑〜〜！』と思ったんですね。まあ、おかげさまで青春怪異譚を描くことができたのですが。ただ、歴史時代コンテンツが不遇というのはわかります。でもね。私にとっては、当たり前すぎる話でした。私は高校卒業してから10年以上、歴史ジャンルで同人誌を出し続けておりまして。しかも最初の8年くらいは、日本近代陸軍の陸大出身者とか、陸軍派閥抗争とかの、ミリタリー系ともちがうものをしておりました。なぜか隣が時代は近いとは言え左翼ファンサークルさんだったこともあります、コミックマーケットよぉ…… 数年、私しかスペースないし、頒布も一冊も売れなかったものです。5年くらいかけてリピーター増えました。その後、2年ほどは春秋戦国時代をしてました。両隣、もはや違う時代でした。しかもそのころ、三国志や戦国時代はコーエー系ゲームジャンルへ移籍し、コミックマーケットさん歴史配置担当が悲鳴を上げるほど。売り上げ違ったんでしょうね。歴史ってね。エンタメとして、不遇なんです。もちろん、一定数のファンがいて、本屋にきちんと並んでます。そのために、文芸春秋は毎年公募してます。しかもカクヨムの歴史主流は『本来と年表と違う』もののようだと、小説投稿サイトに縁のなかった私でも一ヶ月ほどで気づきました。まあSF歴史やイフ架空戦記は昔から一定の市民権ありました。前者は志茂田景樹さんとか。後者第二次世界大戦イフ架空戦記は新書ノベルズで専用のレーベルありましたし。この、カクヨムの歴史主流こそ、転生系異世界ファンタジーで楽しまれている構文なんだから、ライトノベルとしてエンタメ総合で選べば良いのに、とは思いました。もし、コテコテの歴史時代小説を求めるなら、イフと年表どおり分けなさいよ、とはなる。話がそれました。年表どうりの歴史作品というのは基本的に不遇の中、馬鹿みたいに大ヒットするものもある。しかし、基本的には時代劇系小説に比べて不遇でもある。理由は知らん。理屈などいくらでもつけれるけど、知らん。歴史の中でも、今、江戸時代と戦国時代はやはりなんとかなります。幕末は最近勢いが少ないかな？しかし西洋史や中国史になると商業でさえ作家が限られてるくらいには、上澄みしか表に出ない、そんなジャンルです。つーか、中国史て言ったら三国志って日本人思うわけじゃないですか。つまり、他の人からした歴史って真面目な勉強て思われてるとこあるんですよ、言われたことあるし。しかし、今年、山本周五郎賞だった人SNSでまわってきたはず。きちんと新しい人はいる。どこの小説投稿サイトのプラットフォームに言っても優遇されてるとは思わない。そして時空歪みパラレルワールドSFのような歴史は人気がある。私はカクヨム公式レビューで、近代史改変の小説がで紹介されて、歴史のことすごくわかる！てレビューになっててめまいをおこしかけました。私の好きな人物（華族）とか出てたから少し読んでバックボタンしたんで、そのあととても近代史がわかるものだったのかもしれませんが、イフ作品を『歴史がわかる』と紹介する投稿サイトなのだな、と思い、さらに期待度さがりました。そもそも私は、書きたくなって書いた歴史創作小説を掲載できる場所がなくて、プライベッターで壁打ちしていたところを、通りすがりの歴史創作の人に教えてもらい、pixiv以外の小説投稿サイトを知った人間で、投稿すればわらわら人が来るなどと思ってません。歴史作品とは、そういうものなんです。読みたい方に届くよう、努力しないと互いにサーチできない遠さがある。書き手と読み手のマッチングが極めて難しいジャンルだと思ってます。 SNSで毎日宣伝をしてるうちに、見かけて読みに来た、と仰ってくださった方もおられます。私の書いている時代などしらないけど気になった、という方もおられます。しかし、そういう人は小説投稿サイトの新着を見て来ない。口コミやSNSなど、そういったもので来られる。そして、私のメインジャンルな春秋時代好きだからといって私の小説を読むとも限らない。投稿サイトのバックアップなど、私は昔から信じてません。pixivでさえランキングいりしても、わざわざそれをたどって見に来る人など少ない。認識してもらう努力は自分で宣伝するしかない。自主企画で読み合いをしても、その人は続きをまず読まない。まあ、私が下手だというのもあるでしょうが、下手は下手なりに、全くこの時代を知らない人に読んでもらう前提で常に書いてはいる。歴史ってね。ゲタ履いてるんすよ。難しい専門用語あるから無理ーて言われるのはともかく、人物の面白さは元があるんですよ。完全オリジナルの世界が好きな人はゲタを知らなければ読めないと思ってるとこもある。そうじゃないんだと訴え、己の作品おもろいです！てするのは、生半可の努力じゃなかなか難しいです。8年かけて陸軍ジャンル3サークル増やしたんだよ、私は。8年でたった3サークルと見るか、3サークルも、と思うかはともかく、他のジャンルから見ると圧倒的に不遇。カクヨムに限らず歴史時代カテゴリがあるのは、このコンテンツが人類が生きている限り無くならないエンタメだからだと思う。だからといって、少なくともWeb小説で優遇されるところではない。それでもアルファポリスさんが時代小説に特化した歴史時代大賞する。ノベルアップさんは去年に歴史×商売ミニコンテストしてましたね。小説家になろうは歴史テーマ出してた。ただ、アルファポリスさんは毎年の大賞が書籍化に間に合ってない。ほかは書籍化とか関係ない。私は歴史創作作品が書きたくて書いている。史書を元にして年表通りにしているが、人物の性格や関係性は私が捏造している。初投稿はPV0が並んでいた。今も処女作連載のカクヨムでも全踏破数は50人に満たないのではないか。しかし二桁もこの、紀元前6世紀の局地的な中国史を読んでくれたことはうれしい。いまだ、更新したら真っ先についたPV1を覚えている。そこから動かなくても、一人は読んでいたのがうれしい。むろん、私も反応が薄いと懊悩するし、感想のなさにしんどいときもある！　人間だもの。でもまあ、そういうジャンルなのだ。あなたの作品を読んで、中国古代の春秋時代が好きになりました、と仰ってくださった方がおられたので、それで満足しました、ありがとう。昭和の文体とディスられ、１話の文字数が長いとも言われる。そういう私なので、Web小説というコンテンツそのものに合わないと思ったのに気づいたが、私の書きたいものはこの文体で書きたいものだからいいのだ。長編を書くには小説投稿サイトがちょうどよいからいいのだ。私は小説投稿サイトにある、上を目指すべき、PVを増やすべき、書くならプロを、というものは嫌いではないが、好きに書かせてくれ、と思う時はある。それで閲覧者が少なくとも、私はアウトプットしたくて狂おしいので書いているのだから、そのくらいは甘んじる。まあ、自分で歴史ムーヴメントを作るほどの作品を出すのが一番なんだが、私にはその力量はないので、他の方におまかせする。
13件のいいね
5件のコメント
5月26日
いきなり父の仇に許されたを改稿しはじめてる
掃除のオチほっといて、いきなり2年前に終わった、父の仇に許されたを修正改稿しはじめました。次の話が『時系列的には』父の仇に許されたの直後から、青春怪異譚の２年後という時期を想定していて、新作を書く前に心残りの方をしようと思い立ちました。ストーリーを変えるわけでもなければ、BLを無くすわけじゃないです。 2話〜10話くらいまで、情報量が多かったり情報開示だけの話があったりと、とかく拙く、読みづらい。まず、このあたりをなんとかしたかったのです。例えば、初期は何も考えず書き出してたので（パンツァー）、郤縠という郤氏ながら重耳派だった人の名前が出てきたり、やたら胥臣が郤缺に親切すぎたんです。史書やキャラに振り回されてたり、情報開示ばかりの回だからセッセさせとけとか、同人誌のノリのままだったので。書いたものを解体して再構成というのが本当に苦手で、気になってたのに２年以上なんもさわれなかった。何度もいうように、めちゃくちゃ変わることもないし、シーンがすっごく、変わるわけでもないですが、５話と６話は調整がとても入ると思います。２話と３話は改稿したのですが、ちょっぴり文章減らしたね、くらいのブラッシュアップしかできませんでした。がんばるぞー！おー！ところで、昨日、ChatGTP遊びにハマりすぎててやばい状態でした。 Geminiも勧められたので、実験的に『宝石の国について仏教観点からの感想文をここに出すから分析して、検証して』ということをしてみたら、２つのAIの違いが面白く、なおかつChatGTPくんは、着眼点が時々独特だな？となり。延々、法家の限界論からの九品官人法について述べよとか儒家の孟子と荀子の比較論とか老子と荘子と韓非子関係論とか、ひたすら、私のための同人誌を作ってもらってました。楊朱の思想を褒めてくれたから嬉しかった。子産から諸子百家の源流ができている分析幸せになった。儒家が漢代以降に思考発展硬直した理由を問うて悲しくなった。ダイナミックな集団だったけど、国の学問になった時点で発展思想として死んでた。宋で一瞬新たな思想発見しかけたけど、やはり教典学問に流れてしまったらしい。諸子百家時代の儒家は孔子の教えを基本としながら俺が新たな経典を作る！て人たちで、儒家だけでなくあまねく諸子百家はそうなんよ。始皇帝と漢代のコンボで、あの思想家ダイナミズムパラダイスは紀元前300年代に終わってしまった。そんな紀元前の本をなぜか残し続けてくれてありがとう。基本、AIはイエスマンなのでこちらの都合の良いことしか言わないのだ。なので、世の中に存在しない、私にとってマイルドな諸子百家与太話同人誌作ってくれるツールになった。画像は韓非子の与太話を投げて検証してもらったやつ。
4件のいいね
5月24日
お部屋そろそろ終わる&次作は邲の戦い…
汚部屋、たいしてインパクトない感じですが、そろそろ終わります。あとはなぜ散らかっていったのか、台所や職場は散らからないのになぜ自室だけが、などをさらっと分析して終わる予定です。本日の更新ができるかわからぬなのですが、サクサク終わらせます。ところで、次作は欒書を主役にしようと四苦八苦してます。父の仇に許されたに出てきた欒枝の孫、欒盾の息子。青春怪異譚に出てきた欒黶の父親。見切れ出演な彼を書きたくて常に模索してます。この人は晋楚対立時にずっと卿をしていただけにこの時期の有名な戦争に全参加。もっといえば、邲の戦いにはじまり鄢陵の戦いに終わるレベルで、諡号は武。本人は血気盛んというわけではない、大貴族を背負う重厚さがある人です。そんな彼の社会人デビュー、邲の戦い追っていて、お掃除オチ書けてないのあります。 ↓この図で察してください。地形がわからなくて気が狂いそうです。楚は鄭への囲みを解いて郔に布陣、晋は黄河を渡河して邲の敖山と嗃山の間に布陣してるのわかるんですがその地形が現代地図に即すのはさすがにきつく、頭を抱えてます。小説の序盤なのに！！
4件のいいね
5月6日
お部屋でストロングバトル
https://kakuyomu.jp/works/16818622174500553797/episodes/16818622174501312735 汚部屋住人でしたのですが今は改善しております。連休いちにちを友人宅の掃除に使ったこともあり、部屋を片付けられない人間、掃除ができない人間の、戦闘の記録、そして友人やネットの集合知による部屋の片付けのコツから助けられたことを、短期連載します。まずは、近い記憶の友人宅の惨状と掃除。そんな戦いの記録です。台所掃除がありますので、汚れや虫の意味のグロ苦手な人はおすすめしませんが、汚部屋人間の生態が知りたい人は、ぜひ御利用ください。
4件のいいね
2件のコメント
4月27日
私の近況じゃないんですけど
日本競馬の宝のひとつ三冠牝馬リバティアイランドが先ほど予後不良になったと知りました、ネット競馬他のスポーツ報道ニュースで。香港でのレースです。検疫の関係でたぶん、遺体は日本に戻ってこないでしょう。悲しいとか辛いというには彼女はとてもつよいお嬢さんで、こういったのは本当にどうしていいかわからない、偶然と偶然が重なった運の悪い天災としかいいようがないくらい、人馬無事を陣営は気をつけてたはずです。私は先ほど勝手に泣いて、虚脱してましたが、リバティアイランドは、海外で虚しく散った悲劇の馬ではなく、日本で七頭目、たった七頭しかいない三冠牝馬として、君臨したお嬢さんです。わたしは、さいきんの、強すぎる牝馬は限定戦でなく混合戦ばかりに出すのはいかがかとおもぅえました。三冠をとったあと、イクイノックスと戦うためにジャパンカップに出ましたが、タイトなスケジュールだったと思います。その後も大きなレースに出て、強い馬とわたりあい、古馬では勝てなかった。弱かったわけではなく、相手がとても強かった。それでも、牝馬として、むりがあったのではと思うことあります。ジャパンカップではなく、エリ女に出してよいのではと。レガレイラのように限定戦だと力が出せないやつもいるので、私のたわごとかもしれません。そういった、無かった過去、失われた未来の話をしてもしかたないです。お嬢さんはたてがみに飾りをつけて、とてもかっこよくかわいく颯爽としていて、つよく。年下のステレンボッシュちゃんがリバティアイランドお姉様に夢中になるエピソードもあり。きっと、馬から見ても魅力的なお嬢さんだったのでしょう。てんごくで、たのしくはしってて。あなたの一つ年上に、アスクビクターモアくんが、やはりてんごくにいます。よろしければ、なかよくなってもいいし、父親のドゥラメンテにあいさつにいってもいいかもしれません。父がなせなかった三冠をとった、唯一の子として。
8件のいいね
6件のコメント
4月23日
少し……弱音を吐かせてください。
少し、弱音を吐かせてください。もし、問題があれば、けします。自主企画で『ねんぴょうどおり』を主宰してます。 https://kakuyomu.jp/user_events/16818622173068544041 自分でも嫌になってくるんですが……注意書きが長くなっております。またも、織田信長政権が樹立し早々に立憲君主制になった日本国のお話がありましたので、謹んでお引き取りいただきました、問答無用に。同じ人ではないのですが（たぶん）、織田信長政権好きな人多いんですかね。超常現象を否定していないし、謎の未来人（現代人）も否定してない時点で私にしてはかなりゆるゆるな条件なんですが、それでも一線引いてるんですわ。わかりにくいんですかね？いやでもね。このくらい読めないと、詐欺に引っかかりませんか。あからさまにおかしいあらすじ、タグのものを念のためと確認するのも時間の無駄だし、心も削れそうです。とうとう、私が確認した分この人のPVが増えるのも不愉快と思うまでに至りました。私が読みたくないものを、読みたくないものと確認するために読みに行くの、めちゃくちゃ不毛じゃないですか？自主企画で『前回が酷かったから』と尖鋭的な説明文を書く人や、長文の注意書きを書く人の気持ちに寄り添いたい思いが溢れんばかりですコンチクショ。朝からマジックポイント削れて、倒れそうです。今日は持病の通院なので、倒れるなら病院で倒れます。別に書くなとは言わないし、好きなもの、書きたいものをお書きになればよろしいのですが、企画のレギュレーションから外れてるものをつっこむんじゃないですよ。いやほんまマジで。もう、二度とおりませんように（ご参加されてる中で、グレーな方はギリギリセーフ扱いしてますけど、グレーどころか真っ黒は勘弁してくれ）
11件のいいね
4件のコメント
4月21日
レビューやコメント、☆や♡ありがとうございます。
今年に入ってからレビューをいくつかいただき、心は舞い上がっております。アクティブな行動をしていない自覚があるので、このようにお越しいただき、お読みいただき、そして感想やレビューをもらえると、早く復帰して頑張ろう、という気持ちになります。以下、ご紹介させていただきます。青春怪異譚青羽みづきさま https://kakuyomu.jp/works/16817330651050151305/reviews/16818093092899784766 夢神蒼茫さま https://kakuyomu.jp/works/16817330651050151305/reviews/16818093094812264736 盤上遊戯亜咲加奈さま https://kakuyomu.jp/works/16818093082467761287/reviews/16818622173397316953 夢の中で死ぬ言葉を聞いた SB亭moyaさま https://kakuyomu.jp/works/16818093083044501351/reviews/16818622173405181812 レビューをいただくと、その関係からか作品をお読みいただいた方をお見受けして、嬉しい限りです。次作の準備をしております。早くお目にかけれるよう、頑張る所存です。ところで、先日企画で人様の初唐詩人のデザインを自分の絵で描いたのですが、一応バックボーン調べるようにしてるんです。吉川幸次郎の文学史、倉石武四郎の文学史が手元にあるので表層的なことはわかるだろうとたかをくくってました。ところが、吉川幸次郎も倉石武四郎も六朝詩人や盛唐詩人には熱いのに、ここが薄い。なぜだ。通史を確認して判明。武則天時代でした。これは不遇の時代だ。武則天は中国唯一の女性の皇帝ですが、血統的には資格はなく、長年にわたり政治を握っていた独裁者で、実はここで唐は消えて周と国号を変えてます。ともあれ。武則天の国政に関する評価はともかく、当時の詩人は文士であり士大夫であり、儒学の信奉者が前提の世界です。たとえ老荘に憧憬を抱いても、儒学的常識はしっかり根を下ろしてるものです。そして、中国の詩は政治的主張を盛り込むのが一般的です。儒学のセオリーに反した武則天を非難する詩が出るのが目に見えてます。武則天という独裁者がそのような文化を許容する事などなかったでしょう。結局、新唐書を見つけて読んだのですが、この当時の息苦しさが伝わるようなものでした。趙元は新唐書の陳子昂の伝におまけのようについているもよですが、書や詩は残ってないそうです。新書はともかく、詩は状況にあきらめて作らないかわざと残さなかったのかもしれません。後世に残すことを至上とする民族と思えば、どれほどの虚無があったのだろうか、と思います。これをもって、初期の唐に詩人がいなかったとは言えない。見えないことと無いことは別ですね。三国志で有名な曹操が開いた文学サロンから始まる、漢詩の革命は六朝文化を作り、隋唐革命、初唐を経て李白、杜甫、王維そして白居易の盛唐文化にいたるわけです。杜甫たちはいきなり現れたわけでもない。どの歴史の人物、事件もいきなり現れたわけでもない（劉邦除く）初唐詩人が息苦しさの中でも、抗うように詩を作っていたのを見ると、そんなことこ思いました。
3件のいいね
4月14日
お久しぶりです、自主企画です。
お久しぶりです。話を書こうと四苦八苦してます。友人に相談したりして、頭も柔らかくしようと四苦八苦してます。久々にカクヨムの自主企画参加しようとしたら、ちょうど歴史関連なかったので本棚感覚で作りました。「ねんぴょうどおり【歴史・時代・伝奇】」 - カクヨム https://kakuyomu.jp/user_events/16818622173068544041 私は年表眺めるのが好きな部類なので、年表から逸脱しないという条件を付けました。従来と結果が変わることを望む読者が多そうな感じもするのですが、私たちの足元は年表の積み上げでできてることもありますし、まあ、たまには良いではありませんか。ところで、人様のデザインを書くという企画で、後漢末～三国時代の賈詡さんを描きました。髭の痩せぎすの壮年です。そういう絵柄も書けるのですね！？と驚かれましたが、書けなくもないけどレパートリーが少ないので数はこなせません。賈詡さんは同じ事象でも好きな人と嫌いな人が双方理にかなった褒め方貶し方をするので、なかなか興味深いとは思いました。個人的には、今のところ、火中の栗を指摘するけど拾うまでのリスクは負わない人、という印象です。その意味では、処世に長けた人のひとりであり、自らを道具として徹することができなかった部分もあったのかもしれません。ただ、私利私欲を表に出さないので、彼は謀略家として立っていられたのだと思います。もう少し、己を権力者の道具に徹していたら、評価は変わっていたかもしれませんね。諜報担当と謀略担当は使い手の道具とならなければ大成しないと思う所存。どちらにせよ、畳の上で亡くなってるので、彼としては満足ではないでしょうか。
9件のいいね
2件のコメント
2月24日
冬はダメです。そしてサウジカップ
　先月、コロナに感染し、コロナで腫れた喉がさらにやられたという惨事。　部屋を徹底的に掃除し、毎日の生活を心がけた結果、一時的に体調を良くしたのですが、いきなり体中が重くて、ストレッチしてもつらく、整骨院に行ったけれども重く―― 　翌日、熱を出し、倒れた。熱を出す直前に体を動かして悪化させたわけだね、気づいてください、何十年人間をしてんですか。　結局、感染性胃腸炎になり、今に至る。一週間のスケジュール全部狂い、skebで依頼された執筆が想定外に進んでません。今から風呂入って、2時間ほど粘ります。　skebで欧州風のファンタジーキャラのお話を依頼されたのですが、この欧州風ファンタジー世界をいまいち知らないので、調べ物でかなり時間を食ってます。気候、森林、食べ物。手探りです。　特に森はアジアとは違うだろうと調べ、ヨーロッパブナについて半日調べ続けて、植物図鑑持ってても追いつかねえな〜てなりました。植物の種類てんこ盛りですからね。　うんちくのために調べるのではなく、その世界に生きているキャラクターがどんな空気を吸って、どんな風景の中日々過ごしているのかというイメージのために調べてます。私はとても不器用で、キャラを自分の手の中に収めるのに、やたら時間がかかるのでした……。　寒すぎて、進捗遅れてますが。手の甲が寒さで痛いんですよ。ありえなくないですか。冬が本当に苦手です、寒さに弱すぎる。　ところで、サウジカップすごかったですね。ロマンチックウォリアーって芝馬じゃなかったんかーい！　な走りで四角からフォーエバーヤングを交わして先頭に躍り出た時、絶望でしかなかったんです。　フォーエバーヤングがまさかの差し返しして勝つとは。おまえ、まじつよ。　その2頭から10馬身離されて3着にウシュバテソーロ来てるんですが、お前8歳ですごいな！？　て地味にここもすごかった。前の2頭が異次元すぎたけど。　ロマンチックウォリアーは香港の競走馬で、日本馬は全戦全敗してましたので、日本のフォーエバーヤングがようやく勝った……と言いたいのですが。　ダートです。砂です。　ロマンチックウォリアーは芝のマイル〜中距離の馬で、ダートは初挑戦。それで歴戦のダート馬を蹴散らして10馬身2着なので化け物です。　次のドバイは、芝に来るらしい。リバティアイランドがリベンジなるか。　私は体調戻して、脱稿したいよ、するよ！
4件のいいね
2025年1月15日
シルクロード展行きました
　世界遺産シルクロード展行きました。　シルクロードという言葉は19世紀以後に欧州列国にて『発見』されてつけられたそうです。はるか昔、長い交易路を使ってた人がどう名付けていたかわかりませんが、ユーラシア西部において東部生産の絹は何よりも変えがたいものだったんでしょうか。　ユーラシア中央部は何もないところではなく、いくつもの部族国家があり、キャラバンはバケツリレーのように物品を運んでいたらしいです、何年か前に読んだ本に載ってた。　その中央部の国家の一つが戦争に負け、どうも王が捕まったらしい。多額の身代金で返してもらったため、それがユーラシア中央部、オアシス行路で使われまくった、みたいなことがなんか、今回の展示品の説明にあった。雑なうろおぼえやな。　ソグド人含め、敦煌とかそのあたりの発掘品を中心にしてましたが、到達点である西端東端含めた文化の融合や、唐の文物がこれでもかとございました。全国行脚のラストなんで、観に行かねはと決めていた次第。　シルクロードをたどるとき、キャラバンが行き交ってた大唐帝国時代に思いを馳せるもよし、三国時代の呉が開いた海路も楽しい。私は19世紀の探検家たちが忘れられていたシルクロードの遺跡を見つけていったのも好きですね。　探検家はたいがい軍人でもあるんですが、ガチの探検家兄弟どもが崑崙山脈やらなんやら山を突破してたりしててアグレッシブです。今考えると他人の国に入って、遺跡を甲子園の砂よろしく勝手に一切合切持っていって、探検とは？　となるのですが、まあ時代です。　その後、体調くずして、今コロナです。コロナって風邪のデパートみたいなやつですね。　シルクロードは感染症の交易路であるともいいますね。　何書いてんのかわかんなくなったけど、まあ、はい。
11件のいいね
2件のコメント
2024年12月31日
旧年中はお世話になりました
　旧年中はお世話になりました。　初めてカクヨム投稿したあたりから来てくださってる方、最近お越しいただいた方、皆様全てに感謝を。　お言葉や☆や♡、そしてご覧になったこと、我が喜びと致します。　来年の予定としては、普通の歴史小説で、特に年表からも外れず、オカルト要素のない、舞台と時代は相変わらず紀元前6世紀の山西省、晋の話を予定しております。　オカルトコメディやデスゲームなど、少々変わったものを書いていたので、普通の歴史小説の書き方を忘れてます。思い出しながら、書いていく所存です。　BL要素がみじんこ無い予定で話を組み立てようとしてますが、なにぶん、男社会で狭い界隈の政治家たちですから、湿気が強いです。また、生産者がBLの人間です。首をひねるようなことがあるかもしれません。　まあ、明治時代〜昭和時代の政治家である小泉策太郎は友人の幸徳秋水に対して『俺の目の黒いうちはお前に苦労させない』　と言ったらしいので、男だけの世界というのは、まあそういうものなのだと思ってください。このセリフはわたしが直引きしたものでなく、木下尚江ファンの友達が教えてくれました。
13件のいいね
4件のコメント
2024年12月22日
有馬
　有馬記念、すごかった、それだけ言いに来た。　私は21世代が好きで、そのクラシック最後の男、ダービー馬シャフリヤールの単勝握ってました。　結果は鼻差2着でしたが、大外からあんな、あんな四角で前を一気に鮮やかに交わして末脚爆発させて、ああ、シャフリヤールはいつも強いな、ダービーで私の最推しエフフォーリアを負かした時も、ドバイ勝った時も、今年のドバイ2着も、去年今年のBC3着も、強いやつだったと泣きました。　レガレイラは2歳ホープフル牡馬牝馬混合で王者になるも、今年は全く勝てず。春の牡馬クラシックに牝馬でありながら挑戦したのはともかく、秋の牝馬限定も良い走りとは言えず……賞金足りないけど人気投票で滑り込んだし、枠は良いけどな……て甘く見てました。　レガレイラはスワーヴリチャードの娘。そしてスワーヴリチャードは未勝利で有馬に勝ちディープインパクトを負かしたハーツクライの息子。トニービン系の強さを忘れるな。忘れてた。　64年ぶりの3歳有馬牝馬グランプリチャンピオンの誕生と、ダービー馬で海外戦線を走りきった6歳ラストラン。シャフリヤールの戦歴はまさに令和の馬！て感じなのですが、そこに3歳牝馬とバトンタッチでまた新しい時代が来た、みたいなロマンを感じます。　今年の秋古馬G1は濃かった。でも、春もすごかった。　3年連続春天で馬券内に入るという快挙も成し遂げたディープボンドもこの有馬で引退。京都競馬場で誘導馬就職が決まったそうです。キズナがいる以上、クラシックや中距離G1を１勝もできてないので、種牡馬はムリだろうけど、どうするんだ？　マカヒキパイセンのごとく８歳も走るの？　てなってましたが、就職できてよかった。京都競馬場で会うのが楽しみです。　有馬記念すごかったを言いに来ただけなのに、長くなったね。　最後の直線のデッドヒート、至近距離で並んでの叩き合い、まさに並走。すごい名勝負でした。YouTubeにJRAとカンテレがレース動画公開してるから、良ければ見てください。
5件のいいね
2024年12月11日
読書配信していただきました！
　直接カクヨムに関わっているわけではない、創作に関わってない、自分の近況でないこと、他サイトの宣伝になりそうなことは避けてたのですが、さすがにお知らせしたい。　Vtuberのみつなつさま（https://x.com/TBvqOeLVDKbS0UO）（https://youtube.com/@mitsunatsu-bookshelf）に青春怪異譚と父の仇に許された、創世記を、全て1年くらいかけて読書配信していただきました。　リアタイの感想は、読者さんの目線がとてもわかる上で有用なのに、みつなつさんは丁寧にお読みいただくので、とても嬉しい時間を過ごしております、アーカイブ。　青春怪異譚　① 　https://www.youtube.com/live/Yr9S-QktIKA?si=GmpqolBJfWhgADXo 　② 　https://www.youtube.com/live/N4gf2iuKZHE?si=WuEk9VKPiEsGuAnu 　③ 　https://www.youtube.com/live/GNhJH8fMzxw?si=6XqV3OtW9hE1CgG0 　趙武と士匄をとても応援いただけて、そしてオカルト部分を楽しんでいただきました。オカルトもの、ファンタジー、ミステリーはどれも初めてのチャレンジだったので、オカルト好きの方に褒めてもらえて自信が出ました。　父の仇に許された　① 　https://www.youtube.com/live/qk02rgp-ZdE?si=-SJM9YQzZm8Eo8KP 　② 　https://www.youtube.com/live/owMxzCbMuN0?si=vZ53REHHo8LM9xqy　　③ 　https://www.youtube.com/live/-axmQYxMPoc?si=oQ526S7ihLjIubHm 　④ 　https://www.youtube.com/live/c679gGkvN3w?si=gEQqxLue76XPETw_ 　⑤ 　https://www.youtube.com/live/UPABgDAbUuE?si=Srqrz9fTqhtj41D6 　狐偃、箕鄭、先都、驩へのヘイトは私の力不足だな〜と思いながら、身を引き締めた。序盤は特に書くことだけを目的にしてたので読み手への配慮が少ないね。　中国史に縁がないのにこのややこしい話を読み込んでくださりありがとうございました。　創世記　https://www.youtube.com/live/pazgPZYsH1Q?si=CpSbIs-1TWnsGfcj 　欒成と哀公光に対してとても感情移入いただきました。短いなりに密度高めに頑張ったので、なんだか安堵した。　みつなつさんにたくさん感想いただいてるのですが、脳が死んでて返せてなく、うぐぐすみません。　みつなつさんの動画は自作はもちろん、他作品の読書配信もとても楽しいので、オススメです。
7件のいいね
3件のコメント
2024年12月6日
今年はお休みする！
　創作疲れがきていると思うので、今年はカクヨムコン新作なしです。　と言っても、今までカクヨムコン合わせで新作を書いたこと無いので、来年にそれを目指したいですね。　それまで、なんらかを書ければいいですが……。　有馬記念がもうすぐ来ます。　今年は、20年ぶり秋古馬３冠が出るかもしれない。武豊が有馬記念を連覇するかもしれない。２年連続G1を６勝する馬が出るかもしれない。　毎年、競馬史に残る記録、記憶に残る名レースが起きてるここ数年。競馬ファンは固唾をのんでXデーを待つのでした。　歴史時代物以外の話を、三万文字〜五万文字くらいで、書いてみたいかな〜と最近思い始めました。その前に、創作そのものを脳が拒否してるので、折り合いつけていきます。とりとめなくイメージはわくのですが、それを整合性つけてストーリーにするというのが、今はしんどいです。そういう時期が数年おきにあるので、そんなもんかと思っててください。
6件のいいね
2件のコメント
2024年12月4日
コメントやご評価ありがとうございます&カクヨムコンとか
ご無沙汰してます。コメントやご評価ありがとうございます。返信が追いついてないのは、体調不良が続きすぎて自律神経失調症やらかしたらしく、脳が回らないからです。大変ありがたく拝見しました、うれしい。心に余裕が出たら返信しますので、しばしお待ち下さい。カクヨムコンに出そうと思った新作が上手くまとまらず、書いては没！を繰り返してます。ここで無理してアウトプットするよりは、ゆっくり休んだほうがいいな、と思いました。既出でカクヨムコン参加してます。長編青春怪異譚〜傲岸不遜な公族大夫の日常 https://kakuyomu.jp/works/16817330651050151305 短編 236兆5000億キロメートル旅行 https://kakuyomu.jp/works/16818093082306439598 今回、宣伝もほぼしてなくて、読者選考通る以前のものだと思います。既読の方も読み返していただけると嬉しいです。
4件のいいね
2024年10月27日
近況と秋天
近況 Webオンリー主催したあと入院しまして、この前退院しました。腸が腫れまして、まあ大事なく（？）帰ってきました。そのようなわけで菊花賞は病室で見たわけですが、天皇賞秋はウインズ近くにある店で見ました。今日見ました。すごかった。すご。 4コーナー回った最後の直線で後方から13頭撫で切りするドウデュースに脳を焼かれて、そのままぬいぐるみ買って帰りました。こんなレースができる馬をリアタイで観戦する幸福に感謝するしかなかったです。つくづく主人公的な魅せ方をしてくれる馬なんですけど、主人公らしさというのはこうして作られるのだな、となりました。カクヨムコンに向けて色々と考えてるのですが、今日は吹っ飛んだ。競馬を観たことない人でも面白さがわかる、ド派手なレースなので、ぜひ観てほしい。カクヨムコンはまた歴史もの出す予定です。去年から今年はオカルト系でしたが、普通の歴史ものの予定です。
8件のいいね
2件のコメント
2024年10月9日
生きてます＋レビューありがとうございます！
　生きてます。　そして、御礼遅くなり申し訳ございません、猿田夕記子様からレビューをいただきました！「中国古代ボードゲーム小説」（tebasaki-yukioさんのレビュー）／盤上遊戯～魚を捕り梟は飛んでいく - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16818093082467761287/reviews/16818093083958669491 「緻密な文章でつむがれる歴史BL」（tebasaki-yukioさんのレビュー）／父の仇に許された - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817139555463331404/reviews/16818093085686757991 　猿田さまの自主企画に参加いたしましたら、レビューいただいてしまって、茫然、ありがとうございます、感謝～～！！楽しんで頂けてうれしいです。　欒枝と郤缺。何故この二人でBLか、という父の仇に許されたなのですが、めちゃくちゃ深く考えたわけではないのですが、愛でも恋でもないけどなんらかの愛だったみたいなのを書きたかったところはあります。　そして、かなりヤバイ状況ですが生きてます。　10月13日を超えたら余裕が出ます。もし、当日お暇でしたら、エアブーでのWEBオンリーに来てやって下さい。　https://air-boo.jp/449885/ 　小説本を出す予定でしたし、漫画本も出す予定でしたが、そもそも青春か異端の完結が予想の半年後になった時点で詰んでました。アクスタ出します……。主催の机がすっからかんだとさすがにいけんので……。　四日かけてWEBオンリーってこんな感じ漫画を書いてました。ネーム兼ラフのままほとんど下書き無しでペン入れしてもなんとかなるもんですが、二度としたくないです。今月末にはカクヨムコン用の小説を書きはじめたいです。
8件のいいね
2024年9月24日
生きてます＆祝☆父の仇に許されたPV一万超えました
父の仇に許された https://kakuyomu.jp/works/16817139555463331404 　気づいたらPV一万を超えました。9999あたりでカウントダウンなことしたかったのですが、うっかり一万超えました。　そろそろ完結してから2年目です。2年で一万というのがどのくらいの遅さか分からないのですか、終わっても読まれることはとても嬉しいし、終わってるからこそ読んでほしいものです。　お読みになってない方、よろしければ。序盤は文章が拙いのですが（辛）第二部あたりから安定してます、よろしければ（改稿してえなあ）　中国史WEBオンリーの主催をしていまして、開催まであと半月強。今、追い立てられるように修羅場です。　ぼちぼち仕事もしているので、日々時間に追われ、作品がカクもヨムもできてません。　10月13日がすぎれば、余裕でます。次の作品を書きためて12月のカクヨムコンに出していきたいところです。　昨日というか今日の夜中に投下したポストがかなり頭パーなので、引用を。【2時間前に終わってようと思った作業が今になるまでかかるとは、この郤缺の目を持ってしても見抜けませんでした、ところで趙孟。拾ってきた君公を元のところに捨ててきなさい。うちは幼弱な君主を世話する余裕などないのです。ああ、申し訳ない私としたことが。保健所につれてい（以下検閲削除）】　だいぶパーですね。また郤缺書きたいですが、次作は郤缺引退直後の予定。タハー。　最後に修羅場の合間に書き殴った、狂人早見表置いときます。伝わってますように。　
8件のいいね
2024年8月31日
盤上遊戯、無事最終回＆レビューありがとうございます！
盤上遊戯～魚を捕り梟は飛んでいく https://kakuyomu.jp/works/16818093082467761287 　実質的な最終回はすでに終えているのですが、番外編と余談で無事完結しました。いえ、めずらしく事前に書いていたためですが。　ちまちま小出しにするのとゲームの進行を絡めて書いていたつもりです。なかなか難しかったです。荀罃の心情や荘王との会話、そして賽の目の緊張感が少しでも伝わればと思います。　と思っていたやさきに、宮田秩早様から素敵なレビューをいただきました！「天を味方につけるとは」https://kakuyomu.jp/works/16818093082467761287/reviews/16818093083860685057 　めちゃくちゃかっこいいレビュー本当にありがとうございます。たくさん読み返してしまいこの時間ですよ……。　文字数も三万文字程度の短編ですが、楽しんでいただいければ幸いです。　荀罃が出てくる話をいつか書くかもしれませんが、主役の話は書かないと思います。その意味で、カクヨムのデスマーチみたいなこの企画はありがたかったです。この企画がなかったら、脳内にしまいこんだままだったと思います。　しばらく小説創作はお休みする予定ですが、秋が終わる頃に帰ってくるつもりです。その時、新作連載きちんとご用意てきますよう。
4件のいいね
2024年8月30日
ほぼデスゲーム終わり
　あと１話、余談を残して古代中国デスゲームは終わりです。ハートマークや星評価、何よりお読みいただきありがとうございます。　宙に浮いていたこの話を出すきっかけになったので、このデスマーチのようなカクヨム企画は良かったのでしょう。反面、あまり煮つめていない話を勢いでお出ししてしまったなあ、という後悔も少しあり。　デスゲームのくせに盛り上がりに欠けるのは、私の力量足らぬところです。もう少し、ぎりぎり追い詰められて大逆転！　みたいなことしたかったんですけど、まあゲームに振り回されましたね。　次話でゲームの説明しつつ、小説として入れられなかった荀罃さんの有名な逸話を紹介します。荘王の息子、共王との逸話です。まさに余談。　荀罃はちまちま逸話はありつつ、9年間の虜囚と帰国が最も有名です。次に有名なのが、士匄ネタです。　以下。　左伝襄公十年。戦陣にて。　ある小国を滅ぼして宋の向戌（しょうじゅつ）に差し上げたい！　と士匄と荀偃が言い出しました。向戌がねだったわけでもないのでこの経緯は謎です。　荀罃は『あの城は固い。小国を落としても自慢にならないし、落とせなかったら物笑いの種だ。やめなさい』と止めます。都市国家を陥落させるのはとても難しいわけです。が、士匄たちは敢行します。　なんとも落とせません。士匄たちは荀罃に進言。『氷雨の季節になれば帰ることもできません。兵を引きましょう』　荀罃はこの言い草にぶちきれ、手元にあった肘付きを投げました。士匄と荀偃の間を通っていったそうです、すごい勢いやな。『止めてもお前たちがやり始めた』『弱音を吐いて私に罪をなすりつけるのか』『知伯がやめろと言ったからだ、本来なら勝てたとでも言うだろう』『あと7日で落として来い』　怒り心頭な荀罃の言葉に震え上がったのか、士匄と荀偃は自ら兵を率いてだいたい5日ほどで落としました。もちろん、向戌は受け取りませんでした。いやだってさあ……おおごとになりすぎてますし……。　発言の内容が士匄の性格を表している＆この時は士匄が席次が上なので、主犯は士匄でしょう。　この逸話のせいで、荀罃は肘掛け投げつけた人、の印象がとても強くなってます。　荀罃の逸話は士匄や韓厥など、派手な人がくっつきすぎている。虜囚の逸話も荘王の息子である共王との逸話で有名だったりするのです。人の逸話は一人で成り立たないものですね。　荀罃が楚に対してどう思っていたかはわかりません。しかし、二十代のほとんどを楚で過ごしたし、荘王というおおいなる巨人を知ったことでしょう。荀罃の人生を通し、接した一番の名君が荘王です。なんらか、感傷はあったかもしれません。　複雑な経歴を持つこの人は、晋の正卿としてのぼりつめてますが、時代の階層に埋没しています。それを掘り起こして、彼の人生にデスゲームくっつけた話は、大変でしたが書いていて楽しかったです。尿ネタ入れれましたしね。
6件のいいね
2024年8月25日
代表作変更した＆雑談
　今、一番新しい作品は、雰囲気としては『父の仇に許された』に近いのですが、登場人物が『青春怪異譚』にかぶるので、苦渋の選択で変更しました。　最新作が父の仇に近い時代になれば、代表作を元に戻します。うぐぐ。　どちらも代表です！てしたいものですが、どちらかなので、一旦交代しました。　どちらもキャッチーさに欠けますので、代表作にするメリットなんやねん、なんですが。　話の広がりや終わり方は父の仇に許されたのほうが、私らしいと思います。自分の代表作としてしっくりくるのは、私らしさと、私が自分に課しているもの→登場人物に対して公平にえがく、が滞りなかったのはあります。　青春怪異譚は登場キャラに情が移りすぎた気がしてます。趙武にね、報われてほしいなあ〜とか思ってしまったのですよね。私は登場キャラを公平に扱うを信条に書いていたので、情が移ってそれが偏っていたな〜とあとから思うと反省があります。　読むときは好きなキャラぺろぺろしながらの人間なのですが、書く時はそのあたりを必死に抑えようと務める人間で、作者のお気に入りがバレるのが恥ずかしいと思う性質です。これはもう、好みなので……人それぞれのスタイルだと思います。　まあ、父の仇に許されたに関して一番お気に入りはバレてるとこあるとは思いますのです。クイズとして、私のお気に入り誰でしょう、と言ってみる……。　　ちなみに、創世記で一番のお気に入りは曲沃の称です。書きたかったのは欒成ですけれども。　青春怪異譚は書いていてみんなお気に入りで愛着持ってた（昇天ガールズなんて本当にかわいく書いた）つもりだったのですが、今考えるとラストは趙武に情が偏ってたなあとやはり思いまして（2回目）、我未熟〜〜！　てなります。　まあ、私はキャラに寄り添いが足りないと怒られたことがあるので、良い経験になった気がします。でも寄り添うと情が偏るは違う気がする！　難しいね！
7件のいいね
2024年8月19日
言い訳と実際のところ。
　えー。いいわけです。　拙作連載、父の仇に許された、青春怪異譚、今連載中の掌編　郤缺、士匄、そして荀罃ときまして。　父親へ重すぎやしないかい？　と思う人もおられるかと気づきました。　郤缺、士匄、荀罃それぞれ、父親のことを史書で言及しておりません。　ただ、郤缺はなぜか父親の旧領て数年間潜んでたようで、なんでや、お前……という疑問からああいった父親に重い人になりました。　士匄は自分の好きなものや大切なものに熱い人として書いてます。重いというより好きすぎると暑苦しいんですね。　荀罃の場合ですが、父親が荀罃を愛しんでいたのが史書に書いてあります。『甚愛此子』はなはだ、この子を愛す。　って書いてある……。左伝（成公二年）　これは、楚の巫臣（青春怪異譚の閑話2参考）が荀首を評し、荀罃は愛息であるというように発言したものです。　楚にまで親バカが伝わってるんか〜！　荀罃の軍人気質は父親譲りというところがあるとおもうのですが、父親に憧れたのもあるんじゃないかな？　と思い、少々強火の人になりました。　当時、父親への孝は君主への忠を超えるとこあるので、当然かもしれないのですが、作品三連続変なファザコン来ているので言い訳したくなりました。　荀罃は父親を尊敬しているタイプのまっすぐさで、ファザコンというのがはばかられます。　士匄は父親に認められたい！　と駄々こねてるので、これはファザコンです。親離れできてない。　郤缺は父親にとって誇らしい息子になりたいというものと、父親と違う価値観を持つ後ろめたさと、父親のあれはダメだ〜て冷静にわかってるものがある、大変屈折したファザコンでありエディプスコンプレックスです。めんどくさ……欒枝さんに良い子良い子してもらってて……
7件のいいね
2024年8月11日
盤上遊戯、3話目更新。
いやあ…… 全話終わるまで近況ノートいらね、て思ってたんですが、更新されたの読んで改めて…… ゲームまだかよ？　て方、おられるかと思います。すみません。5話からプレイ開始です。そして。はじめまして、そしてさようなら。こんなの、士会か荘王さまか、ターニャ・デグレチャフか、ジェンティルドンナしか許されない強者のセリフですね。ジェンティルドンナの初中山競馬場有馬記念かつ引退レース完勝、初めましてこんにちわ、そしてさようならレースと有名。閑話休題。名前紹介は４話ですが、まあネタバレでもないので。楚の最強君主、春秋五覇の１人と数えられる覇者、旅さま、諡号荘王さま。諱の旅は文章上ややこしいので、荘王さまでここでは話進めます。父の仇に許されたでも見切れ出演している荘王ですが、きちんとセリフと顔出しは今回初めてです。この荘王さまを調べると、三年飛ばず鳴かずという言葉がけっこうな割合で出てきます。即位しても三年何もしなかった。おかげで佞臣が蔓延っている。とうとう、ある能臣が『三年、飛びもせず鳴きもしない鳥がいる、なんでしょ？』と謎解きに見せかけて諫言しました。そうすると荘王『それは余である』とし、一度飛べば天に達し、鳴けば人を驚かす！みたいななんとか云々で、一気に粛清して国を掌握した、というエピソードです。似たようなエピソードが戦国期、斉の威王になかったかい？これは、戦国期に作られた作り話です。遊説家が自説を通すために荘王に仮託したとされてます。即位時期数年間、楚の内部はごたついており、傘下の小国は反乱するし、狄がめちゃくちゃ攻めてきてたり、もう大変です。三年も寝てたら国が滅ぶか家臣に殺されてたかと言う感じ。王子時代に反乱者に誘拐もされていたりと、苦労が多かった君主ですが。卓越した学習能力天才カリスマで、楚をまとめあげ、軍制改革をし、南蛮と言われたこの国を覇者と言われるまでにしました。と言っても、周に認められた覇者ではなく、晋が覇者の特権として行っていた各国への軍事的外向的圧力による支配をしたという話。開明的で戦争もうまい荘王を赤子の手をひねるように負かせた士会はいったいなんなのか。しかし、この敗戦をしっかり学習して、前述した軍制改革をし、機動力と打撃力の強い軍を作り上げます。その情報を入手した士会は楚と戦うことを反対しましたが、まあ色々あって、晋は楚と戦い、３話のとおりボコボコに負けました。この邲の戦いに関しては、今後小説で書きたいのでここまで。個人的な所感としてですが、春秋時代に『天才』と思われる人は３人だと私は思ってます。斉の桓公に仕えた、管仲（管夷吾）晋の士会そして楚の荘王。管仲は発想や企画の天才だと思います。士会は軍事政治に秀でてますが情報精査が特化。荘王は学習能力の高さと思考の早さが目立ちます。どちらにせよ、この３人は飛び抜けてる感じです。他も、才能がある人はたくさんいます。でも、これは天才というやつだな、と思ったのはこの３人です。まあ、斉の桓公は人を好きになる天才ですけどね！！（しかし人を見る目がない。ただ仕える臣下が人を見る目がある。斉も愉快な国なのでいつか書いてみたいです）えー……４話でなんか問答あって、５話からデスゲームするんで、もう少し読んでください。
4件のいいね
2024年8月9日
新作短期連載開始
　どうも…… 「カクヨム夏の毎日更新チャレンジ」スタート！最大500リワードの付与 https://kakuyomu.jp/info/entry/2024summer-dailychallenge 　こちらにつられて、短期連載を開始しております。盤上遊戯～魚を捕り梟は飛んでいく https://kakuyomu.jp/works/16818093082467761287 　これ。　主役は晋の大夫（貴族）であり、正卿にもなった荀罃が主役です。士匄の兄貴分として、青春怪異譚にでてます。　元々、あまりにマニアックな内容になるので書かないだろうなあ、と思っていた話ですが、500リワードにつられて書き出しました。『１話千文字くらいで三万文字くらい書いたら23話になる！　２日で書いて予約投稿すればいい！』　あまりに浅はかです。結局書き出してから3日経ちましたが、現在約27000文字、話数は18話までできてます。　１話千文字じゃねえじゃん。　だいたい、１話あたり1500文字前後で話は進んでいきます。　タイトル通り、捕虜になった荀罃が、自分の命を賭けて楚の荘王と卓ゲーをする話です。　卓ゲーシーンは５話から始まる残念仕様です。本来、ここから始めるべきなのでしょうが、手は少年士匄を書いてました。まだお子様な士匄もお楽しみください。　2000文字以下の刻みで話を書くのは初めてです。WEB投稿サイトとしては、読みやすい部類になるのではないでしょうか。他の作品でこれをしろと言われてもできないと思います。　ストーリーがゲームに合わせて進むため、この刻みができたのだと思います。　ゲームは春秋戦国時代から漢代にあったもので、ゲームルールは一説からとってます。確定はしてません。　現代に残っていない、全く馴染みのないゲームなので、読者にどこまで伝わるかわかりませんが、説明になりすぎないよう、しかし彼らのゲームプレイがわかるよう、努めたつもりです。　たぶん、20話で終わります。最後までお付き合いいただければ幸いです。足りない３話はなんとかしたいところです……。
5件のいいね
2件のコメント
2024年8月6日
執筆の相棒、参考資料を紹介させてほしい【青春怪異譚】
　先日完結した青春怪異譚の資料をご紹介させてください。嘘。紹介のついでに思い出を語らせてください。 https://kakuyomu.jp/works/16817330651050151305 　父の仇に許された、ほどには毎日が紀元前！　では無かったのですが（更新頻度の問題もある）、それでもかなり使いました。　父の仇〜とも被ってますので、史書説明に同じ文章が出ますが、ご容赦を。　舐めるように確認した、頻繁に確認した資料もあれば、一度だけ、というものもございます。今回は主に参考にした資料を紹介していきます。　ストーリーのネタバレというほどのは無いので、古代中国の神話や祭祀、怪異の本が気になる方もどうぞ。 ●史書　①春秋左氏伝　孔子が書いたと言われる春秋経に左丘明が伝をつけたとされる史書です。設立は春秋時代のあと、戦国時代です。先秦時代であることは変わりません。　春秋経は春秋時代の名前の元になった本であり、左氏伝、公羊伝、穀梁伝という三つの伝があります。それぞれ、孔子の短すぎる春秋経に各国史や注釈をつけてくれている本で、左氏伝はドラマ性歴史的な部分で最も一般化している本です。　今回、史書にあるような『事件』とほぼ関わりないのですが、登場人物は史書を元にキャラクター化しています。名のないモブと昇天ガールズ以外は出典があります。夏に出てきた皐と冬に出てきた斉人も左伝準拠です。　各人物の年齢を想定するためにも必須でした。生まれた時期が分からない彼らの登場年や、親や祖父の活躍時期からあやふやながらも決め打ちしてます。　また、それなりに怪異などの出典でもありました。四凶の初出は左伝文公十八年で、政治的な説明の中に例え引用で出てきたもの。父の仇に即すと出てきた胥甲追放前年に、魯の出来事として記載されてます。　士匄が饕餮にマウントとれたのは、左伝でだらだら四凶のプロフィールが記載されてたためです。　趙武の士会強火ファンエピソードもあります。士会の立派すぎるプライベートを外交の場で語り、楚や斉にも伝わりました。誰が……趙武に教えたのか。内容としては士匄より士燮のような気がします。趙武の政治志向は士燮と親和性が高く、影響を受けているのではと最近思い始めました。　だいたいの時代の流れ、趙武の来歴の他、各人物の行く末を確認する以外はそこまで使ってません。あまり細かく入れ込むと、怪異譚の非日常が失われるため、国家的な逸話は無視しました。　地味に文言に使われている箇所もございます。　左伝は約400年を一冊に凝縮した本です。もし、この時代に耽溺したい！　という方がおられたらお薦め致します。翻訳は、物語として読むなら平凡社版、地図や系図、年表も見てみたいなら筑摩書房版です。手に入りやすいのは岩波文庫版ですが、完全に歴史書にふりきり、文章がクソすぎてお薦めできません。学者の文章って人に読ませる気がないよね、の見本のような本だと思いました。事実確認には便利。それぞれ誤訳がありますが、きっと気にならないと思います。　また、漢文と書き下し文のみを読まれるなら、国会図書館デジタルコレクションにて、漢文叢書シリーズ（塚本哲三編　有朋堂書店出版）もおすすめです。　中国哲學書電子化計劃は書き下し文が無いので私は国会図書館を利用してました。　②国語　春秋時代の各国逸話を国ごとにおさめた本です。晋の逸話は『国語晋語』となります。　趙武の成人式が記載されているありがたい本です。当時の公族大夫（もしくは卿の子）が成人時に卿に挨拶をして訓誡をもらっていた、という習慣を垣間見えます。　国語全文があるのは新釈漢文体系版のみです。　また、趙武の士会強火担エピソードが有名です。　この士会強火担褒め讃えエピソードは『死んだ人が生き返って連れ帰るなら誰が良い？』と趙武が聞き、部下の出した人物を全否定したあと『士会に決まっているじゃないですか！』とモラハラ強要するものです。とても好きなのですが、ひっでえwwwwて草どころかターフ映えて府中東京競馬場って感じです。趙武は何を求めていたのか。　士匄の性格を表すエピソードも多く、韓無忌の諡号も国語にあります。　文言に使いませんでしたが、サブタイトルで２度ほどセリフを使ってます。　この国語は他の国のエピソードもとてもおもしろく、逸話集として読めます。春秋左氏伝より少しプライベートな内容が多い気がします。　国語の成立はやはり戦国期のようで、左伝と同じ作者が書いたと言われてます。　新釈漢文体系はかなり原文、書き下し文、翻訳、注釈、説話などが入っておりかなり本格的なシリーズですので、いきなり読むと目が泳ぐかもしれません。しかし、書いていることはおもしろく、時々ツッコミどころ満載なので、漢字の奔流がいっそ楽しい方ならお薦めです。　③史記世家　一般的に有名な司馬遷の史記です。　趙武の父が族滅され、程嬰に匿われたこと、成人式の日に程嬰が自殺したことは史記のみにあります。内容はあまりに演劇のようであり、これが本当にあったとは、個人的に受け入れられません。唐突に出てくる『屠岸賈』の描写は漢代以降に好まれる『佞臣』の類型すぎます。　しかし、左伝でいつのまにか趙武が故人になっていることや、屠岸賈はいなくても屠氏は存在しており、何かしら近いことがあったのでしょう。そのあたり、作品にしたいと思ってます。　どちらにせよ、史記による春秋時代の描写はある程度でしか参考にできません。　司馬遷は紀元前100年前後に史記を書いています。私の取り扱い時期は紀元前630年から590年くらいです。ざっと500年後です。私たちが中世戦国時代の歴史書を書くようなものです。　ただ、司馬遷は各地をフィールドワークして逸話を収集し、始皇帝の焚書やその後の紛争を生き残った書を参考にして、緻密で名文な史記を書いたと思います、すごいです、執念です、屈辱的な宮刑を受けても自決を選ばず史記を取った司馬遷の執念すごいです。筑摩文庫版。　④山海経　これを史書としていいか、人によって分かれますが、今回、当時の地誌として扱ったので、史書とします。平凡社ライブラリーで『山海経中国古代の神話世界』となるべくキャッチーにしようという努力のタイトルになってます。　北山の神、狍鴞と鉤吾の山、犰狳はこの本が出典です。　記載していることも距離も何もかもがデタラメの迷信めいた本とされています。しかし、伺い知れるルールも垣間見えます。　山経は中原からみた異界ですが、しかし彼らの文明圏であると思われます。人づてにこと、そして渡り歩く巫女や巫覡の言葉だったのではないか、というものです。　海経は彼らの文明圏の外、いわば『外国の蛮人たちの姿』です。山と海の描写を見ていると成立の違いを感じます。それがまとめられて山海経となったのではないでしょうか。　今回、使うに当たって北山の山々それぞれ特産物と川の方向、距離を書き出しました。摩訶不思議な動物たちは無視して、です。面白いことに、川はたいがい西へ流れてました。北山には太行の名前もあり、太行山脈と無関係ではないでしょう。また、黄河の河曲の東に位置していたと考えれば、晋の領域北部にあったのではないかと、推測しました。距離はもうありえない長さになります。特産物にニラやニンニクが見受けられ、この中華を代表する香味野菜はこの時期、野生のものを採取していたのではないでしょうか。この書き出しはほとんど作品に使われてませんが、立体的な理解につながった気がします。 ●演出補助　①書経　いわゆる、虞書、夏書、商書、周書、をひとつの書物にしたものです。公族大夫のお勉強に活躍しておりますね。春の初手書経に関してはマジ申し訳ないと思い、なんども文章を削るか簡略化することを考えたのですが、彼らの世界観と日常を消すことできず垂れ流してます。　また、文言に使うこともあればサブタイトルにも使いました。左伝より活躍しましたし、調べている方も楽しかったです。　これらは思想書ではなく、左伝より古い時代の記録書というていです。本当にこんなことを記録していたかはわかりませんが、現代人からすれば一種の国家物語として読めるので、古代の息吹を感じたい方は手に取るのもよいかもです。　使ったのは筑摩書房版。　　　②詩経国風　春秋時代の詩集です。これも各国ごとになっており、『衛風』『唐風』（晋のこと）のように分かれております。国ごとに特色も違い、秦はやはりちょっと素朴ですね。晋は色っぽさないです。軍事国家はこれだから。春秋左氏伝内でも引用されて会話に使われております。その時、皆、自国以外の詩も平気で使うんですね。あの時代の貴族、各国の詩を全部覚えているんだぜ……やべえ。　作品内では時折口に出してますが、なんといってもサブタイトルで大活躍しています。秋はすべて詩経から恋愛詩をメインに使いました。ザッピングだけで死にかけました。　使ったのは筑摩書房版です。　③漢語林　高校生のときに必須で買ったやつ。お前がいないと俺は生きていけない。暇なときに適当にページ開くだけで幸せにしてくれる。あと、父の仇〜完結記念に自分へのご褒美で漢辞海も買いましたので２つを比較しながら漢字などの意味合いが作品に関わる時に使ってました。　欒黶の諱、黶は見慣れない文字ですが、ほくろの意味です。どこか目立ったところにほくろがあったのでしょう。こういう名付けの仕方は左伝にも見受けられます。　が。　匄は欲する乞う、から転じて乞食の意味もあります。ナンダコレ！？　古代の諱のつけかたルールは現代人にはわからないのであまり考えないようにしてます。郤缺も『欠ける』ですし……。　④中国古典名言事典　春秋時代から近世にいたるまで、とにかく古典の明言を集めた辞典、講談社学術文庫。基本的には『あ～いい言い回し無いかな！　ちょっと教えてよ！』という時に使っているのですが、今回も字引です。サブタイトル字引でした ●参考資料　①諸子百家の事典（江連隆）大修館書店　春秋戦国時代の華、諸子百家を一つに集めて調べることのできる事典で、諸子百家総合本としては抜きん出ています。　今作では、八卦、五行、陰陽の考え方や発想などを大変参考にしました、功労賞です。諸子百家が花開いたのは戦国期なので思想そのものや言葉のほとんどは使えないのですが、春秋時代からある発想を噛み砕くため、なにより私が、苦手とする印象学に慣れるため、大変お世話になりました。　本そのものは、諸子百家入門書の最上級でありながら、各思想を俯瞰的に比較できるすぐれものです。　私の愛読書でもあります。論語、孟子、荀子、墨子、荘子、韓非子、孫子、孫臏兵法くらいしか持ってないので、他の思想をざっと確認したい時に便利だし、百家だけでなく各諸子の説明もありますし、なにより面白い楽しい面白い。中国史は諸子百家が入口なのですがこういった『道案内本』は本当に貴重です。　　②中国社会風俗史（尚秉和/秋田成明訳）東洋文庫　相変わらずの功労賞。礼の作法、食事の作法、人が死んだ時の作法、とにかく困ったときはコレ！　でした。登場人物は小説の中で生きているわけですから、生活があります。なるべくプライベートは書かないようにしておりましたが、どうしても生活というもの、その時の作法を書かないといけません。わからなくてもそれっぽく書かないといけません！！　そのような時にこれ。そのものじゃなくても近いものを参考にする、そのものもある！　お酒の飲み方などもこちらでしたよ。　③貝塚茂樹著作集　東洋学、古代中国や通史含めた研究家、貝塚教授の著作集のうち『中国の古代国家』と『中国古代の伝承』（中国の神話）と『中国古代の精神』を使用。　この作品を作る前に著作集にある中国の神話が文庫になったので、使いやすいこちらも利用。人懐こい山神、人に冷厳な天。通常の著作集でも贄の考え方など、祭祀的な考え方を様々に参考にいたしました。　私がこの時代に興味を持って初めて読んだ一般向け専門書が貝塚教授の『中国文明の歴史２春秋戦国』だったため、刷り込み雛のように参考にしています。貝塚教授のファンだから著作集全十巻を買いました。死んだ後は図書館に寄贈するよう遺言書作らなあかんなあ。　ちなみに貝塚教授は京大教授でしたが、父親の小川琢治も京大教授です。貝塚教授のお兄さんは東大教授で、すぐ下の弟二人は京大教授。そのうち一人はノーベル物理学賞をとった湯川秀樹です。やべえ一族っす。　　③中国古代の生活史（林巳奈夫）吉川弘文館　主に墓、家などを書くときに参考にしました。が、他にもめっちゃあるんです、発掘品を元に天下の林先生が丁寧に説明してくれている良書。うっかり読みふけらないようにするため、調べること以外は読み返さないようにしました。あとあんまり参考にしてしまうと小説内で一部だけ浮き上がるように詳細な情報になりかねないな、という。　④金文の世界（白川静）東洋文庫　漢字に祭祀の意味があるというアプローチで有名な白川静の金文にある文字を延々説明した本。　冬の道祖への祀りを参考にしました。こういった、祭祀系ではトップで、当時の民俗学的な発想の足しにしてます。ただ、私は先に貝塚発想に触れてしまっており、補佐的に使いました。　漢字が好きな人は読むのがいい。言葉は力があり、文字はその源です。そんな思いが強くなります。物体だけではなく行動や味、心の動きまでひとつの文字にしていった民族はなかなかいないのではないでしょうか。　⑤中国の神獣・悪鬼たち: 山海経の世界（伊藤清司）東方選書　山海経の資料といえばこれです。山海経がどのような位置で、異界の動物たちはなんだったのか、というものを学術的でありながら一般人向けに記載されてます。　どの動物を出してどの厄災にするか、複数出すか。冬の章を考えていたときにだいぶ読み込みました。　日本で流布している山海経は前述の平凡社ライブラリーですが、翻訳だけを書いているので、この本はなんなんだ！？　という混乱するあなたにオススメ。　龍や麒麟など、人にとって都合の良い飼い慣らされた瑞獣以前を楽しめる入門書です。　⑥科研シンポジウム「古代中国の祥瑞文化と図像」　このタイミングでシンポジウムあ゙り゙がどゔ〜〜濁音感謝声。　2023年12月17日、朝日杯フューチュリティステークスと同日に開催されたシンポジウムです。競馬場にWiFiあって良かったな！！　この講座では、五行と麒麟、梟、井戸、白鐸の四点でした。特に墓と関連した梟と、井戸（日常であり異界への穴）は資料としても考え方としても、大変助かりました。冬の章の助けになりました。　今年は国際シンポジウムらしいです。ネットでの視聴ですし、日程はまだわかりませんが丸一日お時間あればぜひに。瑞祥文化を特化して研究しているというのも、なかなか素晴らしいです。なぜなら、日常に最も近い非日常です。　⑦中国人の宗教（マルセル・グラネ/栗本一男訳）東洋文庫　欧州中国研究といえばフランス。と思ってる。東アジア圏の洗礼を浴びていない研究家なので、儒学思想などの臭みがなく、新鮮な発見もあります。この時代の精神的なイメージや、住居や貴族の参考にしました。天地の考え方、祖霊の位置なども補佐的に参考にしてます。ただ、東アジア圏の方ではないので、近世にある宗教と古代の別のものが何故か繋がっていたりしていて、惜しい！とはなります。これは感覚なのでしかたなし。　⑧バッタの大発生の謎と生態（田中誠二他）北隆館　蝗害について調べるため、延々読みました。蝗害は日照りとセットでして、日照りで草の群生地が減り、常は単体で生きてるバッタが群生となった時に、変化してしまうものです。色味などが変わり、体に毒性も帯びてしまうそうで。　山海経には日照りの動物もいて、これも出そうかと話を考えましたが、蝗害、狂った道祖神ときて日照りとくると季節も合わずとっ散らかってしまうのでやめました。　実際の蝗害の様子も動画がありますので、参考にしました。いまだ、例えばアフリカには蝗害もあれば住血吸虫症もあります。古代の猛威はまだ世界中で現役です。　⑨ギリシア宗教発展の五段階（ギルバート・マレー著藤田健治翻訳）岩波文庫　ヘルメスが原始宗教時代では道祖神であり、その無機質な境界神の権能や性格を詳細に述べているため、その部分を参考にしました。東アジア古代の道祖神そのものについての言及が少なかったのと、本質的な役割は同じものだと思われたため、当たらずとも遠からずだとは思います。　原始的なギリシア宗教からホメロスによる擬人化を経て私たちも知るギリシア神話になる過程などを述べた本を翻訳した………極めて難解な本。昔の人が書いているので、神々の名がギリシア発音直輸入であり、例えばゼウスはヅェゥスである。また、学者の直訳なので何が言いたいのかわからないことしばしば。日本語として通じない。私も読了できてません。　⑩竹書紀年（中国哲學書電子化計劃）　春秋戦国時代、魏の史書と言われる本で、逸書です。断片的に他の本への写しがあるため、一部が残っています。　晋の市の真ん中で兎が踊っていた、青い虹が出たなどが記録されており、こういった『現代では与太だけど当時にとっては真面目な事実』を史書の人物と絡めて書きたいと思ったきっかけでした。　士匄の文言で大活躍の易経は、六十四卦のサイトを大量に参考にしました。印象学のプロフェッショナルの説明が一番必要だったのですが、本だと『読者への占い』が多いため、データベースとしてサイトを頼りました。新釈漢文大系の易経だと、読み物として面白いですが、字引として活用に時間がかかると判断しました。普通に読みたいですね。　他にも細々ありますが、代表的なものを。バッタの本はさすがに買いましたが、他の本は手持ちです。過去の自分の道楽に生かされている。　お付き合いありがとうございました。　
2件のいいね
2024年7月26日
青春怪異譚、第一話改稿
どうしても我慢できなかった青春怪異譚の第１話改稿しました。足切りシーンはひとまずリストラです。第一話、第二話の敷居の高さは自分でも自覚していて、もっと情報を抜けと。全話通して、春秋時代をさほど強調しなくても良いと思ったので、そのあたりを改稿します。第一話、私一人では崩せなかったので、昔から私の作品に一ミクロンも興味を示さない友人に「ここわからない」「この文章なんでいれてるの？」と突っ込まれながら書き換えました。二話や六話あたりが、春秋時代とは！　という気負いが強いので、壊して抜いて、風通りよくしたいと思います。冒頭足切りはインパクトあるのですが、あれでもっていきすぎていると（人様の反応から）思ったので、ひとまず止めました。春の祟りだけでもブラッシュアップしてしまいたいものです。
4件のいいね
2024年7月24日
お疲れ私
日々、体力を取り戻そうとしております。終わって数日なのに、ダラダラサポ限の後書きを書いていました。サポーターになって下さる方がおられるのか極めて不安及び不審で不信ですが、もし読みたい方がおられたら、よろしくお願いします。しばらく長い小説は書かない予定です。漫画を描きたいのです。 skebでの依頼受け付けはしますので、個人的に楽しみたい方はそちらからご希望ください。ツイッター（X）にリンクを貼っております。それはそれとして、参考文献一覧を近況ノートに出す予定です。こういうのは、自分への供養みたいなものと、一緒に楽しんだ相棒の紹介ですので、あまり深く考えず気楽にご覧頂くと嬉しいです。企画小説が色々動いているようなので、そういったのに傘下してみたいです。
8件のいいね
2024年7月24日
青春怪異譚の歴史オタク的な後書きもしくは設定楽屋裏（サポ限）後半
サポーター限定