概要
実家に遺した【親友】の死。私の人生は、充実という名の【空白】だった。
東京で仕事に没頭する29歳の可奈のもとに、実家の母から一本の電話がかかってくる。それは、少女時代を共に過ごした「エリ」の死を知らせるものだった。
帰省し、エリの遺骨を前にしても、涙一つ流せない可奈。中学、高校、上京...と自分の人生を謳歌する中で、可奈の心にはエリの居場所はいつしか無くなっていた。
しかし、両親の献身的な介護の様子や、母からもらった「エリの骨が入ったお守り」を通して、可奈は気づく。自分はエリから一方的に愛と存在意義をもらっていただけだったと。
自分が失った「大切な何か」と向き合い、人生の価値観を見つめ直すヒューマンドラマ。最期に会えなかった親友へ、可奈が伝える「ありがとう」の形とは。
帰省し、エリの遺骨を前にしても、涙一つ流せない可奈。中学、高校、上京...と自分の人生を謳歌する中で、可奈の心にはエリの居場所はいつしか無くなっていた。
しかし、両親の献身的な介護の様子や、母からもらった「エリの骨が入ったお守り」を通して、可奈は気づく。自分はエリから一方的に愛と存在意義をもらっていただけだったと。
自分が失った「大切な何か」と向き合い、人生の価値観を見つめ直すヒューマンドラマ。最期に会えなかった親友へ、可奈が伝える「ありがとう」の形とは。
いつも応援ありがとうございます。これからも素敵な物語をお送りできるように努力いたします。
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