テスト

こんな学校だったら、試験はもちろん、毎日がサバイバルみたいになりそうです。

みんな個性豊かで、どこにターゲットを絞るか迷うだけでなく、常に予測できない事態が起きてそう。でも、逆にこういう環境だと、成長する面も多いかもしれません。

自分のペースでやるべきことをやりつつ、周りに振り回されない強さがつきそうです。

　選考ありの自主企画にエントリされていたので、結果発表を待ってからのレビューとなってしまいましたが、特別賞を獲るのも当然、今、全力で推せる方です。

　この方の作風を嫌いな方なんていないのではないでしょうか？　ひじょうにしっかりとした文章なのに中身はお笑い。
　いい意味で、万人受けをする方です。

　カクヨムの中の人いわく、注目するのはコメントレビューの多い作品、そして熱いコメントレビューの多い作品は必ず面白いとのこと。
　本作はまさに、「その言葉、なるほど」と思わせてくれることでしょう。

「何か読みたい、誰の作品がいい？」
　と訊かれたら、わたしは迷わず、この方を推します。
　バカしか…続きを読む

試験監督の先生までがホンワカ優しい



オカンの中学は進学校でテストのとき男子の半数がトイレへ

明らかに集団カンニングだとわかっているのに

それを許す担任の女先生もまた

こんな気持ちやったのかな？

あの頃は大きな心でいられんかった



それにこのクラスには誰一人として

優秀な生徒がおらんというところが笑える

おもろい生徒たちや　楽しい

とりあえず起きろ、阿久津！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（304文字）

コミック感覚で視点が次々とスライドしていくところが楽しく、読んでいて爽快感があります。

そして、人物それぞれの思惑も行動も、どれもこれも面白かったです！
個人的には、策士メガネの江原くんがお気に入りでした。
もちろん、もともと私がメガネキャラが好きだからって理由だけじゃないですよ！

気軽に楽しめる作品でさので、みなさまにも、是非その目でご体感いただきたいです。

拝読しました！

テストをここまで頭脳戦に描けるのってすごい！
ただの教室がまるで三国志の赤壁の戦いのような雰囲気に……
思わず笑ってしまいました。面白かったです！

舞台は３年Ｂ組のテスト時間。

各生徒が一斉にテストに取り組むのかと思いきや、繰り広げられたのはいかにカンニングを遂行するかというカンニングバトルでした。

各キャラクターが個性的で、クスッと笑えて応援したくなるような愛嬌があります。
メガネの江原くんが特に好きでした。

数珠つなぎで各生徒たちに視点が当てられていくのですが、最後に先生が俯瞰してそれを見る例えが特に秀逸です。

楽しく笑える作品なので、ぜひ一度読んでみてください。

テスト開始から物語ははじまります。
謎の自信があった阿久津。なにもわからなくて寝始めます。
そんな阿久津をカンニングしようとしてた伊藤は呆然。そんな伊藤をカンニングしようとしてたハイエナ上原……

こんな調子でカンニングの連鎖が続いていきます。キャラが立っていて実に面白い……！

そして担任の渋沢玲子先生もまた、面白い。

兎にも角にも面白いから読んでみて！！！！
短編なのですぐに読めるのも魅力です！！