リスと陽だまりの窓辺

海(マリン)はクッキングスクールで働くしっかり者。
そんな彼女に惚れた駿太郎は、医大卒だが働きもせず、いつも海にくっ付いて離れようとしない。
しかしある日、駿太郎は姿を消してしまった！
彼はスマホを持っていないために、連絡の取りようもない。
その彼の失踪について、海と駿太郎の妹・紀子は思い当たるふしから探っていくことに……。

駿太郎の失踪の謎を解いていくミステリ仕立ての本作。
一話ごとに、海と駿太郎の過去が明らかとなり、段々と真相に近づいてくるような展開は、読んでいてすごく面白いです！
また、登場する個性豊かな人物たちの描写は、謎解きのヒントとしてだけでなく、物語の世界をより深いものに感じ…続きを読む

この物語の登場人物、それぞれの正義があって、それに基づいて行動しているように思えるんです。

誰が悪いとも言えない。
だから、余計につらいです。

知らなかったことへのショック、一人で頑張ってきた強さと寂しさ。それらが、うまく重ならない。もどかしい。

でも、文体はとても軽やかなんです。
だからこそ、胸が苦しくなるのかもしれません。

この何とも言えない軽さで味付けをされた重たい切なさがどこに向かうのか。

追いかけたくなる物語です。

リスの人形“ルーディ”の失踪から始まる、日常系ミステリーがとても魅力的でした。
登場人物たちの会話が自然でテンポもよく、くすっと笑える中に「え、これ続くの？」というワクワク感がしっかり残ります。

『続　リスと愛の溢れる窓辺』は、ちょっと不思議で、ちょっと騒がしくて、でもとても温かい日常ドラマです📖✨

物語は、窓辺にいたリス“ルーディ”がいなくなったことをきっかけに、日常の中に潜むちょっとした謎と感情の揺れを描いていきます🕵️‍♀️🐿️

人間関係は面倒でも、そこに愛とユーモアがあれば乗り越えられる😂💘

窓辺のリスが消えた日、愛とユーモアに満ちた日常が少しだけ揺れ始める――笑って癒される物語をぜひ味わってください💞🏡