“いくら丼を食べる”だけの話に見えて、だからこそ欲望の焦点がぶれず、読者の期待もまっすぐ引っ張っていくのがうまいです。最終日に品切れしたらどうしよう、という焦りだけでここまでテンションを作れるのは強い。日常の小さな執念を、ちょっとした冒険みたいに読ませるタイプで、短編らしい切れ味がありました。飯テロ系の軽さと必死さのバランスが良いです。
イクラを高級品ではなく、ひとつひとつの命と捉え、節約に励みながらも人の心諸共失うこともなく、そうして得られたいくら丼もニンゲンの子供達の腹に消えていく。シロクマのお母さんにも通じる、あまりにも尊い光景こういう心を失いたくないし、失ったならさっさと拾い直しに行きたくなるお話です
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(57文字)
もう一杯いくら丼をあげたくなる悲しさと温かさが共存した作品です
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(25文字)
ちょっと貧乏なお姉さん。頑張って節約し、お金をためて。やっとのことで訪れた高級店。頼むのは評判のいくら丼。でも、ことはそう簡単には運ばなくて……。見る人によって解釈が分かれそうな素晴らしい一品です
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