概要
あなたの写真は、時を越えて未来を変えてくれるかもしれない。
高校3年生になる朝比奈 翔は、母親の小春と、2人で暮らしている。約9年前に、父親の孝之が病気で、妹の舞が事故で亡くなった。この頃から、朝比奈家の時計は止まり、深い悲しみだけが刻々と進んでいた。そんな姿を、亡くなったはずの舞が見ている。存在しない空間の中から〝かけ兄〟を見守り続けていた。
翔には、小坂慎平という親友がいる。2人共、港南高校の写真部に所属していた。そこに、1年生の中田美紀という新入部員が入って来た。きっかけは、翔が撮った写真。しかも彼女の兄は、翔の同級生で、サッカー部の人気者、中田修二だった。
ある日、翔は慎平の家で、一緒に探し物をしていた。その時、本棚からアルバムが落ちて、一枚の航空写真が見えた。舞と一緒に、ひとりの少年が写っている。しかも、事故で亡くなった日付だ。単独事
翔には、小坂慎平という親友がいる。2人共、港南高校の写真部に所属していた。そこに、1年生の中田美紀という新入部員が入って来た。きっかけは、翔が撮った写真。しかも彼女の兄は、翔の同級生で、サッカー部の人気者、中田修二だった。
ある日、翔は慎平の家で、一緒に探し物をしていた。その時、本棚からアルバムが落ちて、一枚の航空写真が見えた。舞と一緒に、ひとりの少年が写っている。しかも、事故で亡くなった日付だ。単独事
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?