没入できる練られた話

地盤をゆっくり固めていくように筋道立てられた物語の進行で、理不尽やご都合主義が嫌いな人でも読み進めるのことができそうな転生物です。

転生時には魅力たっぷりなキャラクターメイキングが演出されていて、自分も転生したい!という気持ちにさせられます。

しばらくは主人公が一人でキャラクターメイキングをしているので絵面としては地味ですが、それも安っぽさをなくす良い方向に働いています。

転生なんて展開だけぶっ飛んでて話の密度がないよ。と思っている方にもおすすめできる、濃い目の作品です。